PR
2022年のモーターサイクルショーで発表された、カワサキの次世代エンジンは三つ。
EV
水素
ハイブリッド
EVはすでに発売されました。原付2種のコミューターです。
そして、今回はガソリンエンジンとEVを組み合わせた「ハイブリット」モデルが発表されました。
「NINJA 7 HYBRID」
海外での発売も、2024年4月以降らしいので、全ての情報が公開された訳ではないですが、ガソリンエンジンとEVの両方いいとこどり感あるモデル。
見ていきましょう。
海外発表直後の情報です。どうも変わる可能性があり
NINJA 7 HYBRIDとは?
カワサキは新しい強力なハイブリッドニンジャセブンで「ゲームを変える」。
パリで新型A1ライセンスクラスのEV二輪車をデビューさせたばかりのカワサキは、世界初の量産型ストロングハイブリッド「ニンジャセブンハイブリッド」を発売し、長期目標であるカーボンニュートラルに向けて新たな大きな一歩を踏み出しました。
「ゲームを変える」ことを目指して、まったく新しいNINJA 7ハイブリッドは、将来のオートバイの世界へのユニークな窓を提供します。
海外公式
カワサキの次世代エンジン二つ目の登場です、ニンジャセブンという名前が与えられました。
なぜセブンかは不明ですが、700CCくらいの性能を持ってるから説が強いです
ハイブリッドといえばPCX、クラスを超えた加速感があったらしいが、2022年生産終了してしまった。
今回はコミューターではなく、長距離ツーリングまで想定したツアラークラスのハイブリッドみたいです。
正直ざっと性能読む限り、トータルバランスが最初からかなり高い印象を持ちます。公式の表現だとこうです。
- 650~750CCのパッケージング
- 1000CCスーパースポーツの加速
- 250CCの燃費
451CC水冷並列二気筒+電動モーター
エンジンは新型二気筒エンジン。
「451CC水冷並列二気筒エンジン+電動モーターとバッテリーを追加」。モーターとエンジンが、完全に一体型になってます複雑そう。
451CC水冷並列二気筒+9kwのトラクションモーター→59馬力(仮)
排気量に対して馬力がやたら高い印象、どういうこと?
モーターの部分が馬力にも関わってると思います。PCXハイブリットはトルクだけでしたが。
発表時の馬力です。エンジン性能だけ、それ以降数値の表記がありません
NINJAE-1にも搭載されてます。このモードを使用中は、制限速度のリミッターが外れ、約15km/h最高速度が伸びる。
ニンジャセブンハイブリッドは単純に最大馬力が上がります、仕様が別物かも。
これによって451CCながら、ニンジャ650と同じ最大馬力が出ます。
一時的な性能向上を目的としたモード、継続的には使えない
でも、売りはEV入ってるからトルクだと思う。「1000CCスーパースポーツ並みの加速をします」って書いてる訳で、、。
公式がそう書いてるなら机上の空論ではないと思う。
性能比較を見れる日が待ち遠しい。今の段階だと、どうもEV系の加速に関しては疑ってる人が多い。
走行モードは三つ「スポーツハイブリッド、エコハイブリッド、EV」。
EVモードで電気だけで走ることが可能です。大容量バッテリーを積んでるから可能だとか。
EVモードは、住宅地や駐車場など、静かな乗り心地が適切な特定の状況に役立つ場合があります。速度と範囲は制限されています。
海外公式
EVモードにするとやっぱり音でない。で、やっぱり時代の流れなのか、技術的にもういらないのか知らないけど、、。
ニンジャセブンハイブリットはクラッチレスです。オートマモード、ボタンでクラッチモード選べます。
完全にDCTだ、、ということは、みんなオートマしか使わない?ホンダがE-クラッチという自動変速も発表したし、もうクラッチ操作って技術的に必須じゃないみたい
結論=人間楽には勝てない
クイックシフター広がってるし、DCTモデルは世界で20万台以上売れてたはず。確か、ヨーロッパで去年一番売れたスポーツツアラーが「NT1100」。あれもDCTが標準なはずだし。
なにより、DCTモデル選んだ人のオーナーレビューが、かなり好印象な書き込みが大半。人間楽には勝てない
昔から「中型バイクの細かいクラッチ操作が面倒だから大型バイク乗る」って層はいたから、消えても文句言う声は、意外と小さそう。
とは言っても、より住み分けられていくだけだとは思います。
ALPF
クラッチに関してはもう一つあります。「オートマチックローンチポジションファインダー」。
「停車中、自動で1速に変速」
ギアの上げ下げを手動で行った場合でも、停止のためのシフトダウンはもういらないみたいです。
例えば停車中に5速から1速にやろうとしたら、高確率でギア抜けするけど?
