冬のバイク乗りの服装ガイド【バイク通勤歴10年以上】

冬はバイクの天敵。走れば走るほど手足が冷えていく。ですが、近年冬の服装も充実してきてます。

  • 私服に近いジャケットが増えた
  • 電熱が増えてきた

通勤で真冬でも毎日乗ってた経験から、冬のバイク乗りの服装を考えました。

RSタイチ率高めです。おしゃれな服装+冬の防寒を満たす、相性のいいアパレルメーカーです。

レザー系ファッションより防水防寒なカジュアル系が快適になる

正直、多少は妥協しないと長時間走行は難しい。参考にしてください。

時速60km/hで体感温度は-10度になります。朝0度だった場合、体感気温は-10度。

体が冷えると血液の循環が悪化し、酸素や栄養が体内に効率的に供給されなくなります

冬のバイクは常時マイナス気温の世界です。

通勤メインのバイクファッション、周りと同じ服の厚み、暖房効きまくった室内前提の考えです。バイクオンリーなら重ね着しまくるのが最強

冬のバイク乗りの服装:電熱がおすすめであり最強

まず冬のバイク乗りの服装は結論出てます「電熱アイテムを揃えるのが最強」。

バイクは風を受けて進むので、どんどん熱が奪われます。逆に、熱を受け取る手段は電熱しかない状態です。

どれだけ激しく走っても、バイクは熱を生むような運動にはなりません

  • 電熱グローブ
  • 電熱ネックウォーマー
  • 電熱インナーベスト
  • 電熱インナーパンツ

冬用バイクグローブは電熱が最強

グローブは電熱が最強の防寒対策です。ずっと手を曲げてると血行が悪くなり冷えていきます。

これを解決するのは普通のグローブでは無理です。もしくは、、

  1. ショートウィンターグローブ+ハンドルカバー
  2. ロングウィンターグローブ
  3. グローブ+ナックルガード

冬にショートグローブはあまりおすすめしません。
隙間ができやすく、ジャケットの中に風が侵入しやすくなります。

でもバイクへの乗り方次第なんで、持ってて損はないです。昼は暖かい日も多いですから。

グローブは季節ごとに使い分けましょう。

電熱グローブが必要になるのは約1時間後

手の感覚が消えていく、寒すぎて辛い領域は「30分~1時間」の間に起こります。

手先の血行が悪くなる時間です。

・30分以下:ショートグローブ~ロンググローブ

・一時間以上:ロンググローブ~電熱グローブ

・数時間:電熱グローブ

街中を走るのか、田舎の山奥を走るのかで体感温度変わるので、コンディションとご相談。

>>冬はコミネの電熱が最強のバイク防寒対策です。熱を受け取れる4部位を解説

バイク側の防寒対策はハンドルカバー、スクリーン

体を冷えから守る一番の手段は「壁を作って風を防ぐことです」。

後付けでスクリーンを取りつけてもいいと思います。正面からの風を防ぐだけじゃなく、ヘルメットの巻き込み風も減ります。

下からの風が大幅に減るので、冬でもジェットヘルメット+ネックウォーマーいけます

手の保温はハンドルカバー

手を守る最強防寒アイテムはハンドルカバーです。全く風を受け無くなります。

ハンドルガードでもいいですが、防風は出来ても保温効果はないです

さらに、防水効果で雨の日もレイングローブいらなくなります。

・ダサい

・手が入れにくい

・危険

ハンドルカバーをナックルガード化すると、操作性を犠牲にせずに防寒性能手に入ります。

バイクハンドルカバーは防寒に必須。でも危険【切ればいい】

冬のバイク乗りの服装でおしゃれにこだわる:マウンテンパーカー

RSJ723 | モトレック ウインターパーカ

ライダーだけマイナス気温前提ファッション、一人だけ雪国スタイルが嫌な人の内容です。

年々バイク用の服装もおしゃれになっています。メーカーの主張が弱くなり、普段着出来そうなおしゃれデザインが増えました。

・中綿

・インナー取り外し可

バイクでおしゃれにこだわるなら「ソフトシェルマウンテンパーカー」を選びましょう。

柔らかな素材でシャカシャカしないパーカーです。

マウンテンパーカースタイルは特にRSタイチが人気ですね。

電熱+ウィンタージャケットはコミネ

ウィンタージャケット+電熱が同時に手に入るコミネは、冬は文句なしのコスパメーカーになります。

防寒はコミネウィンタージャケット一択!電熱インナーと併用できる魅力を知ろう

もこもこした服装が嫌ならオールシーズンジャケット

TAICHI(RSタイチ) ソフトシェルオールシーズンパーカ RSJ730

バイク用ウィンタージャケット以外にもオールシーズンジャケットもおすすめします。

インナージャケットが薄い目なので、見た目があまり変わりません。

・ベンチレーションで調整

・柔らかいソフトシェル

・インナージャケット取り外し

・首までカバー

冬のバイクの服装はウィンタージャケットよりオールシーズンジャケット派です

デメリットはマイナス数℃クラスは限界があることですが、そこは中間着で工夫可能。

  1. 一着でほとんどの期間対応可能
  2. マウンテンパーカーが多い
  3. ベンチレーション、インナージャケットで気温の変化に強い
  4. インナージャケット取付でもこもこ感出にくい
冬のバイクはオールシーズンジャケットでOK!【雪が降らないなら大丈夫】

