【Z900】欧州で大人気のZ、ZX系譜のガチスポーツ感を感じるスーパーネイキッド

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カワサキの4気筒は熱い、ZX-25R、ZX-4R、いつの間にか4気筒を扱う代表的なメーカーに

しかし、ここ10年でカワサキが、最もこだわってきたのは二気筒、ニンジャの成功体験は大きすぎた。そうです、カワサキの4気筒って、カリッカリのスーパースポーツしか存在しない

そんな中、900CCという、ひと昔前なら中途半端と言われた場所に、4気筒ネイキッドがいます。

国内外問わず、もっとも評価を受けてるだろう、4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッドが

カワサキ版スーフォアエンジンはZ900しか勝たん。

カワサキ、Z900RSとは?

「Z900」は、「エキサイティング&イージー」をコンセプトに、低回転域で豊かなトルクとスムーズに吹け上がる力強いエンジン性能、高いハンドリング性能を実現しました。

ベテランから初めて大型モデルへステップアップを考えているライダーまで、幅広い層が楽しめるモデルです。

Kawasaki Z900 | スーパーネイキッドモデル |卓越したパワーとハンドリング (kawasaki-motors.com)

カワサキのZ900、ここまでやってきてやっと出会える4気筒エンジン。

最近でこそ、中型にドンドン4気筒が登場してますが、長い時間全くいませんでした。そして、やっとカワサキネイキッドで買える4気筒バイク。

ことごとくスーパースポーツだけしか出してない。Z900RSが有名すぎて気にはならないけど

もはや語る必要もないくらい、売れまくってる「Z900RS」のベース車です、Z900を知ればRSのスポーツ性も見えてくる。

スーパーネイキッドZシリーズ

スーパーネイキッドZってどう?派生モデルが眩しすぎて空気化してない?

