「X-ADVってアドベンチャー風のスクーターでしょ?ダートなんて無理じゃん?」
…って、思ってる人、
それ全然違います。
X-ADVの装備、完全に“ガチ”です。
見た目だけアドベンチャーなバイクとはワケが違います。
X-ADVは「ダートで壊れない装備」が標準装備

本当にオフロード意識して作られたバイクって、見るとわかります。
X-ADVは、明らかにそこを狙って作ってる。
1. アルミのアンダーガード+骨太なフレーム
- しっかり下を守るアンダーガード
- エンジン下部を石・段差から防御
- 剛性が高く、スクーターとは思えない頑丈さ
これ、下手なアドベンチャーモデルより作りが良いって評判です。
2. ワイヤースポークホイール+ロングストロークサス
- 19インチフロントにワイヤースポーク → 衝撃吸収◎
- サスストローク長め → ちょっとした段差なら余裕
- 車高も高めで底打ちしにくい
スクーターに見えて、中身はまんまアドベンチャーバイク。
3. 実はDCTって、ダート向き?
X-ADVのDCT(デュアルクラッチ)は、意外とオフロードで効きます。
- 半クラ操作 → 不要(坂道発進が楽)
- ギア飛ばし → 自動でトルク最適化
- 手動変速 → 必要なら自分で調整可能
オフ走行中って、「クラッチワーク地獄」があるんですが、
DCTならそもそもないんですよね。
しかもラフに扱ってもエンストしないから、初心者も安心。
4. フルカウルの中に混ざる“ガードパーツ”
X-ADVはカウルがフル装備ですが、
実はこの中にフレームマウント式のクラッシュガードが仕込まれているのが特徴。
- 転倒してもカウルが割れにくい
- エンジンや足回りに被害が出にくい
- サイドからの圧にめちゃくちゃ強い
これ、“転んでも壊れにくいスクーター”としては珍しい存在です。
ただし、日本だと活かせる場所は…限られる?
ここまでオフロード装備が整ってるX-ADVですが、
問題は「どこで使うの?」問題。
舗装路が多い日本では、フルで性能を使える場所は正直限られます。
唯一本気で活かせる場所 → 北海道

- 長距離ダート林道が実在する(例:道道933号など)
- 舗装されていない農道や林道が今でも多い
- クマ出没注意のガチエリアもある
この手のエリアだと、X-ADVのパッケージは神。
- 長距離 → DCT+大容量タンクで快適
- 舗装悪路 → スポーク&ロングサスで衝撃吸収
- 積載 → スクーター式でリアボックス楽勝
結論:X-ADVは“アドベンチャーごっこ”じゃない、ガチだった
見た目がユニークだから「イロモノ」っぽく見えるけど、
X-ADVはむしろ「実用性の化け物」。
- 街乗りでは最強の快適性
- ツーリングでは大型バイク並の余裕
- ダートでも壊れにくく、走破性が高い
それでいて、クラッチ操作もシフト操作も必要なし。
🚨 今後、もっと再評価されるかもしれない
実際、X-ADV(21年以降)は発売当初から即完売&プレミア。
しかもリセールも高く、バイク王など買取ランキングで2年連続1位なんて話も。
海外でも注目度が高く、「スクーターとアドベンチャーの融合」というコンセプトが、ようやく世界に刺さり始めてる気がします。