【2000年以降】クラシック+4気筒のボリュームが魅力、まだ状態の良いレトロスポーツバイク11選

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レトロスポーツに乗ろう。クラシック的な雰囲気を持ちながら、湧き上がるパワーもそれなりに楽しめる。

やっぱりスポーツの加速感と4気筒のボリューム感を忘れられない

現在はネオレトロスポーツも各社いるので、選びたい放題です。高速を使って遠くに行きたいなら、ここにたどり着く。

本体価格は2023年が目安になります

もっとも高騰してるバイク「レトロスポーツ」

XJR1300ファイナルエディション(EU)

数百万に高騰しまくってる旧車以外を中心に、レトロスポーツ、ネオレトロスポーツを選びました。

無理です、最も高騰してるバイクジャンルだから無理

ツーリングに使える、状態の期待できる年式を優先させてます。

ネオレトロとか使われなくなったワード。もう丸目だったらなんでもネオクラシック呼びが普通化してる

「最新スポーツエンジンベース」はネオレトロと定義してます、昔だと4気筒勢?それ以外の古典的なデザインのバイクはクラシック、ネオクラシック呼びです。

ネオレトロ→Z900RS

ネオクラシック→GB350

ホンダ・CB1300SF/SB@156万円

ここ30年の大型ビッグネイキッドを探す前に「CB1300SF/SB」を見ろ。極上スペックの生きる旧車がまだいるよ。

アップデートし続ける旧車。仕様を変えずに、排ガス規制対応頑張るバイクは数多くいたけど、CB1300だけ魅力が全く違う

SR400、CB400、セローなど、、姿を残し続けたバイクは最近もいましたが、、。

CB1300スーパーフォーの魅力は「車体のベースは変えてないのに、見劣りしない現代装備持ち」って所です。

旧車なのに持ってる装備

・アシスト&スリッパークラッチ

・グリップヒーター

・ETC

・ヘルメットホルダー

・足回り制動力強化

・走行モード

・クルーズコントロール

・ホンダセレクタブルトルクコントロール

セレクタブルトルクコントロールは「トラコンやエンジンブレーキ、ウィリーコントロール」の総称です

SP仕様を選べば、オーリンズブレンボの足回りになります。旧車のカスタムでどうこうなる領域を、大幅に超えていくスペックの旧車。

令和最新版すぎる、、最初から全部載せの旧車とか反則

30年生きる旧車の最後としては、全てが完璧すぎます。

ただデメリットは皆さんご存じだと思いますが、、めっちゃデカくてめっちゃ重い

カワサキ・Z900RS@148万円

全てが古典的、でも全てが最新設計。始動性、安定性を全く気にせず走れるネオレトロスポーツ「Z900RS」。

レトロスポーツの中でも、特に昔の面影を残す外観が魅力。しっかりテールカウルもあります。

トルクを生かしてのんびり走るもよし、たまには回しても良しの900CCという設定が絶妙

足回りをラジアル構成でかためたバチバチスポーツ仕様。ダイヤモンドフレームxモノサスで、ベースがスポーツバイクなのが生きてくる。

この二面性がたまらない、やっぱり中身は現代バイクのトレンドに沿ってる

2010年代はストリートファイターが強かったので、こういう丸目丸タンクでインジェクション仕様のバイクって多くない。

Z900RSはレトロスポーツの頂点にいます。

ヤマハ・XJR1300@70万~100万円

まるで旧車の中でスポット浴びる気配がない「2010年代中盤まで生きてたビッグネイキッド」。

通称ぺけじぇー

最大の魅力は「大排気量空冷4気筒(高回転型)」。同じエンジン型式はCB1100も同時期にいましたが、こっちは高回転のヤマハらしく馬力自慢。

メーカーのイメージも変わりましたね、カワサキとヤマハはとにかく何でも高回転型にするイメージだったのに

