【2023】オフロードバイクは絶滅する?【考察】

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「CRF250L、KLX230」しかオフ車がなくなってしまった国内バイク業界。
バイク業界が盛り上がってるのに悲しい現状。

結論を言うと、、完全になくなることはない

  • 自衛隊
  • 警察
  • 消防

災害用、偵察用として一定数需要ある個人向けから、企業向けバイクになる可能性はある

  • オフロードバイクと完全に消えたモタードの考察をしました

オフロードバイクとは?

いわゆる未舗装路に特化したバイク。とはいえ、舗装路も走れないと意味ないので、両方こなす万能バイク

  • 悪路に強いブロックタイヤ
  • 長いサスペンションで衝撃吸収性が高い
  • 車重が軽く、高いハンドル位置で小回りが利く

外観が独特なので、かなり人を選びます。

オフロードバイクのメリット、デメリット

メリット

  • 車体が軽い(130kg~140kg)
  • 山の斜面を登るためにトルクが厚い
  • フラットシートで積載しやすい
  • 単気筒エンジンなので燃費がいい

他のバイクでは行けない、未舗装路を進んでいける。オフロードバイクじゃないと駄目な環境は確かにあります。

デメリット

  • 初見はダサいと感じる
    第一印象でカッコいいと思う人は少ないはず
  • シート高の高さ
    ローダウン前提の高さが多い。小柄な人間バイバイ
  • 高速キツイ
    直立な姿勢と超低速重視のトルクのおかげで馬力は控えめ。エンジンがうなる
  • タンク容量が少ない
    約7~10Lくらいしか入らない。軽さとトレードオフ
CRF250Lが2021年に本気仕様にモデルチェンジ。とりあえず完全消滅はなくなった

アドベンチャーバイクの時代

オンオフという意味ではアドベンチャーが引き継ぐ

現代のオンオフバイク。海外では絶大な人気。

日本でもキャンプ好きの選択肢CRF1100Lアフリカツインは国内外で絶大な人気

高い運動性能を確保したまま、高性能エンジンを積める優等生

・オフロード系アドベンチャー:二気筒で軽快、ダートに強い
・オンロード系アドベンチャー:3.4気筒でオンロードを攻めれる

ヨーロッパでは各国バイク売上上位をアドベンチャーが占める

これが現代オフロードバイクの攻めです

>>ソロキャンプに向いているのはアドベンチャーバイク【おススメバイク7選】

他の長距離に強いジャンルより人気の理由

スクランブラーも可能性はある

ネオレトロ系の派生モデル。ダートに強いモデル

  • ブロックタイヤ
  • マフラーかちあげ
  • ハンドル高め
  • スポーク多めのタイヤ

このままネオレトロ系が日本でも売れて行けば、スクランブラーに日が当たる可能性はある
>>スクランブラー|何故海外にたくさんあって日本にはないのか?

スクランブラーの時代は近い?

2020年以降、レジャー用途にバイクが注目されつつある。

  • ハンターカブCT125
  • クロスカブ110
  • ADV150

特に小型バイクのオンオフ行けるバイクが好調。日本でもスクランブラーが流行る流れは出来つつある。

逆に、オフ系が注目されてるのに「本格オフロードバイク」に目が行かないのが絶望感を上げる。

>>ガソリン代が高いならバイク免許を取ろう!スーパーカブの魅力とは?

日本もモトクロスに移行しつつある

日本もクローズドコース(モトクロスコース)で走る人口が増えてきている。


都市部に住んでる人間からすると林道に行くこと自体大変。メリット結構あります

  • 都市部の周辺にもある
  • クローズドコースは安全
  • レンタル出来るので手ぶらで行ける
  • 免許不要

どのメーカーも公式サイトに「競技用オフロードがやたら充実している」。

バイクブームで、どのバイクも買えない状態だけど、それは競技用も同じだったりする。競技用も公式サイト見ると全滅状態。

公道用が全滅したヤマハ、競技用では高いシェアを持つ最大手。日本では、個人が買ってるかは不明

無くならないがオフロードバイクは不人気

山が国土の7割の日本。しかし世界を見ればそのような国は少ない。その日本でさえ、林道はどんどん舗装されていってる。

大半の国ではフラットダート走行レベルのオフロード性能で充分

市場規模が大きい、東南アジアで不人気なのが致命的。最適なバイクのイメージが強いけど、向こうもフルカウルが人気。

生き残る術はラリーの様な、オフロードアドベンチャーしかないかもしれない。

【追記】KLX230が生産終了、残り1台になりました

2022年、カワサキのKLX230がカタログ落ちしました。ついにオフロードバイクはCRF250Lだけになりました。

やはり売り上げ的にも厳しいジャンル。林道向けはハンターカブが最適ってことですね。

ちなみに、CRF250Lはかなり売り上げ好調。しばらく消えないはず。

  • アルミ素材を惜しみなく投入。140㎏とセロー、KLX230に近い重量
  • アシスト&スリッパークラッチ、ギアポジションインジケーターと便利機能
  • 前後ストローク量200mm以上
  • 24馬力
  • シート高830mm、誰でも乗れる仕様

オフロードバイクは中古を探す意味はあまりない

オフロードバイクは中古を探すくらいなら、現行CRF250L買った方がいいと思います。

  • 高性能オフロードバイク
    90年代前半がピーク。あまりにも古すぎて状態いいのは期待できない
  • 2000年以降
    新車が全く出てない
  • SEROW250
    唯一の選択肢。ただし、高騰してる+エンジン性能は辛いものがある
  • WR250R
    高性能+状態いいの期待できる選択肢。ただし、かなり高い
乗り換えて得るオフロードバイクの魅力と万能性を解説

次はEVオフロードバイクが主流になるかも

カワサキのZ:EV

最もEV化が早いのが、オフ車の可能性があります。割とメリットが多いから。

2020年代は我慢で、2030年代になったら一気に増える可能性あります。

  • 航続距離短い
    クローズドコースなら関係なし:例フォークリフト
  • EVは重い
    エンジン回りがシンプルになり、更に細身にできる(可能性)。クローズドコースなら大容量バッテリーはいらない
  • 自衛隊用どうする
    エンジン音がないEVの方が有利。ウクライナでは活躍してるとか

モタードは何故絶滅した?

