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リッタークラスのスポーツツアラーが突如熱くなった。
ニンジャ1000SX
GSX-S1000GT
NT1100
かつてツアラーがたくさんいた排気量に、活気が戻ってきた2020年代。
今のツアラーはスポーツ性も高く、限りなくスーパースポーツに近い
ですが、このスポーツツアラーという世界は、、一歩離れた場所に、ずっと結果を残し続けてるキングがいます。
軽量ハイパワーなスポーツツアラーは、トレーサー9GTしか勝たん。
ヤマハ、トレーサー9GTとは?
「TRACER9 GT ABS」は、“Multirole fighter of the Motorcycle”をコンセプトに開発しました。
エンジン・車体ともに大幅に進化・軽量化した「MT-09 ABS」をベースに、ツーリングなど多用途に使える実用機能を磨きながら、軽量化技術を織り込み、同クラス最軽量級の車両重量を実現しました。
また、新しい「TRACER」の世界を提唱するスタイリングを採用しています。
TRACER9 GT – バイク・スクーター | ヤマハ発動機 (yamaha-motor.co.jp)
トレーサー9GTです。日本導入が遅かったからまだ1年半くらい、細身の車体にスポーティーな外観がかっこいい。
YZF系列に見えるライトはギミック持ち(コーナリングライト)
公式の説明からあふれる、全ての性能に自信を見せる内容。
でもスポーツツアラーに全然見えない。実際ツアラー呼びしてるのは公式だけで、メディア記事見たらアドベンチャー呼びばかりだし
前後17インチのアドベンチャーは呼び方がバラバラです。「定義」について語るだけ無駄な気もします。
「スポーツツアラーの最高峰はなんでしょうか?」
この答えに対する回答は、人によってバラバラな気がします。
ニンジャ1000SX
GSX-S1000GT
NT1100
このどれかを答えることになると思います。
一番日本でも実績を残してるのは「ニンジャ1000SX」、売り上げランキング上位の常連
自分はトレーサー9GTを選択しますってだけです。みんな見た目が似てるだけで、強みが違うからお好きにどうぞ。
MT-09トレーサー→トレーサー900GT→トレーサー9GT
「実績」という点では、このトレーサーシリーズも、かなり日本で結果出してきました。
名前がコロコロ変わるせいでそうは見えない不幸を除けば、、
2010年代の大型売り上げ常連でした。結果を出してきた期間は、何気にニンジャ1000以上かも。
トータル性能最強バイク
2023年式は販売計画数が1500台、また勢い増してきました(2021年1000台)。
ですが、2024年はもう1段勢い増す可能性が高い。前後17インチのアドベンチャーツアラー、一気に尖り始めるので
BMW・M1000XR
DUCATI・ムルティストラーダV4RS
スズキ・GSX-S1000GX
競争が生まれるとジャンルの知名度が上がる、そして人が集まりだす。
また売り上げランキング入ってきそう。でも、一歩下にいるトレーサー9GTの強みってなに?馬力はスポーツツアラー勢、アドベンチャーツアラー勢にも劣るのに
「トータル性能最強バイク」
馬力以外の全てをこのバイクは持ってます、運動性能含めて。
ヤマハのグランドツアラーポジションです。どれだけ豪華なバイクかを知りましょう。
メリット1、誰も寄せ付けない圧倒的軽量ツアラー
土台のMT-09の優秀さが、重量にもろ出てる。GTモデルでも220キロしかありません。
ゼロナインを知ってたら重量上がりすぎ?