そしてインジェクション化したレトロスポーツ。2015年までいましたから。状態の良い空冷4気筒は、こっちにもいますよ。

105馬力245㎏。今だと空冷の時点でクラシック枠に行ってもらいたくなるかも

スズキ・GSX400インパルス@100万~140万円

GSX400インパルス、2004年モデルチェンジ版。スズキの400ビッグネイキッド。

1980年代インパルスが高騰してるシリーズの最終モデル。2000年代のモデルも多少高騰してる印象を持ちます。

魅力はいかにも族車需要のありそうな「いかついテールカウル」。デカい、長いと抜群の存在感を発揮できます。

カワサキ旧Zの専売特許をスズキも採用

スーフォアよろしく、53馬力をもつ水冷直列4気筒です。

これ以降スズキのレトロスポーツって今のカタナになるので、どうでしょうか?

ヤマハ・XSR900@新車121万円

80年代レーサースタイルを意識したネオレトロスポーツ。

テールからタンクまでを直線的に。そして、低く構えてるのがいかにもカフェレーサースタイルって感じで素晴らしい。

ただただレトロスポーツに性能だけを求めるなら、、「排気量ではなくXSR900をまず見ろ」

歴代レトロスポーツとやってることが全然違う印象。レーサーレプリカ時代を思い出すおしり、丸出しフレームの迫力

フルラジアル構成+サーキットまで行けるタイヤ。レトロスポーツの中でもひと際凶暴性を持っています。193キロと軽量化にこだわったXSRは、トルク全振りのサーキット用バイクってところです。

持ってる性能

・マスターオブトルクの凶暴なエンジン

・6軸バランサーIMUで全シチュエーション介入

・フルラジアルの車体+ブレンボマスターシリンダー

・重量193㎏

・クイックシフター+クルーズコントロール

単純に性能を求めるならXSR900が最強だと思います。

こう見ると、ネオレトロスポーツは全体的に気合の入り方が違う。久しぶりの丸目ブームだったしこうなる

バリオスⅡ/ホーネット@60万~80万円

バリオス2、ホーネット。単純に250CCに丸目4気筒がいない。15年以上系譜が途切れたまま。

やはり、この排気量だけスーパーネイキッド(Z.MT.CB)のいけいけバイクが強いから出ないんでしょうね

魅力はふけ上がるエンジンを堪能できること。現状100万円近くなったZX-25R SEしかいませんからね。

ただ、今のバイク事情だと馬力は魅力に入らない時代。現行モデルが突き抜け始めたせいで。

空冷4気筒全般にも当てはまる

少し高騰気味ですが、250CCで楽しめる4気筒です。

カワサキ・ゼファーχ/ZRX400-2型@100万~200万円

リターンライダーより一つ、二つ下の世代にはなじみ深い名前。ゼファー400のモデルチェンジ版です。

ゼファーもZRXも長生きシリーズだったから知名度高い

2000年代は「空冷4気筒のゼファー、水冷4気筒のZRX」が共存してたという、今振り返るとネイキッドの中でも贅沢すぎる時代。

なお、ここ2年くらいで一気に高騰しました、めっちゃ高いです。

400も丸目4気筒はいないし文句言えない。スーフォアを失った代償はデカい

ゼファーχの魅力はもちろん空冷4気筒。53馬力持ちで、ふけ上がりに対するパワー感が丁度いい。そして、ZRXに比べてメッキ装飾多めで派手気味。

ZRX400-2の魅力は「水冷4気筒、スポーツバイクらしい派手さ控えめデザイン、
53馬力/11500回転」。ZRXシリーズはビキニカウルなので、丸目ZRXってのもポイント高い。

ドマイナー角Z?

70年後半~80年前半だけ出たカクカクZ

そして気づいてしまった、、こんなところに「Z750FX」以来の角Zがいることに、、。40年以上まともに出てないと思っていました。

もちろん、Z750FXみたいな派手派手メッキ+左右だしマフラーではないけど、今100万前半なのはお得、と言える日も来る?