冬のバイク乗りおしゃれアイテム:ネックウォーマー

バイク乗り最大の弱点は首元です。ネックウォーマーはマストアイテムです。

嫌でも隙間が出来るのが首元

首元を押さえつけるバイク用ネックウォーマー、広めにカバーする物を選びましょう。

冬バイクの服装はジャケット+ネックウォーマーが基本になります。

比較表

製品名主な用途・特徴特筆点
RS TAICHI フリース フェイスマスク(RSX161)顔の下〜首あたりまでカバー。走行風・冷気を防ぎつつフィット性重視。 ストレッチ素材+ドローコードで調整可/反射素材入りドローコードあり
RS TAICHI ボア ネックウォーマー(RSX165)首まわりの保温重視。ヘルメットとジャケット間の隙間対策に有効。 内側ボアフリース/防風生地+中綿の3層構造で走行風を軽減
KOMINE USBエレクトリックネックウォーマー(EK‑304)首まわり+「暖める」機能付き。USBモバイルバッテリーで動く電熱仕様。 3段階温度調整/市販USBバッテリー対応(別売)

見栄えに興味ないなら出来るだけ厚着

ここまでの話は「出来るだけ見た目を崩したくない人向け」。

別にどう見られようが興味ないなら、中間着増やしまくるのが一番暖かいです。

アウターも中間着も中綿いっぱいで、空間作りまくるのが一番暖かい

中間着、インナーは適当でいい、アウタージャケットにこだわるべき

中間着に関しては適当です。なぜなら、室内の暖房前提のファッションを基準にしてるから。

アウタージャケットでライディングの環境はカバーし、中間着以下は暖房前提の風通し優先という考えです

・防風

・保温

・発熱

この辺りが入ってる服が最適解ですが、何度か地獄見ました。

バイクファッションは室内では過剰

アウタージャケットにこだわる理由は、室内の暖房が暑すぎるから。

中間着、インナーも保温にこだわりすぎると、この最強の寒暖差で苦しむことになる。

作業で体が熱を出しても、外に熱が逃げない、発熱効果で更に体温も上がる。汗止まらなくなりますよ

ヒートテックよりエアリズムって感じですね。

中間着は防風効果のみ

[デイトナ] バイク用 インナーウェア ハーフジップ

できるだけ発熱機能は持たない「防風のみの中間着」を集めましょう。

バイク環境と室内環境を一番中間着だと思います。ただ風を防ぐだけですからね。

アウターでしっかり守り、中は風通しのいい服を含めていく

冬のバイク乗りの服装:パンツはバイク用かオーバーパンツ

RSY555 | ウインドストップソフトシェルパンツ

バイク乗りの冬のパンツは二通りあります。

  • バイク用防寒パンツ:バイク用ライディングパンツ
  • バイク用オーバーパンツ:普段履きのズボンの上に重ねるライディングパンツ。置き場には困る

冬でもジーンズがいいならオーバーパンツ。パンツの自由度が欲しいならオーバーパンツ。

ですが、楽という意味ではバイク用防寒パンツです。

着替え、ファッション性にこだわるならオーバーパンツ

バイクに乗ってる時以外は普通のジーンズで移動したいので、オーバーパンツ派です。

単純に暑いってのもありますが、上下ともに分厚いファッションはちょっと場違い感がありますから、、。

脱ぐこと前提なんで、オーバーパンツは安物でも問題なかったり

10度前後ならレインウェアで代用可能

冬場の日中のみの移動は「レインズボン」をオーバーパンツとして使います。

ペラペラで置き場も困らないですしね。

防水=防風効果があります

欠点は、透湿性をもつパンツは風を通す。

冬でもジーンズを履く!

デグナー 本革ヒートガード付き裏フリースデニムパンツ

冬用ジーンズはちゃんとあります。やっぱりバイクと言えばジーンズですからね。

でも耐えれる温度には限度があります。

バイクマフラーが熱いならパンツで解決する【対処方法】

昔からエドウィンがライダーに愛されています。最近はライダー需要を狙った改良がされています

ズボンの隙間はライディングシューズで合わせる

靴とパンツとの隙間は冬のバイク乗りにとって致命的。なんどもジーンズの長さ調節が、上手くいかず冬使えませんでした。

もしまだライディングシューズを使ってない方は一度試してみてください。

足首が閉じられ風の侵入を防ぎます。冬にバイクシューズはかなりメリット多いです。

もっと早くシューズで合わせる発想が欲しかった、、。と思うくらい靴への侵入を防ぎます。

冬のバイク「足首からの冷気つらすぎ、、」。シューズで解決しな

靴下は厚め

バイクでショートソックスは無理です。

ジーンズの長さ、ライディングシューズの機能性、全部台無しになります。

・長め

・厚め

スポーツ用ソックス使ってます。特に理由はないですが、長さと厚みが丁度いいです。

冬のバイク乗りの服装:ワークマンのイージス

一万円以下で上下の防寒着が欲しいなら「ワークマンのイージス」がおすすめ。

防寒防水、大量の中綿入りでマイナス気温から雨の日まで対応します。今は種類もたくさん増えました。

ですが、バイク乗りの服装としてはオシャレとは言えません。

  • 服のボリュームはある
  • プロテクターはなし
  • マイナス気温に滅多にならない地域だと過剰

イージスPROを使った感想としては、防寒性能は本物ですが、少し過剰すぎるなというのが感想。

真冬の朝は快適、日中は暑い(雪と無縁の地域)

ワークマンはワンランク薄めのエアロストレッチブルゾンを使っています。

【まとめ】冬のバイクは面倒、だけどこだわれば日中は快適

冬のバイク乗りの服装についてまとめました。

冬のバイクは乗るまでの準備が必要になり面倒です。ですが、昼だけ走るならある程度手抜きしても耐えれます。

乗らないという選択肢にならないようにしっかり準備をしましょう!

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