
国内メーカーは海外でしか販売していないモデルが多数
スズキは日本で生産終了したモデルがまだ海外で現役パターンが多い
今回は主に「アメリカとヨーロッパ」で売られているバイクの中で、日本でも需要がありそうな車種を選んでみた
日本に来ないバイクの特徴
- 日本で需要がないジャンル、排気量
- 現地向けに特化
- 規制が通らない、緩い国限定で生産
ホンダ
欧米向けバイクをほぼ全て日本にも投入してくれてるので、特になしと言いたいところだけど…
ヨーロッパ向けのスクーターに魅力的なバイクがある
FORZA350

21.5kw/7500 | 31.5Nm/5250 | 185kg |
ヨーロッパでFORZA300と発売されていたバイクが排気量を拡大。FORZA350という名前になり排気量が330CCに
日本でも需要がありそうな排気量ではあるが、スクーターは250CCまでで需要を埋めてしまっているので厳しいか
250CCの排気量拡大版が日本でも増えてきてるので、将来的には可能性あり
FORZA750

43.1kw/6750 | 69Nm/4750 | 235kg |
全長2200全幅790全高1484 | シート高790mm | タンク13.2L |
NC750エンジンベースのスクーター
前モデルインテグラが生産終了して、FORZA750として復活。車体の後ろを見てもらえると分かるが、車体はX-ADVがベース
スクーター型だがツーリングを意識したオプションも豊富。
X-ADVと同じく通勤からツーリングまで楽しめるモデル
日本では大型スクーターは過剰性能すぎて需要が薄い。そしてオンオフ行けるX-ADVがいるので、こちらがシェアを取る可能性は低い
- 電子制御スロットルバルブ
- 走行モード
- トラクションコントロール
CRF450L

24PS/7500 | 32Nm/3500 | 131kg |
日本にも2019年に導入されたが、たった1年で生産終了
日本には250CCまでのオフロードバイクしか需要がないのがバレてしまった。レース用を公道用にした本気マシンだが、120万円の価格は厳しかったか
CB1000R(BLACK EDITION)

最も望まれそして来なかったCB1000Rの特別カラー
全身つやなしブラックで統一+エンジンをワンポイントで装飾。
カッコよすぎる、、
スズキ
かつて日本でも発売していたバイクが生きているモデルが多い
ヨーロッパの規制を遵守している日本と違い、アメリカは規制が緩いので生き残ってる車種が多い
イントルーダー150

空冷単気筒 | 14.8馬力/8000 | 14N.m/6000 | 149kg |
インドスズキで販売してる小型クルーザー
かつてあった50CC、125CCアメリカンの様なサイズ感
ジクサー155エンジンがベース。流線型の大型サイドカウルが少しスクーター感を感じる。ハンドル周りは完全に東南アジア好みのスクーター型
DR-Z400SM

空冷単気筒 | 40馬力 | 145kg | 10L |
海外ではオフロードカテゴリーじゃなくて、ストリートに入ってるモタードバイク
かつて日本にも存在していた400CCモタード。インジェクション化のタイミングで消えた一台
スズキはオフロードを日本に一台も出してないのでこういうバイクをもう一度と考えてしまう
DR650SE

644CC空冷単気筒 | 馬力31.6kw | 重量166kg | タンク13L |
海外メーカーの専売特許ビッグオフ、KTMやハスクバーナくらいしか作っていないと思ったらスズキもちゃんと作っていた
644CC空冷単気筒エンジン。車重166kgは超軽量
GSX-R750

水冷4気筒エンジン | 150馬力 | 乾燥?190kg | 17L | シート高810mm |
唯一の750CCスーパースポーツ。ネイキッドモデルGSX-S750は日本で売ってるのにフルカウル版がない不思議
GSX-R600のボアアップ版。エンジン的にも余裕がある750CC
来ない理由は…
650CCと1000CCに注力しているスズキは、中間排気量を埋める気はないのが理由か
ブルーバードM109R

1783CC | 水冷V型二気筒 | 92kw/6200 | ? | 347kg |
スズキのブルーバードシリーズ最大排気量。2006年からアメリカで販売
バルカン2000と違い、ちまちまとマイナーチェンジを繰り返してるモデル
カワサキ
カワサキはほぼ全て日本に導入しているので数は少ない
NINJA125、Z125


NINJA125 | 水冷単気筒 | 15PS/10000 | 11.7Nm/7700 | 148kg |
Z125 | 〃 | 〃 | 〃 | 146kg |
見たことある見た目「NINJA250SLとZ250SLの125CCバージョン」
元々125CCクラスの車体だったので「エンジンだけそのままサイズダウンした」。ヨーロッパではこちらが125CCとしてラインナップされている
CB125RやGSX-R125がいる今なら需要あり?
日本のZ125が2022年以降の販売が未定状態なので、こちらのZ125がやってくる可能性が上がった
KLX230R S

