乗り換えたいオフロードアドベンチャー「XL750トランザルプvsVストローム800DE」を比較する

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2023年、日本メーカーが本格的にオフロードアドベンチャーを攻略開始。

2021年後半から、ミドルクラスオフアドベンチャーがどんどん増え続けてます。

あのハーレーですら「パンアメリカ(1250CC)」を投入し、参戦してきたジャンル。

  • ヤマハ:テネレ700
  • ホンダ:XL750トランザルプ
  • スズキ:Vストローム800DE
  • カワサキ:KLR650?
  • KTM:790、890アドベンチャー
  • DUCATI:デザートX
  • ハスクバーナ:ノーデン901
  • モトグッチ:V85TT
  • BMW:F850GS
  • トライアンフ:タイガー900
  • アプリリア:トゥアレグ660

激戦区の中にホンダとスズキが参戦。もっとも人気と実績を持つ「ヤマハ、テネレ700」を脅かせるのか楽しみなバイクです。

超大排気量が主戦場のジャンルですが、日本の環境を考えたら一番最適なバイク達かもしれません。

現代のオフ車=オフロードアドベンチャー

現在、日本には公道用オフロードバイクは「ホンダ、CRF250L」1台だけしかいません。

色んな要因はありますが、海外では完全にオフロードアドベンチャーが、オフ車代わりになったのが大きいです。

インスタで車種名調べてみてください。林道でやりたい放題の海外投稿を見れます。

  • フロント19インチ、21インチ
  • ブロックタイヤ+スポークホイール
  • 水冷二気筒エンジン
  • ロングストローク前後200㎜以上
  • 高い最低地上高

オフアドベンチャーの特徴はこんな感じ。前後17インチだとオンロード特化(スポーツツアラー)です。

これに長距離を快適にする装備まで詰め込んだのが、オフアドベンチャーです。

  • 長距離をこなす高い馬力、トルク
  • 最上位モデルより軽い(200kgちょっと)
  • ロングスクリーン+ガード類
  • リアキャリア
  • 電子制御「トラコン、クルコン、IMUなど」
  • 大き目のタンク

250CC公道用オフロードバイクでは解決できない「馬力、航続距離」をクリアしたバイクです。

ミドルクラス実績最強・テネレ700

ミドルクラスで最もオフ性能高いバイクは「テネレ700」です。性能、世界を走破した実績をすでに持ってます。

ヨーロッパヤマハ公式レース

  • モロッコ砂漠チャレンジ
  • ギリシャ:ヘラスラリー
  • チュニジア砂漠ラリー
  • トルコ:トランスアナトリア

オフロードアドベンチャーは専用レースを開催し、実績勝負みたいなことになってます(海外)。

XL750、Vストローム800DEもしっかり研究して、完成度上げてきました。

スペック

全長23252345
最低地上高210220
シート高(mm)850855
重量(kg)208230
エンジン水冷二気筒ユニカム水冷二気筒DOHC
馬力(PS)91/950082/8500
トルク(Nm)75/725076/6800
燃費(km/L)22.822.6
タンク(L)1620
ストローク量(前、後)200,190220.212
タイヤ(前、後)21.1821.17
本体価格(円)12650001320000

この二台、オフロードアドベンチャーという共通点以外は、少し方向性が違います。

  • XL750:ガチオフロードアドベンチャー
  • Vストローム800DE:オンオフアドベンチャーのミドルクラス版

単純に軽量軽快を求めるならXL750。アドベンチャーらしい万能感を追求したVストローム。

一つ言えるのは、どちらもいい装備積みまくってます。

共通装備

  • 水冷二気筒エンジン
  • 21インチのアドベンチャータイヤ
  • スポークホイール
  • ロングスクリーン
  • 電子制御スロットル+走行モード+トラクションコントロール