クリアしてるから搭載されてるんでしょ、としか言えない。
さらに「ウォークモード」も搭載されてます。
ゆっくり進むモード、だけでなくバックもしてくれる機能です
おめでとうございます、取り回しを考えなくていいガソリンエンジン爆誕です。
NINJA7HYBRIDは227kg、車体ボリュームもありますが、大型バイクの行きつく「取り回しが面倒すぎて盆栽化」、これを救済するかもしれません。
ガソリンで動くバイクで「ウォークモード」は熱い、デカいバイク乗るハードル一気に下がる。ウォークモードがあれば、ビッグネイキッド、アメリカン時代復活する?
果たして広がっていくのでしょうか?まだそんな段階です。
でもたぶん広がります、しばらく次世代エンジンは重くなりそうだから。今更、250kgくらいあるのが当たり前時代には帰れない
で、燃費が250CCクラスって書いてますが、、具体的な数字とかはない。モーターがアシストする分、間違いなく燃費向上は期待できます。
250CCの燃費ってわざわざ書くくらいだから、、市街地30km/Lくらい、郊外40くらいは期待したい?単気筒クラスは求めすぎ?
本当250CCクラスの燃費があるのなら、航続距離少なくとも400キロはあると推測できます。
ハイブリッドが最適解な気がしてならない、、でも2030年代には消えるバイク。今の世界の流れだと、生まれた瞬間から10年の命。
令和のビッグネイキッド?
最後に外観ですが、エンジンが肉厚な分、サイドカウルのボリューム凄いことになってます。
ライトは少し前に発表された「2024年式新型ZX-6R」と同じ、リフレクター、プロジェクター一体型
テールランプは相変わらずNINJAシリーズの三角形。一目でカワサキと気づきます。リアシートもフラット形状でバッグ載せやすそう。
ハンドルはかなり高めでツアラー感強め、正立フォークにアキシャルマウントのダブルディスク。
スイングアームもまるで中型クラスの細さ、キャリパーも小さく見える、足回りはなんか451CCらしいなって印象。
明らかロングホイールだから問題ないってことかな
まとめ
ニンジャセブンハイブリッドこんな感じです。モーター駆動やっぱりポテンシャルにあふれてる。
独自機能のほとんどモーター駆動があるおかげだと思う
EVと違って航続距離は問題にならないし、重量あってもウォークモード付いてるし、個人的にかなり好印象。
「ミドルクラスのパッケージング、1000CCSSの加速、250CCの燃費」を持った450CCバイクです。
これやろうと思えば、、250CCクラスで大型ミドルの性能を持った、PCX並みの燃費バイクいけるんじゃ、、
先ほども言ったけど、あくまでガソリンエンジンなんで消えるのは確実。このハイブリッドモデルが広がっていく可能性は低い。
ホンダもPCXハイブリット1車種出して、次はまだ出てきてないし
カワサキだけ頑張っても、他メーカーが参入してこないと即効オワコンになると思う。
そしてライバルたちはすっ飛ばして、EVと水素に行く可能性が濃厚
割と、この最初のモデルの評価ですべてが決まる状態です。排気量的にメインは海外になると思うけど、さてどうなるか楽しみ。
以上です、終わり。