KLX230のオフロード特化モデル
軽量の樹脂製タンク、アルミニウム製スイングアームなど、KLX230より各所を強化している
2021年モデルはKLX230R Sを追加。「シート高が25mm低く」より乗りやすくなった
公道用モデルは日本で発売
J300

水冷単気筒 | 28馬力/8000 | 28.4Nm/6500 | 191kg |
カワサキがスクーターを作っていたという衝撃
ヨーロッパのスクーター需要に答えないわけにはいかないということか。ちなみにOEM
300CC28馬力、13Lのタンクと申し分ないスペック
カワサキにスクーターのイメージはない。
日本のカワサキファンは間違いなく望んでいないはず、
デザイン的には今のXMAXやFORZA250と比べると1世代前なので次のモデルに期待。フロントはNINJA250っぽい
KLX450

水冷単気筒 | ?PS | ?Nm | 126kg |
間違いなく日本では需要のないモデル。なぜならCRF450Lが即効生産終了になったから。需要のなさが浮き彫りになった…
フロントフェイスは、かつてあったKLX125に近い
KLR650


水冷単気筒 | ?PS | ?Nm | 200kg以下 |
北米では20年以上売れているロングセラーモデル。たった1度しかモデルチェンジしてないので、米国内でパーツが豊富
米軍にも採用されている実績あるバイク。他の米軍の兵器と規格を共通化する為に、ディーゼル仕様に改造されている
日本のメーカーもビッグオフを作っていたという衝撃
2022年モデル|KLR650

ボアストローク100x83mm | 209kg |
KLR650が2021年にモデルチェンジ。これで三度目
ビッグオフローダー系のバイクからアドベンチャー色をより強くした。
大型クラスにビッグオフとアドベンチャーの境界線はほぼない
シンプルな車体構成は継承。電子制御は特になく、ABSくらい
フロントライトはZシリーズと共通のライト。車体はVERSYS250Xとかなり似ている
バリエーションは3つある
- タンク容量23L
- 3つのバリエーション
- スクリーン2段階調整
- Zシリーズと共通のライト
- フロント21インチ、リア17インチ
ヴェルシス650

並列二気筒 | 69PS/8500 | 64Nm/7000 | 217kg |
NINJA650やZ650エンジンベースのアドベンチャーモデル
スポーツツアラーNINJA650自体ツーリング性能が高いモデル。
日本では難しいかなという印象
1000CCクラスはヴェルシス1000とNINJA1000を併用販売してる状態。売り上げ次第では次のモデルチェンジで導入される可能性はある
2022年にモデルチェンジ、日本に来るかは不明

バルカン2000

2053CC | 水冷V型二気筒 | 103PS/5100 | 177Nm/3000 | 340kg |
カワサキが出すアメリカ向け大型クルーザーモデル。バルカンシリーズの最高峰。カワサキ及び国内メーカー最大排気量2000CC
「巨大なガトリングヘッドライト」が特徴
2004年に発売。ここ10年はモデルチェンジもしていない模様
ZX-14R

200PS/10000 | 158Nm/7500 | 269kg |
メガスポーツの生き残りの一台。日本ではFINAL EDITIONで既に生産終了済み。規制の緩いアメリカでは2021年モデルも出ている
エンジンが現在の規制を通らないので、もう日本に入ってくることはないが、モデルチェンジすれば可能性はある。ハヤブサはモデルチェンジで継続採用が決まった
問題はZX-14Rは上位互換がいること。NINJA H2 CARBONやNINJA H2 SXなど、性能を上回るモデルが多数いるので存続は厳しい状態
>>もう一つのメガスポーツZX-14Rはどうなるのか?
ヤマハ
ヤマハは海外専売が多いので、他地域も少し含む
YZF-R125,MT-125

YZF-R125 | 水冷単気筒 | 15PS/9000 | 11.5Nm/8000 | 142kg |
MT-125 | 〃 | 〃 | 〃 | 140kg |
ヨーロッパ専売モデル。ヨーロッパは車の免許で125CCも乗れるのでやたら力を入れている
倒立フロントフォーク。高回転型で15馬力を発揮するエンジンは、可変バルブエンジン(VVA)
シート高は820mmとかなり高い白人仕様
デザイン的にはYZF-R15、MT-15とほぼ同じ、力の入れようは125の方が格段に上。たぶん値段もかなり上
日本でもホンダのCB125RやスズキのGSX-R125,GSX-S125の様に本気モデルがいるので入ってくる可能性は0ではない
- アシスト&スリッパークラッチ
XSR125