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XL750のメリット

ホンダらしくしっかり特化させてきました。テネレ700のライバルです。

  1. 軽量なオフロードアドベンチャー
  2. オンロードにも強い新型エンジン
  3. 電子制御持ちのオフアドベンチャー
  4. ガチオフロード性能

208㎏の軽量オフロードアドベンチャー

XL750最強の強みは、208㎏しかない重量です。オフロードバイクは軽さが正義。

「大型は180キロくらいからあるじゃん」

オンロード、オフロード性能+快適装備+電子制御まで積んだバイク、この重量でまとめてるのが素晴らしい。

  • ガチオフ装備:ロングサスペンション、大型ブロックタイヤ、細身な車体
  • アドベンチャー装備:ロングスクリーン、USB、リアキャリア、ETC2.0、オートキャンセルウィンカー
  • 電子制御

重量だけ見て、エントリーモデルのシンプルバイクと比べるのはやめましょう。

長距離に強い新型二気筒エンジン

XL750は新型エンジンを積んでます。日本にはいない「CB750ホーネット」エンジンベース。

同じ排気量にはNC750Xがいますが、別物です。

  • NC750X:二気筒DCTエンジン、58馬力、224キロ
  • CB750ホーネット:二気筒ユニカム、91馬力、190㎏

ホンダだけが採用する、ユニカムエンジンのおかげで、軽量コンパクトなエンジンに仕上げました。

ユニカム=SOHC構造だけど、DOHCのような働きをする

ミドルクラス二気筒最強の91馬力

この新型二気筒エンジン、、めちゃくちゃ馬力あります。ミドルクラス二気筒の中でダントツです。

  1. XL750:91馬力
  2. GSX-8S:80馬力
  3. MT-07:73馬力
  4. Z650:68馬力
  5. NC750X:58馬力

ちなみに、4気筒CB650Rは95馬力です。

これだけ高い馬力を持ちながら、SOHC構造のエンジンのおかげで、トルクもあります。

電子制御持ちのオフアドベンチャー

シンプルが良しとされるオフロードバイク。テネレ700もシンプルバイク。

ですが、XL750は電子制御持ちで差別化。

  • 走行モード4種
  • パワーモード、エンジンブレーキ、ウィリーコントロール付きトラクションコントロール
  • アシスト&スリッパークラッチ
  • グラベルモードあり
    電子制御の介入度を最低限にする
  • ABSキャンセル機能
  • TFT液晶+スマホ接続あり

安全性を考えたら、今の時代トラコンくらいはあった方がいい。オンロード用としてもしっかり装備持ってます。

高い馬力と合わせて、オンロード用としても十分な性能持ってます。

ガチオフロード装備

オフロード性能もテネレに迫ります。かなりガチです。

シンプルゆえのカスタム性はテネレに負けますが、XL750は最初から完成してます。

  • ショーワ製43㎜倒立フォーク+1ポッドアキシャルマウントキャリパー
    調整しやすいガツンと効きすぎない仕様
  • ストローク量前200㎜+後190㎜
    アドベンチャーで200㎜以上はかなり優秀
  • オフロード寄りのアドベンチャータイヤ
  • グラベルモード
    電子制御の介入度最低限に。安全性を確保しながら悪路を攻めれる
  • ABSキャンセル機能
    リアスライド可能。ガチ勢用
  • 最小回転半径2.6m
  • 最低地上高210㎜

ほぼテネレ700と同じ足回りを持ってます。もちろん一つ一つは少し負けるけど、、ホンダはオンロード走行も忘れないから仕方ない。

唯一物足りないのは「XL750はマフラー低め」

ここだけは悪路より、サイドバッグの積載性を優先させた印象です。

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Vストローム800DEのメリット

Vストらしい万能感を持ってます。

  1. オフロードアドベンチャーのVストローム
  2. 長距離に強いスポーツツアラー
  3. Vストシリーズらしい最初から全部載せ

オフロードアドベンチャーのVストローム「DE」

Vストロームと言えば二気筒オンロードが多かったですが、Vストローム800DE含め、スズキは一気にガチオフロード特化にしてきました。

  • VストロームSX
  • Vストローム800DE
  • Vストローム1050DE

たった1年で、3台もオフロードアドベンチャーが追加されました。

その中で、新設計の800DEは特にオフロード思想強め。

  • 前21インチ、後17インチのセミブロックタイヤ
    後ろ17インチでオンオフバランス型の印象強め。
  • 倒立フロントフォーク+アキシャルマウントキャリパー
    ガツンと効きすぎない仕様
  • ストローク量前220㎜、後212㎜
    実はテネレ700以上のストローク量持ち
  • ABSキャンセル機能
  • グラベルモード
    電子制御の介入度最低限に
  • ローRPMアシスト
    発進時、低速走行時の回転数をサポート。エンストしにくくするスズキ独自機能。
    悪路で力を発揮するかも?
  • エンジン周りをサブフレームで覆う

