
「周りがみんなミニバン乗ってるから、そろそろ買おうかな」
会社の人から聞いたとき、思わず止めたことがあります。
なぜかというと、「周りが乗ってるから」という理由だけで買うには、ミニバンはあまりにもリスクが大きいからです。
っていうのをこの記事書いてて思い出しました。シェアしますね。

大型ミニバンは燃費が悪すぎる
ミニバン、とくにアルファードやエルグランドのような大型モデルになると、燃費はリッター5〜7kmなんてことも珍しくありません。
「え、そんなに悪いの?」と驚かれる人もいますが、これが現実です。
ハイブリッド仕様なら多少はマシですが、それでも軽やコンパクトカーに比べると燃費は圧倒的に不利。
ガソリン代が年々高くなっている中で、この燃費は家計に直撃します。
私が「ストップ!」と声をかけたのも、この燃費問題を散々聞かされてきたから。
乗り始めは快適で広さに感動するけれど、数か月もすると「ガソリン代が…」という愚痴が必ず出てくるんです。
排気量が大きい=税金も重い
燃費だけではありません。
大型ミニバンは排気量が2,500〜3,500ccクラス。つまり毎年の自動車税が高額です。
例えば、
- 2,000cc → 年額36,000円
- 3,000cc → 年額51,000円
この違いだけでも毎年の負担感は大きいですよね。
私の周りでも、一人暮らしなのに大型ミニバンを買った人がいました。
最初は「やっぱ広いし快適!」と喜んでいたのに、1年も経たないうちに維持費に音を上げ、中古の軽自動車に乗り換えたんです。
「維持できない車は、結局楽しめない」
その体験談をシェアして、ストップをかけました。
「周りが持ってるから」は一番危険な理由
正直、ミニバンを買うこと自体は悪いことではありません。
子どもが小さい時期や親世代と一緒に出かけるなら大活躍するでしょう。
でも、「周りが乗ってるから」という理由だけで選ぶのは危険です。
なぜなら、車は本体価格で終わりじゃないから。
ガソリン代、税金、保険料、車検代、タイヤ交換…。
毎月のように維持費が出ていきます。
にもかかわらず、多くの人は「買えるかどうか」「ブランド」「見た目」ばかりに目を向けてしまう。
維持費のことを知らないまま買ってしまい、後からグチを言うケースによく出会いました。
他人の車選びに口を出す難しさ
とはいえ、余計なお世話でもあるんですよね。
人の買い物にあれこれ言うのはムカつくでしょう。
だから私は普段、他人の車選びには口を出さないようにしています。
むしろ「いいじゃん!欲しいなら買えば?」と背中を押すことが多いです。
理由も言います。失敗した経験からしか見えてこないものがあるから。
「思っていたより燃費が悪い」「もっと発進のトルクがある車がいい」「維持が大変」
そういう実体験があって初めて、自分に合う車が分かるんです。
ストップをかけた本当の理由
それでも「やめたほうがいい」と言ったのは、どう考えてもいらないだろ、、って思ったから。
- 子どもはすでに独立
- 家族を乗せる予定もほぼない
- なのに「周りが乗ってるから」という理由で大型ミニバンを買おうとしていた
後悔する未来しか見えませんでした。
だから「それは絶対やめたほうがいい」とストップをかけたんです。
まとめ
車もバイクも「買って終わり」ではなく、そこからがスタートです。
- 燃費
- 税金
- 維持費
ただし、最終的に選ぶのはその人自身。
普段は口を出さずに「欲しいなら買えばいい、失敗したら学べばいい」と背中を押します。
でも、その人の生活にまったく必要ないのに「周りがそうだから」と流されているなら…。
そのときだけは「ちょっと待て!」と声をかけたくなるんです。
車は大きな買い物、なんとなくで買うのもいいけど、限度ってものはありますよ?