2025年モデルで予約完売となり、突如話題を集めているヤマハのNMAX155。
でもバイク好きならちょっと引っかかるかもしれません。
「え、NMAXってそんな人気だったっけ?」と。
実はこのバイク、長年ホンダのPCXに押され続けてきた“影の実力派”。
今回は、なぜNMAXがPCXに勝てなかったのか、その理由をわかりやすく深掘りしていきます!
数字じゃわからない「ブランドと信頼感」

まず大前提として、NMAXはかなり優秀なバイクです。
- パワフルなVVA付きエンジン
- 安定感ある足回り
- 高速道路もOKな155cc
にも関わらず、なぜか売れない…。
その理由のひとつが、やっぱりブランドの差です。
ホンダ=“安心と信頼”のブランド力
「とりあえずホンダにしとけば間違いない」っていう安心感。
これ、バイク初心者や通勤スクーター層にとってはめちゃくちゃ大事なんですよね。
さらにPCXは、高級感のあるデザインで一貫してブランドイメージを築いてきました。
一方でNMAXは、どこかスポーティで無骨な印象。
カッコイイけど、ちょっと人を選ぶ感じもあります。
ちょうどいい”を極めたPCXの開発戦略
PCXが強い最大の理由は、ズバリ「ちょうどいい感」の完成度の高さです。
- 燃費が良い
- 足つきがいい
- シート下収納も十分
- カスタム映えもする
そしてなにより、ホンダは売れるバイクの作り方を熟知してるんですよね。
スペックで攻めるより、「日常で便利かどうか」にフォーカスした設計が光ってます。
NMAXはどちらかというと、“走るのが好きな人向け”。
運転が楽しいバイクだけど、万人ウケにはちょっと遠いという立ち位置だったんです。
ついに逆転の兆し?2025年モデルで完売!

そんなNMAXが、ここにきて大逆転の兆しを見せています。
2025年モデルは、
- 新デザインでスタイリッシュに
- ナビ専用液晶モニター
- 電子制御CVTでギア感あり
- トラクションコントロールまで装備
- 価格もPCX160とほぼ同じ
と、“やりすぎなくらい進化”してきました。
その結果、予約完売レベルの人気に!
SNSでも「もう買えない」「展示車すらない」といった声が多く、まさかのプレミア化。
…とはいえ、販売台数は年間1300台ほどで、実は例年通りという説も。
話題にはなってるけど、「本当のブレイク」はこれからかもしれませんね。
まとめ:NMAXの逆襲はこれから?
これまでPCXにずっと押されっぱなしだったNMAXですが、2025年モデルをきっかけについに時代が動き始めた感があります。
- ブランド力 vs 実力派バイク
- バランス型 vs 走行性能特化
- 王道 vs 玄人好み
この“構図の変化”を感じる今こそ、スクーター界が面白くなるタイミングかもしれません。