ツアラーモデルは現実問題重い、快適装備が付いたりするので。
航続距離命なんでタンクもデカくなる→バランスとるためにフレームから補強
荷物を積載→さらに補強
そう考えるとライバル達より10㎏以上。いや、20kg近く軽いトレーサーはヤバい
最初に出てきたツアラー達は240キロ前後で争ってるのに、トレーサーだけかなり下に鎮座してます。
2010年代前半までいたツアラーは、250キロ以上あったから、どれも軽量化いちじるしいことは確かだが
今も一台だけ、昔のツアラーが生きてますね。
この辺りの領域がツアラーの本命でした。そう考えると、トレーサーの扱いやすさが見えてくると思います。
メリット2、他のツアラー勢がどうやっても勝てないくらい詰め込みまくった電子制御の数々
トレーサーナインが軽量なことは分かったと思いますが、装備もヤバい。
土台のMT-09を知ってれば、軽量ハイパワー系なのは想像できると思いますが、トレーサー9GTは、安全面に関しては、比較する意味もないくらい、はるか先に行っています。
6軸バランサーIMU
・トラクションコントロール
・スライドコントロール
・リフトコントロール
前後電子制御サスペンション
ミリ波レーダー
コーナリングライト
クルーズコントロール
まず6軸バランサー「IMU」持ちです。発進から加速、コーナリングから停止まで、すべてのシチュエーションに介入。
「IMU」通称マシンを縛る「拘束具」。IMU持ちだったら、コーナーで自滅した人も、三途の川渡らずに済んでたかも。
元ウィリーマシン、スポーツモードが凶悪すぎて封印安定だったエンジンです。今は電子制御でガッチガチに抑えれるのでご安心。
「IMU」があると、マシンバランスが破綻しない程度に抑えれるバイクに出来ます、これのありなしは、安全面では大きく差が開きそう
GTモデルには前後電子制御サスペンションが付きます。これも2024年以降かなり増えてきます。
荷物を考慮したストローク
「スポーツ」ツアラーらしくかっちり感上げる
スポーツ「ツアラー」らしく衝撃吸収性優先にもできる
IMU連動で、万能なバイクにピッタリの幅広いセッティングを、ハンドルのスイッチでできるようになります。
「コーナリングライト」
コーナーの先を照らしてくれる機能、夜間走行もご安心。
ツーリングで夜遅くなった時とかは、絶大な効果を発揮します。旅によく行く人はマストアイテム。
カウル系の弱点は、ハンドルに対してライトが進行方向に向かないこと
LEDは照射範囲が直線的なので、これで弱点を補完してくれます。
他のツアラー勢、これから出てくるツアラー勢持ってない。NINJA H2SX以外は
ミリ波レーダー
ハンドルスイッチ光る
7インチTFT液晶
第3世代クイックシフター
専用シート
さらにGTプラスを選べば「前後にミリ波レーダー」つきます。
ツーリングの目的地で心ゆくまで楽しんでいただくために、高速道路など道中でのライダーの負担軽減を図った、当社ツーリングカテゴリーのフラッグシップモデルです。
公式
アダプティブクルーズコントロール→車間距離すら設定できるようになる
ユニファイドブレーキシステム→「車間距離に対してブレーキの踏みが甘いな」マシン側が判断すると、ブレーキをアシスト
安全のために「拘束具」持ち、だけじゃなく、「心の壁、ATフィールド」持ちになります。
なんだこのエヴァンゲリオンにピッタリの機能達は。
もっとも拒絶心が強いマシンです。
なんかトレーサーばっかり豪華?もっと上の排気量作ればいいのに
トレーサー9GT+がヤマハのフラッグシップモデル
今のトレーサー9GT+は、カワサキで言うニンジャH2SXポジションです。ヤマハの技術をすべて詰め込む対象になってます。
約900CCに史上最強性能がいることに、違和感はあるかもしれませんが、おかげでトータル性能最強感はさらに強くなった
超絶複雑になったけど「走行モード」で統一したそうです、やることは少ないはず。
メリット3、直立姿勢のスポーツバイク
トレーサーの強みはここです、ネイキッドをそのままフルカウル化したような乗車姿勢。
ライバルと決定的に違う部分でもあり、これから増えていきそうな気配がする。
セパハンか、バーハンかではなく、色んな選択肢が生まれています。その中で直立姿勢で攻めるスポーツバイク
アドベンチャーの車体が、スポーツ走行に向いてるとは思ってなかったけど、いざ増えてくると、なんで今までなかったんだろう?って思う
シート高820~835㎜:2段階調節可能
2段階調節機能で820ミリまで下げれる。足つきだけ考えたら、これ一択な人も多いはず。
ツアラータイプ、大型スポーツ系だと、一番低いと言っていいと思います
低いシートに高いハンドルって、乗車姿勢も昔のスポーツツアラーに近い。ちょっとくらい前傾の方が楽に感じるレベル。
高速道路で伏せることが出来ない問題も大丈夫、
