ホンダはスクランブラーやアドベンチャーに注力するのか?

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  • CRF1000LアフリカツインCRF1100)
  • CRF250 RALLY
  • 400X
  • X-ADV
  • ADV150
  • ハンターカブCT125など、、

オンオフ両方行けるバイクを立て続けに投入しているホンダ

スクーターアドベンチャー、オフロードカブなどアドベンチャーの基本フォーマットから外れたバイクを投入してる所が面白い

SUVとは?(車の定義)

SUVというジャンル、実はセダンやミニバンのように、はっきりした定義はありません。多様で、モデルごとの特徴が大きく異なっています。
機能の特徴としては、ロード・クリアランス(最低地上高)が高く、悪路の踏破性能が高められている車や、荷室が比較的大きくてレジャー用品が積み込みやすくなっている車などが多いようです。

キャンプやサーフィン、スキー、スノーボードや釣りなどさまざまなアウトドアレジャー、アクティビティに使え、街乗りにも便利、ということになります。

チューリッヒ

定義があいまい。バイクも同じ。

  • 社交高い
  • どこにでも入れる
  • SUVな見た目

ホンダのアドベンチャー、SUV的なバイクからホンダのバイクの傾向を見ていく

近年はアドベンチャーブーム

ブームの火付け役|R1250GS

近年人気のアドベンチャーというバイク。ひと昔前にはデュアルパーパスモデルと呼ばれていた。

  • 大柄な車体
  • ロングサスペンション
  • 高いハンドル位置
  • ロングスクリーン
  • 大容量タンク
  • 高い積載性

たまにオフロードのバイクが人気

近年はガチオフロードよりオンロード、たまにオフロードもいけるバイクが人気

  • スクランブラー|ネイキッド、ネオクラシックバイクにブロックタイヤを履かせたオンオフに強いモデル。
    日本では全く出回ってないが、ヨーロッパではネオクラシック系バイクの派生モデルには必ずある

ヨーロッパではスクランブラーやアドベンチャーなどのバイクが人気。日本と違って「オフロード=山ではなく、ダート」という環境が多いから


ダートトラックベースのスクランブラーは昔からあったが、最近はまた存在感を発揮しつつある。

ホンダも世界の流れに沿ったバイク開発をした結果、スクランブラー系、アドベンチャー系のバイクを増やしていく方針になったと予想。

急な山が当たり前にある土地なんて世界を見れば多くない。オフロードよりスクランブラーやアドベンチャーが人気になるのは必然

CRF1000Lアフリカツイン

2016年、CRF1100Lアフリカツイン発売。2000年以降途切れていたアフリカツインの名が復活。2013年にダカールラリーへの参戦が復活したことが大きい。

この一台が大ヒットしたことによりSUVへのきっかけになる

CRF250 RALLY発売

翌年CRF250RALLY発売

CRF250Lベースということで、それまで無かった手の出しやすい250CCにもアドベンチャーを投入

異色のアドベンチャー X-ADV

オフロードも行けるスクーター

2017年、X-ADV発売。これまでのアドベンチャーと違う異色のモデルが登場。というのも…

アドベンチャースクーターという唯一無二のバイク

ホンダのDCT技術のおかげで、手でクラッチ操作が出来る。スクーター形でオフロード走行前提の足回りが可能になった

  • ロングサスペンション
  • ロングスクリーン
  • かち上がったマフラー
  • 積載性

完全にアドベンチャー。SUVに傾倒していく気配を感じさせる一台となった。

ヨーロッパでは、TMAX530より売れてるらしい

400Xが本格仕様に

2013年に発売と歴史の長いモデル400X

NC750Xとほぼ同じ外観、アドベンチャーというよりデュアルパーパスの側面が強かったバイクも、2019年に一気に本格モデルに。

2020年ADV150とハンターカブ発売

人気モデルの復活

2020年は小型、中型モデルにもアドベンチャー的なモデルが投入された

  • ADV150→PCXエンジンベースのアドベンチャースクーター。X-ADVよりも車体が小柄で、重量も軽いので更にオンオフに強いモデル
  • CT125「ハンターカブ」→クロスカブ110より更にオフロードに強いモデル。エンジン周りのガード類、かち上がったマフラー、前後ディスクブレーキ

正直、ホンダはかなり本気でバイクをSUV化しようとしている。実際、二台とも2020年の大ヒット商品。方向性としては成功している

これがホンダの定義するスクランブラーモデル?

この二台は長距離に強いアドベンチャーというより、元のネイキッドバイクにオフに行ける足回りを追加した「スクランブラー」に近い。

この2台をスクランブラーモデルと定義するなら、更にネイキッドバイクベースのオンオフに強いバイクが出てくる可能性がある。

2021年はひとまず沈黙?

2021年冬現在、新しいオンオフ系のバイクは発表されていない。

というより新型バイク自体あまり発表されていないので、沈黙している状態。

この傾向は続く?

他社は追随する気配なし

TENERE700

ホンダ以外アドベンチャーと他のジャンルを融合したバイクを出す気配はない。

他社はきっちりアドベンチャーというジャンルを作り、そこを成熟されていく方向で行くのかなという印象。

ただし、ヤマハにはXSR700トリビュートなどのスクランブラーモデルがあったり、カワサキはKLR650があったり、やろうと思えば出来るはず。

一つ言えるのは、遊び心満載のバイクはすごくワクワクする

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