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「CRF250L、KLX230」しかオフ車がなくなってしまった国内バイク業界。
バイク業界が盛り上がってるのに悲しい現状。
結論を言うと、、完全になくなることはない
- 自衛隊
- 警察
- 消防
災害用、偵察用として一定数需要ある。個人向けから、企業向けバイクになる可能性はある。
- オフロードバイクと完全に消えたモタードの考察をしました
オフロードバイクとは?
いわゆる未舗装路に特化したバイク。とはいえ、舗装路も走れないと意味ないので、両方こなす万能バイク。
- 悪路に強いブロックタイヤ
- 長いサスペンションで衝撃吸収性が高い
- 車重が軽く、高いハンドル位置で小回りが利く
外観が独特なので、かなり人を選びます。
オフロードバイクのメリット、デメリット
メリット
- 車体が軽い(130kg~140kg)
- 山の斜面を登るためにトルクが厚い
- フラットシートで積載しやすい
- 単気筒エンジンなので燃費がいい
他のバイクでは行けない、未舗装路を進んでいける。オフロードバイクじゃないと駄目な環境は確かにあります。
デメリット
- 初見はダサいと感じる
第一印象でカッコいいと思う人は少ないはず - シート高の高さ
ローダウン前提の高さが多い。小柄な人間バイバイ - 高速キツイ
直立な姿勢と超低速重視のトルクのおかげで馬力は控えめ。エンジンがうなる - タンク容量が少ない
約7~10Lくらいしか入らない。軽さとトレードオフ
CRF250Lが2021年に本気仕様にモデルチェンジ。とりあえず完全消滅はなくなった
アドベンチャーバイクの時代
オンオフという意味ではアドベンチャーが引き継ぐ。
現代のオンオフバイク。海外では絶大な人気。
日本でもキャンプ好きの選択肢。CRF1100Lアフリカツインは国内外で絶大な人気。
高い運動性能を確保したまま、高性能エンジンを積める優等生。
・オフロード系アドベンチャー:二気筒で軽快、ダートに強い ・オンロード系アドベンチャー:3.4気筒でオンロードを攻めれる
ヨーロッパでは各国バイク売上上位をアドベンチャーが占める
これが現代オフロードバイクの攻めです
>>ソロキャンプに向いているのはアドベンチャーバイク【おススメバイク7選】
他の長距離に強いジャンルより人気の理由
スクランブラーも可能性はある
ネオレトロ系の派生モデル。ダートに強いモデル
- ブロックタイヤ
- マフラーかちあげ
- ハンドル高め
- スポーク多めのタイヤ
このままネオレトロ系が日本でも売れて行けば、スクランブラーに日が当たる可能性はある
>>スクランブラー|何故海外にたくさんあって日本にはないのか?
スクランブラーの時代は近い?
2020年以降、レジャー用途にバイクが注目されつつある。
- ハンターカブCT125
- クロスカブ110
- ADV150
特に小型バイクのオンオフ行けるバイクが好調。日本でもスクランブラーが流行る流れは出来つつある。
逆に、オフ系が注目されてるのに「本格オフロードバイク」に目が行かないのが絶望感を上げる。
>>ガソリン代が高いならバイク免許を取ろう!スーパーカブの魅力とは?
日本もモトクロスに移行しつつある
日本もクローズドコース(モトクロスコース)で走る人口が増えてきている。
都市部に住んでる人間からすると林道に行くこと自体大変。メリット結構あります
- 都市部の周辺にもある
- クローズドコースは安全
- レンタル出来るので手ぶらで行ける
- 免許不要
どのメーカーも公式サイトに「競技用オフロードがやたら充実している」。
バイクブームで、どのバイクも買えない状態だけど、それは競技用も同じだったりする。競技用も公式サイト見ると全滅状態。
公道用が全滅したヤマハ、競技用では高いシェアを持つ最大手。日本では、個人が買ってるかは不明
無くならないがオフロードバイクは不人気
山が国土の7割の日本。しかし世界を見ればそのような国は少ない。その日本でさえ、林道はどんどん舗装されていってる。
大半の国ではフラットダート走行レベルのオフロード性能で充分
市場規模が大きい、東南アジアで不人気なのが致命的。最適なバイクのイメージが強いけど、向こうもフルカウルが人気。
生き残る術はラリーの様な、オフロードアドベンチャーしかないかもしれない。
【追記】KLX230が生産終了、残り1台になりました
2022年、カワサキのKLX230がカタログ落ちしました。ついにオフロードバイクはCRF250Lだけになりました。
やはり売り上げ的にも厳しいジャンル。林道向けはハンターカブが最適ってことですね。
ちなみに、CRF250Lはかなり売り上げ好調。しばらく消えないはず。
- アルミ素材を惜しみなく投入。140㎏とセロー、KLX230に近い重量
- アシスト&スリッパークラッチ、ギアポジションインジケーターと便利機能
- 前後ストローク量200mm以上
- 24馬力
- シート高830mm、誰でも乗れる仕様
オフロードバイクは中古を探す意味はあまりない
オフロードバイクは中古を探すくらいなら、現行CRF250L買った方がいいと思います。
- 高性能オフロードバイク
90年代前半がピーク。あまりにも古すぎて状態いいのは期待できない - 2000年以降
新車が全く出てない - SEROW250
唯一の選択肢。ただし、高騰してる+エンジン性能は辛いものがある - WR250R
高性能+状態いいの期待できる選択肢。ただし、かなり高い
次はEVオフロードバイクが主流になるかも
最もEV化が早いのが、オフ車の可能性があります。割とメリットが多いから。
2020年代は我慢で、2030年代になったら一気に増える可能性あります。
- 航続距離短い
クローズドコースなら関係なし:例フォークリフト - EVは重い
エンジン回りがシンプルになり、更に細身にできる(可能性)。クローズドコースなら大容量バッテリーはいらない - 自衛隊用どうする
エンジン音がないEVの方が有利。ウクライナでは活躍してるとか
モタードは何故絶滅した?