スズキ・カタナ@新車160万円

スズキの現行カタナです。スズキのネオレトロスポーツはカタナです。少し前に仕様変更してパワーアップしてます。

魅力は150馬力のレトロスポーツ界トップクラスのエンジン性能。それに反して約160万円、1000CCの中では控えめ。

一目でカタナと分かる独特のデザインが差別化になります。

ワンランク排気量上がるだけでえらいパワー上がる。1000CCの世界は魔境

ホンダのセレクタブルトルクコントロールに対して、スズキはインテリジェントライドシステム。

シンプルスイッチで、複数の電子制御を走行モードで一括管理しよう。

ホンダ・CB400SF/SB@150万~200万円

枯渇してる状態ですが、外せないですね。中古サイトに張り付いてれば、まだ定期的に高年式が出てきます。

魅力はビッグネイキッドCBのデザイン、可変バルブ/ハイパーVテック。

バルブ切り替えで、どの回転域もトルクを発揮する魅力。切り替えタイミングを体感しやすいのも魅力の一つです。

教習車のおかげで、日本人のDNAになじむバイク。あれだけ初日絶望したのに。

一応CB400は新型の予想はされてますが、果たして出るのか。

カワサキ・ZRX1200D@150万~200万円

ZRX1200ダエグ。2010年代後半まで生きてた最後のZRX、高騰中です。

高騰してるおかげで情報がまた増えてきた。ありがとう気づかせてくれて

ダエグの魅力

・インジェクションされた旧Z

・歴代最大排気量ネイキッド(除く海外専売)

・現代仕様の足回り(CB1300が生きてるおかげ)

日本仕様の中では、ゼファー1100以上の排気量を持つ旧Zシリーズです。少し前まで生きてたので、状態期待できるのは大きい。

各メーカー最後まで生き残ったのは大排気量のビッグネイキッド。ハードルは高いけど、デカいバイク好きは選びたいところ。

足回りのパーツもCB1300がいるおかげでまだまだある。ただ、気軽さからはかなり遠いボリュームなのは覚悟しないといけない

ホンダ・CB650R@新車100万

ビッグネイキッドCBから、ロードスポーツに帰ったCB-Rシリーズのミドルクラス。

何気にCBの650CCって、これまで全くいなかった(大昔いた)

ロードスポーツCBの魅力

・低回転のトルクと高回転のふけ上がりを両立する4気筒エンジン

・レギュラーガソリン仕様

・マスの集中化

・名車CB400Fリスペクトのエキパイの並び

・スポーツ系の足回り

低速から高速まで、バランスよくトルクを発揮するエンジン。エンジン周りに重量物を集めまくったコーナリングマシン

そこに、4気筒マシンらしいラジアル構成にトラコン、スポーツサスペンション「SFF-BP」(スポーツバイクのマストアイテム化してる)。

4気筒だからのんびり直線を楽しむバイク、ではなくて攻めるスポーツバイクです

ちなみにレギュラーガソリン仕様の4気筒なんでお財布にやさしい。

ここまでの4気筒って大排気量が多いし、ビッグネイキッド時代のバイクだからデカい。CB650Rのコンパクトさは、逆に大型レトロスポーツの中では貴重、かも?

まとめ

こんな感じです。過去にさかのぼるほど、ボリューム感増してくるジャンルって感じです。ビッグネイキッドの時代はかなり長かったですから。

状態が良くて高騰してない旧車がXJR1300くらいしかいない。生きてた時はよくCB1300と性能比較されてました

レトロスポーツは現行バイクから考えるべきです。ただの復刻モデルではなく、4メーカーとも個性があります。

エンジンの馬力だけを追求する、だけじゃなく、いかにスポーツバイクのような走りが出来るか、にも力が入ってます

フレームから10年、20年前のレトロスポーツ勢とは設計思想が違う。売れまくってるのにはちゃんと理由があります。

以上です、終わり。