かなりガチな足回りを持ってます。エンジン周りをフレームで覆ってるので、かなり頑丈だと思います。

それだけに230㎏もあるのがもったいない、、、。

長距離に強いスポーツツアラー

Vストシリーズのコンセプトは「スポーツアドベンチャーツアラー」。オンロードにもこだわります。

超大排気量アドベンチャーコンセプトのミドルクラスバイクが近い表現です。

  • タンク20L
    テネレ700、XL750より4L多い
  • 800CC新型二気筒エンジン
    スズキらしいトルクフルエンジン
  • スズキインテリジェントライドシステム
    走行モード+トラクションコントロール
  • クイックシフター
    楽な操作で長時間走行を楽にする

オフ特化な足回りに対して、ビッグタンクを持ちです。航続距離を捨ててないので、ツアラーとしてもかなり優秀。

航続距離400㎞以上あります。

トルクフルな新型二気筒エンジン

Vストローム800DEも新型エンジンを採用してます。

  • 82PS/8500
  • 76Nm/6800
  • 燃費22.4

XL750より馬力は劣りますが、より低い回転数からエンジン性能を発揮します。

そして「クロスバランサー」で振動対策もばっちり。今の時代エンジンの振動はインプレにもなりません。

270°のクランクを使用しており、心地よい鼓動感で、低回転域から滑らかで扱いやすい出力特性と、高回転域までスムーズに吹けあがる絶妙なバランスに仕上げた。

超低速域でも粘り強いパワーを発生し、ワインディングロードからグラベル路での高いコントロール性を発揮。

Vストローム800DE公式

クイックシフター持ち+トルク型=長距離楽です

Vストシリーズらしい最初から全部載せ

Vストシリーズと言えば、後付け不要の全部載せ仕様が特徴。

  • ナックルカバー
  • アンダーガード
  • TFT液晶+アクセサリーバー
  • USB
  • リアキャリア

XL750は標準装備ではないものがいくらかあります。軽量感を優先させてるせいですね。

Vスト800DEは、サイドバッグとボックス付ければ旅バイクの完成です。

逆にVスト800DEはETC2.0標準ではありません

マフラーに干渉する?

Vスト800DEは、マフラー側にサイドバッグは厳しいです。オフロードらしいかち上げマフラーなんで。

純正のサイドパニアを取り付けましょう。

バイクキャンプで非日常を楽しめるバイク達

オフロードアドベンチャーは、バイクキャンプで力を発揮するバイクです。

  • 積載性最大限活用できる
  • 荷物を積んでもバランスを維持できる「エンジンパワー、車体剛性」

遠くへ行って、キャンプを楽しみましょう。アドベンチャーってそういうバイクです。

有名なツーリングスポットって、結構キャンプ場ありますよ。(阿蘇山、四国カルスト、北海道、、)

ヘルメットもオフロード系にしてガンガン進んでいきましょう。

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似て非なるものXL750、Vストローム800DE

オフロードアドベンチャーを比較しました。

重量というデメリットを認めて乗るなら、XL750、Vストローム800DE、テネレ700はオフロードバイクの弱点を克服したバイク。

  • 250CCオフは馬力が足りない
  • 250CCオフは航続距離が足りない

ミドルクラスはその二つを克服したオフロードバイクです。ダートしか行けないのかもしれないけど、そもそもオフ車乗りも全く林道行かない人多いよ。

旅の途中で、ふらっと道を外れる使い方で行きましょ。

ここまでオンオフ性能を持ちながら、快適装備も電子制御も惜しみなく載せるって贅沢なバイク。

正直、日本の環境を考えたら最適な排気量です。買いましょう。

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