車体の細さに反してめっちゃロングスクリーン化してるので。おまけに標準でハンドルガードもついてる
直立姿勢のまま、快適さが保証されてます。
ただ、足つきツンツン系が意外に多い(レビュー)。スクーターと同じく絞られてない幅広シートかな
足回りはフルラジアル構成です。カウル外すとMT-09そのままですからね。
前後17インチ:ヤマハご自慢の鋳造ホイールで軽量化
ラジアルタイヤ
ラジアルマウントキャリパー
ブレンボ製ラジアルマスターシリンダー
唯一変わった部分は「60ミリ伸びたスイングアーム」、ツアラーらしく直進安定性を優先させてます。
パーツ点数減らした、アルミダイキャストの極太デルタボックスフレーム、スポーツ性はゼロナインで証明済み
かなり軽量化にこだわった「トルク全振り1000CCSS」って感じのこだわり具合を持ってます。
車体の剛性感、かっちり感は文句つけようもないし、電子制御サスでいくらでも対応できます。
ちなみにまだギミック持ちでして、、。
リアキャリア
標準のリアキャリアには「振動軽減のダンパー」が入っています。
荷物による車体バランスすら崩すのを許さないそうです
なんでここまで詰め込んで1000CCネイキッド価格?土台が優秀過ぎる、、。
デメリット
唯一の欠点はこのセパレートタイプのメーター。めっちゃ好み別れるし、スマホナビ機能が欲しいならGT+を買う必要がある。
メリット3、トルクと馬力を両立する3気筒エンジン
ここまで積まれたことを知ってからエンジンを見る。ま、初代から有名だった「マスターオブトルクエンジン」です。
120PS/10000
93Nm/7000
クイックシフター
クルーズコントロール
グリップヒーター
センタースタンド
低速のトルクと高速域の馬力を両立する。数値的に3気筒エンジンは、最大トルクと馬力の回転数が乖離(かいり)する。
三輪のNIKENGTすらスポーツバイクにするくらい、パワー感は文句なし。
4気筒信者が多いから、ここは好き嫌い分かれる?馬力は欲しい、でも振動は少なく、低速はマイルドがいいという、スポーツツアラーもこだわり強い世界
走行モードで上手く管理しましょう。
タンク18L
市街地20.4km/L
郊外30.5km/L
ハイオク
1000CC以上は、、20km/L以上なんて行かないエンジンが当たり前。ハイオクなんでお財布にやさしいとは言えないけど、航続距離は悪くないバイクです。
郊外で30キロ目指せるツアラー、並んでるバイクを考えたらかなりいい側。比較対象が1000CC以上になると、やっぱり900CC以下ってバランスいい
3気筒独特のサウンドにフラットなトルク。しかし回せばどこまでもブン回りそうな感覚とそれに比例するパワー。
価格.com
18Lタンク満タンで400キロ近く走れるのはありがたい
価格.com
電子制御を初めとしたてんこ盛りマシン。3気筒の加速感、山道、高速、一般道どこでも楽チンです♪
みんカラ
・ストリートファイター並みの軽快さ
・スーパースポーツ並みの動力性能
・ツアラーとしての高速巡行性能
みんカラ
スロットルレスポンスが4モードから選べるので、ゆったりからガンガンまで気分に合ったモードで走れるところ。
みんカラ
まとめ
こんな感じのバイクです。
エンジン性能、軽量さからくる取り回し、電子制御の安全性、乗車姿勢からくる快適さ、、これが約150万円から買える。
どう考えても、トータル性能最強のスポーツツアラーだと思います。後は好みの問題
もっとスポーティーな4気筒→GSX-S1000GT
メガスポーツクラスの何もしたくないツアラー→NT1100
IMU持ちの4気筒スポーツバイク→ニンジャ1000SX
エンジン性能含め、すべてがNO1じゃないとダメ→ニンジャH2SX
強みが全く違いますので、しっかり求める性能を把握してから買いましょう。
迷わせてくれる世界。一つ言えるのは、装備の詰め込み具合は、1000CCSSと
スポーツツアラーが逆転してる。
快適性と安全性に惜しみないジャンルは、スポーツツアラーかアドベンチャーツアラーをお選びください。
その中で一番楽な姿勢で、万能性高いのはトレーサー9GTだと思います。
大型初心者からベテランまで楽しめるバイクです。パニアとかOPを付けると高額になりますが、それ相応のクオリティと性能です
webike
走行中の乗り心地がとても軽く、ロングツーリングでもあまり疲れを感じません。
webike
センタースタンドもあるのでメンテナンス性もとてもいいですが、如何せん足つきが怖いのでしっかり確認してから納車することをお勧めします。
webike
非常に楽なライディングポジションで、長距離が苦にならない。
webike
【M1000XR&S1000XR】前後17インチアドベンチャーはついに200馬力サーキットバイクの領域に突入排気量・車両重量・パワー・トルクなどバランスが取れていて、日本人が操作するアドベンチャーバイクとしてとてもいいと思います
みんカラ