1度売り上げランキングにいましたが、数百台は売れてたはず。

需要はゼロじゃないけど、Z900SEが消えた辺り、、やっぱりZ900RSが強すぎる。

欧州で人気のZ

とはいえ、Z900に関しては海外の評価が凄く高い、特にヨーロッパでは売り上げ上位の常連です。

条件が複雑で割愛しますが、免許取って、いきなり乗れるバイクに入ってるのが大きい、しかも4気筒

広いエリアで評価を受けてるエンジン

日本:Z900RSがバカ売れ

欧州:Z900がバカ売れ

自主規制でリミッター付けて馬力を下げる。発進直後にリミッターに到達するから、回せる余地皆無になるらしい

しかし、毎年毎年海外の宣材写真がイキりまくってて好き、THE陽キャバイクって感じ。

Z900にも強みはあります、Z900RSとはまた違う方向で。

メリット1、コスパに優れる4気筒Z

ぶっちゃけ一番のメリットは本体価格です。

2023年値上げの波が来て、各社価格上がりましたが、、それでも1166000円。

ちなみにこの価格「ETC2.0、ヘルメットロック」込みです、Z650と同じく、周辺のコスパ勢が欲しい装備ついててこの価格

最近のカワサキは本体価格だけでは測れない、コスパの良さがある。

最強性能のコスパバイク「MT-09」がいるおかげ?Z900も排気量に対して、やたら本体価格がお買い得。

2024年は127万円

もう1段値段が上がりました、それでも1000CC以上よりかなりお買い得ですが。

Z900RSとは30万円開きがあります。

Z900RSの方がやたら足回りいい

1000CCから4気筒は、150万円以上が当たり前になると考えると、、100CC下がるだけで、127万円って安い。

今の1000CCは最高に性能盛られてるので、総合性能考えたら価格差は仕方ない。

でも、900CCの段階ですでに、公道で扱えきれる性能は大幅に超えてます。

メリット2、独自性強めのデザイン

今のカワサキは、上から下までライトのデザインが共通です。Zだろうとニンジャだろうと。

おかげで、カワサキの大型バイクはお得なバイクが多くなる

その中で、Z900はワンポイントアクセントをつけ差別化してますZの中で、この1台だけ「」が付いてます。

Sugomiデザインがさらにいかつくなってます。

ありです、やっぱり最近のバイクは尖らせてなんぼ。全てのZが同じデザインは悲しすぎるし

ちなみにデザインは同じですが、サイズは全く違います。車体幅に合わせてるから、かなりデカいです。

でも、、最近は小顔ブームが来てるから、デカいことがいいことなのかはわからない

アンダーカウル

独自性という意味では、申し訳程度のアンダーカウルもそうです。

役割を果たす気のないアンダーカウル、でも下半身尖らせるより好きだったりする

Z900は独自性強めのデザインです。

メリット3、令和最強の万能4気筒エンジン

4気筒と言えば回してなんぼなエンジンですが、結構900CCエンジンだけ方向性違います

スーパースポーツだらけの、今のラインナップだと、特に異質に見えるかも。

今一番世に知られてるエンジンだから今更

実はZ900とZ900RS、エンジン特性変えてます。

948CC水冷並列4気筒DOHC

125PS/9500

98Nm/7700

アシスト&スリッパークラッチ

ハイオク

ETC2.0

125馬力を9500回転で発揮するエンジン、明らか超高回転型とは呼べない回転数

でも、これが発進時のトルクに貢献する、下から上までバランスが良く、回す気がある人もない人も満足する特性になってます

エンジン自体は低中速域を重視、6000RPMからは一気にふけ上がる特性にしてます。

まるでスーフォア、というかCB650Rのような二面性を持った特性。

Z900RSより回るエンジン特性

Z900RS

111PS/8500

98Nm/6500

そうです、ちゃんとバイクに合わせてチューニングされてます、日本メーカーだと珍しい。

海外メーカーだと派生モデルで割とガラッと特性変えてくるので、そうでもない

Z900はスーパーネイキッドらしく馬力を重視してます。

航続距離

タンク17L

市街地18.0km/L

郊外23.0km/L

ちなみに結構タンク容量がデカい、17リットルもあります。まあ、ここまで排気量高い4気筒は、燃費期待できないので、航続距離それなりです。

エンジンレビュー

下からトルクフルですが、ピーキーではなく扱いやすいです。当然、開ければ地面を蹴り込むような力強さを感じます

価格.com

自然とニーグリップするようなポジションと軽快さで、人馬一体感はピカイチです。安定感が素晴らしいです。

価格.com

下トルクがあり、上も峠を走るくらいなら十分。6000RPMまでなら誰にでも乗れるポニーさん。

価格.com

6000~10000RPMはスポーツモデルの加速のそれで初心者でも扱えるなんて毛ほども思わないけれどあくまで公道(ストリート)向けに最適化されてるところが好き。

価格.com

メリット3、電子制御持ち

Z900は電子制御がZ900RSより多めです。

TFT液晶+スマホ接続

走行モード3種類

トラクションコントロール

以上です。

すごく普通ですね。むしろトラコンだけとか見劣りするくらい

このエンジンかなりアップデート頻度控えめ。CB1300みたいに、電子制御ドカ盛りする日を期待しましょう。

メリット4、ZX系譜のスポーツ全開の車体

車体全体のスポーツ走行へのこだわりは、4気筒Zで豹変します

Z650までは、どちらかというと「軽量化とツーリングの安定感」って感じでした。Z900は、隣の1000CCのような車体構成になります。

重量213㎏

もはやカワサキバイクの代名詞、トレリスフレームを採用。

エンジンを積極的にフレームの一部とすることで、軽量化と扱いやすさに貢献。前モデルZ800からは13キロも軽量化してます

水平式リアサスペンション

・41ミリ倒立フロントフォーク、調整機能付き

・カワサキだけが採用する「ホリゾンタルバックリンクリヤサスペンション」

サスを水平に配置することで、マスの集中化とスペースの確保に貢献。ZXシリーズに採用されるリアサスが、Z900に入ってきました。

ただのモノサスだと思ってたら水平型、カワサキ的にはガチスポーツ感増す

こう見ると、Z900はマフラーも結構ショート

ホイール

ホイールが細い細いスポーク数5本

スポーツ走行のために、ホイールの軽量化こだわりました感出てます

ここはZ900RSと違うホイール。レトロスポーツはスポーク数多い方が見栄えいい。

タイヤ

タイヤはダンロップ製スポーツマックス、ロードスポーツ2。

オンロードのスポーツ走行特化のタイヤ、多くのバイクに採用されています。

デメリット?

ここまでやっておいて、、ブレーキは普通の対抗4ポット、ラジアルじゃないっていうね。

足回りの贅沢さは、むしろZ900RSの方があります、向こうはラジアルマスターシリンダーまでついてる

やっぱり海外のエントリーモデルなんだな、っていう部分が見える。グレード的には、かなり上位の物だろうから問題はなし。

ウェーブディスクっぽいし、むしろ効きすぎないようにしてる気さえする。

足回りを超絶贅沢仕様にした「Z900SE」が消えたので、今更言っても仕方ない。

・オーリンズサス

・ブレンボブレーキ

・ブレンボ製マスターシリンダー

まとめ

ということで、Z900はかなり本格仕様のスポーツバイク。車体構成が、完全にスーパースポーツの系譜入ってきてます。

それでいて、発進から高回転まで扱いやすい万能エンジンを積んでるっていう、かなりいいバイクです

「そんないいバイクなのか、、ならZ900RS買うか」ってなるのが今の大型バイク事情。

自分でもこの二択ならZ900RS選びそう。でも前傾要素が欲しいから乗車姿勢はZ900かな、、。

Z900は容赦のない前傾姿勢って感じなんで、乗車姿勢で決めてもいいかも

現代のバチバチスポーツバイクであり、二面性を持つ扱いやすいエンジン。大型でスーフォアを求めるなら「Z900、Z900RS」をお選びください。

オーナーレビュー

割と燃費が良い。車重が軽いほう。ノーマルでも音が良いので変えようと思わない。

みんカラ

軽い・速い・安い日本じゃ人気の無い・・・じゃない方のZ900

みんカラ

まずルックスがいいですね。好みの分かれるところですが、RSみたいなレトロフィーチャーなバイクよりネイキッドの正常進化って感じでストリートファイターは自分的には好きなデザインです。

みんカラ

日本では圧倒的にZ900RSの方が人気あるでしょうけど、走り・動力性能に関しては間違いなくZ900無印の方が勝っています。

みんカラ

楽しいくてバランスのとれた最高のバイク RSより良いと思うんだけどな… 

みんカラ

以上です、終わり。