国内メーカーの現行モタードは全滅

何故絶滅したのか?復活することはないのか?

【追記】1台だけモタードが復活しました→KLX230SM

2022年に、カワサキがKLX230のモタード版を出しました。ディスクが大型化したり、倒立フォークになったりしてます。

その代わり、KLX230はカタログ落ち、、。

今はモタードではなく、スーパーモトが一般的な呼び方らしい

オンオフ混合レース生まれ

元々はレース用。オフロード、オンロードの両方を走るレースに、特化したバイク。

車体はオフロード、そしてオンロードの小径オンロードタイヤ(オフタイヤと比べて)。

オフロードバイクはフロント21インチ、モタードは17インチ

  • オフ車の軽量な車体
  • 切れ角のあるハンドリング
  • 17インチタイヤ

オンロードのクイックな動きが合わさって「峠最強バイク」と呼ばれている。

モタードの欠点

ずっと昔からいた訳でもなく、ブームも一時的?なこともあって、知名度は決して高いと言えない。

知名度が低い

WR250X

多くの人が「SEROW250」というバイクを知ってるはず。でも、モタード版を答えれる人は少ない→XT250X。

そもそも知名度低いジャンル。

しかし、2000年頃にD-トラッカー(カワサキ)ブームがあり、必ずしも、初期からパッとしないジャンル、という訳ではなかった。

1990年後半から2000年前半はモタードブームで各社バイクを出していた

単純に中途半端

オフロードバイクに出来て、モタードに出来ないことがある。

モタードのオフロード化

・オフロードバイク:前21、後18インチ(CRF250L)
・モタード:前後17インチ

ホイールサイズ的に、そのままブロックタイヤを装着することが出来ない。フロントサスペンションもセッティングが少し違うので、調節が必要

オフロードバイクを買って、オンロードタイヤを履いた方が楽。

林道行かないならモタードの方がいいんじゃない?
オフロードバイクにオンロードタイヤ付ければいいじゃん

昔、オフ車乗りに聞いた時に、こういう返答が来ました。その通りすぎます。

オフロードバイクはタイヤを好きに選べます。

  • オフロード特化ブロックタイヤ
  • オンオフバランスタイヤ(アドベンチャータイヤ)

売り上げが低い

CRF250M

オフロードバイクを見る機会はあっても、モタードを見る機会はほんと少ない。

ここ10年、バイク売り上げTOP10に入ったことない気がする(体感)。

そもそも土台のオフロードバイクが減ってるのに、モタードが増えるはずもなかった、、。

モタードに近いバイクは出てくるはず

復活することはなさそう、、。

ただでさえオフロードバイクも下火。派生モデルのモタードを出してくれるのか?という疑問。

色々考察してみても、現在プラス材料がないというのが現実。

可能性としては、CB250Rの様な軽量で、幅広なハンドルの、モタードを意識したモデルが精一杯だと思う

モタードも、オフロードも、「アドベンチャー」の中で生きてるとも言えるかも、、

ホンダだけ本気→CRF250L

ホンダのCRF250Lだけ本気仕様。オンオフ両方の快適さを目指した名車に片足踏み込んでるバイク

  • アルミ素材を惜しみなく投入。140㎏とセロー、KLX230に近い重量
  • アシスト&スリッパークラッチ、ギアポジションインジケーターと便利機能
  • 前後ストローク量200mm以上
  • 24馬力
  • シート高830mm、誰でも乗れる仕様

高騰してるセローより、こっちの方がいいかも?と思わせる性能してます。

DUCATIだけモタードを頑張る

ドゥカティーだけは、モタードを頑張っています。

・ハイパーモタード950
・アーバンモタード:2022年登場

ただし、みんながイメージするモタードとは違う。今のモタードの最適解はこれだということ。

都市を走ることに特化したスクランブラーです。

2023年モタードの形が変わっていく?

モタードバイクはサーキット化とアドベンチャー化に勝機あり?【考察】

今のオンロードバイク技術の恩恵を受けれる「スーパーモト」はまだ可能性あります。

ただ、トレンドも今に合わせて形が変わってますが。

【まとめ】オフロードバイクの需要はキャンプ、災害用でなくならない

オフロードバイクについてまとめました。

CRF250Lの1台しかないので、語れることもほとんどないですが、、需要が0になる日は絶対来ない。

  • 災害用として必要
  • キャンプツーリング用として最適な形すぎる

オフロードバイクは「荷物積のに最適な形、だけでなくフラットシートでバランス取りやすい」。

オフロードアドベンチャーという選択肢が生まれても、需要消えるとは思えない。

2010年代、20年代は他のジャンルに譲ろう。でも、将来はわからないと思う、EVと相性良さそうだし、また盛り上がる可能性は感じる。

まあ、しばらくはオフロードアドベンチャーやスクランブラーにポジションを譲ろうってことです。

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