
変わらないことが強みZ900RS、まるでCB-Fシリーズみたいなキャッチフレーズ。
だって17年登場してから大幅アップデートしてないですからね。
それでもありえないくらい売れるバイク。
大型バイクが無差別化した90年代以降、きっとここまで1強が続いたのは始めてだと思う
そして2026年。
ついに、Z900RSが初の仕様変更を迎える。
ここにきて変化が、偶然にもCB1000Fが復活するタイミング、しかも年間5000台売るつもり。
これは26年面白くなってきました。
CB-FとZ-RS、令和の時代に二大レジェンドがまたぶつかる?
Z900RSとは

見た目はZ900の派生モデル、でも本家がじゃないほうのZ。
ネオクラシックブームで色んなバイクが出ました。
・Z900RS
・XSR900
・カタナ
・CB1000R
早い段階からZ900RSの圧勝。
RSだけが本気で復刻していた。
Z1の姿を、まるでタイムスリップさせたように再構築。
見た目こそクラシック、けれど中身はZ900譲りの最新メカ。
高回転型エンジンをチューニングし、低速トルクと伸びのある吹け上がりを共存、
さらに、サウンドチューニングも専用設計。
そう、こだわりしかない派生モデルです。ここまではどのメーカーもやらなかった。
でも下半身見ればわかる、いかにもマスの集中化にこだわった現代スポーツバイク。
足回りの定義も現代バイクそのもの。
さてどう変わったかみていこう。
変更点1、電子制御スロットルバルブ採用

まずアクセル操作にテコ入れ、そういえばまだワイヤー式。
電子制御スロットル化することで、さらに細かなアクセル操作に、瞬時に反応するようになります。
でも、これまでZ900RSには存在しなかった「パワーモード」などの走行モードとの連携も可能に。
雨の日やロングツーリングなど、路面や気分に合わせてエンジン出力を細かく調整できるようになります。
変更点2、6軸バランサーIMU

変わらないことがZの魅力だと思ってたけど「IMU」入れてきました。
そうなんですよね、これだけ排気量高いのにトラコンだけってZ900RSだけでした。
これによりコーナリングでもスリップ回避機能が介入、タイヤの安定感が増す安全装備です。
・トラクションコントロール
・エンジンブレーキ
・ウィリー
・コーナリングABS
・コーナリングトラクション
ライダーの操作に合わせて、車体の挙動をリアルタイムで解析。
その結果、スリップしそうなときにトラコンがより的確に介入し、コーナリング中でも安定を保ってくれる。
やっぱり必要ですよね。峠で散っていくニュースが夏になると増えるしね。
購入層考えたら、排気量や性能へのこだわり強いだろうし、振り回したいならIMUに甘えましょう
ちなみにCB1000FもIMU採用してます。
これまでクラシック系こそ、操る楽しさ優先で電子制御を最低限にしてたけど、なんか反対になりそう。
つまりストファイが操る楽しさ優先になる気配。
変更点3、クイックシフター採用

あー、、クラッチ操作省略技術入れてきました。もう確信犯?
クラッチを握らず、シフトペダルを踏む(または上げる)だけでギアが変わる。
操る楽しさより、楽さ優先がさらに可視化。
もちろん本質は操作省略による速さへの追求、。
もともとは、サーキットバイクのために開発された技術。
クラッチ操作を省くことで、加速中のタイムロスをなくし、スムーズにギアチェンジできる。
断トツ売上1位に採用されたってことは、
これはセミオートマの普及ペース上がりそう。
セミオートマ系のレビュー見ると、もう普通のバイクには戻れないってコメント多い。
でも、楽が悪とは全く思わないけど、気楽さはバイクと長く付き合う上ですごく大事です。
変更点4、クルーズコントロール
はい、一定速度で走ってくれる機能入りました。
もう25年に入ってからすごい勢いで採用されてますね。
アクセルを一定に保つのって、地味にしんどい。
とくに高速道路を何十分も走ると、右手がじんわり疲れてくる、、そんな経験、誰にでもあるはず。
これまでのRSは「走る喜び」が中心の設計でしたが、
26年モデルからは「走り続ける快適さ」にも目を向けてきた。

ここまでつくなら、、カウル付きのZ900RSカフェを選ぶ意味も上がりそう。
防風性と快適性が上がるため、より旅バイクとして完成度が高まる。
変更点5、スマホナビ採用

スマホ接続でナビ機能付きました、音声ナビだそうです。
はいここで疑問、「ジャパン モビリティショー2025」で既に展示されてるらしいですが、
二眼メーターのままです。
「ナビ表示どこ?」
「というか、IMUの大量の電子制御の設定どうするの?」
ハンドルスイッチ大幅に増えてるから、真ん中の狭い液晶でセッティングできるの?
もしくは、、
ヤマハ式採用?

カワサキ賢いですね、これたぶんスマホでセッティングできるようにしてるのかも、ヤマハはもうやってます。
なるほどね、スマホセッティングにすればTFT液晶化いらないと、
ちなみに間違ってた場合、どうやって調整するのかわからない。
変更点6、乗車姿勢大幅変更

乗車姿勢もテコ入れ。
・ローシート標準化
・ハンドルを絞る
・シートの厚みアップ
RSってシートとサスペンションへの不満が多い。中身はZX-10R譲りのバリバリスポーツですから、カッチリセッティングです。
でも購入層が高いんでしょうね。腰にくるそうです
特にシートはこれでもかと厚み増してます。
これまで以上に楽なバイクになった?
さて、SEモデルは26年から更に充実します。すでにブレンボオーリンズだったりしますが、さらに装備増えます。
変更点1、前後GSP連動ドラレコ

エリミネーターに続いてドラレコ付きました。ユーザーの評価が非常に高かった装備です。
けっこう人気商品、たしかデイトナの年間売上でもドラレコ多い。
別でつけると、車体全体に導線通す必要があるので工賃かかる。
その手間をメーカー純正で解決してくれた。
しかもGPS連動なので、映像と走行ルートを一括記録できる。
いざという時の証拠だけでなく、ツーリングログとしても使える
ならSEモデル一択です。
変更点2、専用USBポート

ハンドルにUSBつきました。
ヴェルシス1100と同じ方式、凄くツーリング向きなバイクになりましたね。
ドラレコあるならモニターでもつける?
これだけ追加されて価格ほぼ同じ?

こんな感じです、あとはマフラー形状少し変えたらしいけど、
排ガス対応の関係かな。
あとインターナルカットキーになります。
簡単にいうと、より複雑なカギになり防犯性能上がったよって話。
大幅に電子制御入りました。
で、ここまで装備増えたのに152万円からなんですよね、、
・Z900RS ブラック:約152万
・Z900RS SE:約180万
・Z900RS CAFE:約154万
あれ?全然上がってなくない? ということです。
数が出るからコスト抑えれると考えるのが自然だけど、これはかなりお買い得モデルかも?
まあクラシックらしさが売りのバイクで、電子制御もりもりが売りになるかは不明。
でもCB1300も21年式以降は高騰しまくってるのをみるに、わかる人にはわかる価値かも。