SOHC水冷単気筒 | 15PS/10000 | 11.5Nm/8000 | 140kg |
2021年ヨーロッパで発表されたモデル
外観的にはXSR155と全く同じ、多少足回りは違う
日本での発売を待望されているモデル。40万円以上の原付2種が売れている今なら可能性はある
問題は日本円で「約68万円」
ヨーロッパ生産みたいなので無理かな、、
BW’S

2021年にモデルチェンジしたBW’S(ビーウィズ)125
ルックスだけだった前モデルと違い本格的な仕様に。
外装にアタッチメントを簡単に取り付ける仕掛けがある
日本に入ってくる気配はない
XSR155

水冷単気筒 | 19.3PS/10000 | 1.5kgf.m/8500 | 134kg |
155CCという低排気量ながらXSRらしさを感じるデザイン
レトロなパーツやシートの形状が、上位モデルと同じような位置。
唯一違うのはエンジンガードを付けてマフラーが見えない
倒立フロントフォークなど、各所に力が入っている。ベースはMT-15のVVAエンジン
海外専売モデルながら、日本では比較的多く流通しているモデル
FORCE2.0

マジェスティーS(SMAX)の兄弟機が2022年にモデルチェンジ
昔からいるもう一つのマジェS。日本には入ってこない。
スペック的にはほとんど同じだが、よりスポーティーさが強め
XMAX400

24.5kw/7000 | 36Nm/6000 | 210kg |
日本で発売しているXMAX250の400CC版
日本では車検がなく、価格、サイズ的に丁度いい250CCまでが人気。ヨーロッパではTMAX560を始め、もう一つ上の排気量がシティーコミューターとして支持されている
XMAX400は排気量を拡大したモデル?重量が大幅に上がっているので、専用エンジンの可能性が高い
400CCの排気量に対応させるため、マフラーがかなり長くなっている
WR450F

エンデューロレース用バイク
ヨーロッパ、アメリカでは450CCオフロードもある。でも絶対に日本に入ってこないバイク
理由はCRF450Lが即生産終了になったから
2021年の変更点
- ALL NEWシリンダーヘッド
- フレーム見直し
- サスペンション調整機能を強化
- Multi-Function エンデューロメーター
トレーサー7

直列二気筒 | 54kw/8750 | 68Nm/6500 | 196kg |
MT-07の派生モデルのアドベンチャー。ハンドルガードからロングスクリーンまですべてのデザインが素晴らしい
YZF-R6,R1の様にライトをカウルの下に隠す手法。スポーティーさがかなり高い
MT-07エンジンベースなので見た目以上にマイルド。トレーサー900が好調なので入ってくる確率は低い
2021年モデル|トレーサー7


2021年モデルからは名前がトレーサー7になった
性能や外観は変わらないが、ツーリングに強いパッケージが登場。快適な装備が追加された
>>トレーサー700は何故日本で発売されないのか|考察
XSR700トリビュート

オンオフ行けるいわゆるスクランブラー。海外メーカーは当たり前にある
日本ではかつて沢山あった「250CCストリート系バイク」に近いコンセプト。ダートトラックレース系のバイク
上半身だけ見るとXSR700っぽい見たい目。でもマフラーは思いっきり伸ばして上に勝ちあげ
ブロックタイヤ、フロントサスペンションもクッション性が高そうな見た目
ハンターカブ、ADV150が好調なので、将来的に日本でも増えていきそうなジャンル
テネレ1200

並列二気筒 | 112PS/7250 | 117Nm/6000 | 257kg |
結構前からいるのに日本に導入される気配なし。一方で、日本で見る機会もあるバイク
2010年に発売とアドベンチャーモデルとしては歴史の長いモデル
1200CC二気筒エンジン。23Lのタンク容量。トラクションコントロールやクルーズコントロールなど電子制御も満載。まさに旅をするバイクの最高峰
「スーパーテネレ1200ZE」がいつの間にが「1200ES」に名前が変わっている
スーパーテネレ1200ES|$16299
- クルーズコントロール
アクセルを回さずに速度を維持 - 前後電子制御サスペンション
- 走行モード2種
- トラクションコントロール
- センタースタンド、ハンドルガード、ラゲッジマウント
スターベンチャー

1854CC | 空冷V型二気筒 | ?馬力 | 107Nm/2500 | 437kg |
アメリカ専売モデル。どうみてもハーレーやホンダのゴールドウィングの対抗モデル
オーディオやナビを搭載。「1854CCV型二気筒空冷エンジン」。ゴールドウィングの水平対向6気筒と全然違うエンジン思想
こちらの方が超大排気量クルーザーらしいエンジン構成
他にも1500CCを超える超大排気量クルーザーがアメリカ専売モデルとしてある
- フルLED
- オーディオ搭載
- スピーカー
- DCソケット
- 可変スクリーン
- スリッパー&アシストクラッチ
- 走行モード

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