カフェレーサーは疲れる。でも、それでいい。

カフェレーサーって、見た目は最高。
ローポジションに細身のタンク、バチッと決まったシートライン。
眺めてるだけで惚れ惚れするし、
走り出せば「自分、カッコよすぎない?」って気分にすらなる。

でも…正直、めちゃくちゃ疲れる。

街乗り10分で手首がしびれる

ハンドルは低く、ステップは後ろ。
信号待ちのたびに、手首と腰が悲鳴をあげる。
「こんなんでツーリングなんて無理でしょ」って思うこともある。

でも、不思議と嫌じゃない。

“短時間”で完結する満足感

ちょっと走ってコンビニまで。
カフェで一息ついて、バイクを眺めてまた帰る。
たったそれだけで、心が満たされる。

カフェレーサーは、
「長距離じゃなくて、短時間で楽しむ」バイク。

それを受け入れたら、気持ちがグッとラクになる。

疲れたっていい、楽しいんだから

「カフェレーサー=不便」ってよく言われるけど、
だからこそ、その乗る時間が濃くなる。

30分のライドが、1時間分の満足感になる。

「遠くまで行かなくても楽しい」
「体力的に限界が来る前に帰ってこられる」
それって実は、大人のバイクの楽しみ方かもしれない。

見た目と雰囲気、それだけで価値がある

正直、性能で言えばもっと快適なバイクは山ほどある。
でも、カフェレーサーには「気分を上げる力」がある。
それって、バイクにとってすごく大事なこと。

最後に

疲れるって、悪いことばかりじゃない。
頑張ったからこそ味わえる達成感がある。
ちょっとだけ無理して乗ったその先に、
「やっぱバイクって最高だな」って思える瞬間がある。

カフェレーサーは、そういうバイク。

疲れることすら楽しめるようになったら、
もう立派な“カフェレーサー乗り”です。