国内メーカーの現行モタードは全滅。
何故絶滅したのか?復活することはないのか?
【追記】1台だけモタードが復活しました→KLX230SM
2022年に、カワサキがKLX230のモタード版を出しました。ディスクが大型化したり、倒立フォークになったりしてます。
その代わり、KLX230はカタログ落ち、、。
今はモタードではなく、スーパーモトが一般的な呼び方らしい
オンオフ混合レース生まれ
元々はレース用。オフロード、オンロードの両方を走るレースに、特化したバイク。
車体はオフロード、そしてオンロードの小径オンロードタイヤ(オフタイヤと比べて)。
オフロードバイクはフロント21インチ、モタードは17インチ
- オフ車の軽量な車体
- 切れ角のあるハンドリング
- 17インチタイヤ
オンロードのクイックな動きが合わさって「峠最強バイク」と呼ばれている。
モタードの欠点
ずっと昔からいた訳でもなく、ブームも一時的?なこともあって、知名度は決して高いと言えない。
知名度が低い
多くの人が「SEROW250」というバイクを知ってるはず。でも、モタード版を答えれる人は少ない→XT250X。
そもそも知名度低いジャンル。
しかし、2000年頃にD-トラッカー(カワサキ)ブームがあり、必ずしも、初期からパッとしないジャンル、という訳ではなかった。
1990年後半から2000年前半はモタードブームで各社バイクを出していた
単純に中途半端
オフロードバイクに出来て、モタードに出来ないことがある。
モタードのオフロード化
・オフロードバイク:前21、後18インチ(CRF250L) ・モタード:前後17インチ
ホイールサイズ的に、そのままブロックタイヤを装着することが出来ない。フロントサスペンションもセッティングが少し違うので、調節が必要。
オフロードバイクを買って、オンロードタイヤを履いた方が楽。
- 林道行かないならモタードの方がいいんじゃない?
- オフロードバイクにオンロードタイヤ付ければいいじゃん
昔、オフ車乗りに聞いた時に、こういう返答が来ました。その通りすぎます。
オフロードバイクはタイヤを好きに選べます。
- オフロード特化ブロックタイヤ
- オンオフバランスタイヤ(アドベンチャータイヤ)
売り上げが低い
オフロードバイクを見る機会はあっても、モタードを見る機会はほんと少ない。
ここ10年、バイク売り上げTOP10に入ったことない気がする(体感)。
そもそも土台のオフロードバイクが減ってるのに、モタードが増えるはずもなかった、、。
モタードに近いバイクは出てくるはず
復活することはなさそう、、。
ただでさえオフロードバイクも下火。派生モデルのモタードを出してくれるのか?という疑問。
色々考察してみても、現在プラス材料がないというのが現実。
可能性としては、CB250Rの様な軽量で、幅広なハンドルの、モタードを意識したモデルが精一杯だと思う。
モタードも、オフロードも、「アドベンチャー」の中で生きてるとも言えるかも、、
ホンダだけ本気→CRF250L
ホンダのCRF250Lだけ本気仕様。オンオフ両方の快適さを目指した名車に片足踏み込んでるバイク。
- アルミ素材を惜しみなく投入。140㎏とセロー、KLX230に近い重量
- アシスト&スリッパークラッチ、ギアポジションインジケーターと便利機能
- 前後ストローク量200mm以上
- 24馬力
- シート高830mm、誰でも乗れる仕様
高騰してるセローより、こっちの方がいいかも?と思わせる性能してます。
DUCATIだけモタードを頑張る
ドゥカティーだけは、モタードを頑張っています。
・ハイパーモタード950
・アーバンモタード:2022年登場
ただし、みんながイメージするモタードとは違う。今のモタードの最適解はこれだということ。
都市を走ることに特化したスクランブラーです。
2023年モタードの形が変わっていく?
モタードバイクはサーキット化とアドベンチャー化に勝機あり?【考察】今のオンロードバイク技術の恩恵を受けれる「スーパーモト」はまだ可能性あります。
ただ、トレンドも今に合わせて形が変わってますが。
【まとめ】オフロードバイクの需要はキャンプ、災害用でなくならない
オフロードバイクについてまとめました。
CRF250Lの1台しかないので、語れることもほとんどないですが、、需要が0になる日は絶対来ない。
- 災害用として必要
- キャンプツーリング用として最適な形すぎる
オフロードバイクは「荷物積のに最適な形、だけでなくフラットシートでバランス取りやすい」。
オフロードアドベンチャーという選択肢が生まれても、需要消えるとは思えない。
2010年代、20年代は他のジャンルに譲ろう。でも、将来はわからないと思う、EVと相性良さそうだし、また盛り上がる可能性は感じる。
まあ、しばらくはオフロードアドベンチャーやスクランブラーにポジションを譲ろうってことです。
達人たちのツーキャンなう。あなたの旅道具見せてください! Vol.3