
オフロードライダーの皆さん、冬のライディングは楽しいですが、指先の冷えだけはどうにもなりませんよね。特に高速移動や、標高の高い場所での走行風は地獄です。
従来のハンドルカバーは防寒性は高いものの、「転倒時に手が抜けにくい」「オフロード特有の操作の邪魔になる」という理由で敬遠されがちでした。
しかし、この冬、ダートフリークから発売された ZETAハンドガード専用「ハンドウォーマー」は、そのオフロード特有の課題をすべて解決する、革新的なウィンターギアです。
製品の核心:専用設計が叶える「操作性」と「防御力」

このハンドウォーマー最大の特長は、ZETA製のアルミニウムハンドガードの上から装着することを前提とした「専用設計」である点です。
① 究極の安心感:「転倒不能リスク」の軽減
一般的なハンカバは、転倒時にハンドルが地面に叩きつけられると、中のワイヤーやレバーが損傷するリスクがあります。
この製品は、剛性の高いアルミ製ZETAハンドガードを内蔵するため、厳冬期の不安定な路面で転倒しても、走行不能になるリスクを大幅に軽減します。これは、山奥を走るオフロードライダーにとって何よりも重要なポイントです。
② 工具不要!ベルクロのみの簡単装着
取り付けに工具は一切不要。ベルクロ(マジックテープ)でハンドガードの上から巻きつけるだけという手軽さです。シーズンオフの取り外しも簡単で、煩わしさがありません。
オフロードを意識した「二刀流」の防寒性能

ZETAハンドウォーマーは、単に風を防ぐだけでなく、シチュエーションによって性能を変化させられる「調整機能」を持っています。
A. 【ツーリング走行時】鉄壁の防寒性
手首開口部をベルクロで狭く絞り込むことができます。これにより、走行風の侵入を徹底的にシャットアウト。長時間の林道ツーリングや高速移動時でも、指先を冷やしません。
また、クラッチワイヤーなどの隙間風が入りやすい根元部分には、**防風フラップ(ベロ)**を配置。隙間を埋めるという細部までこだわった設計です。
B. 【オフロード走行時】高い操作性・安全性
手首開口部を広く調節することで、操作性が向上。動きの自由度が高く、スタンディングなどのライディングポジションへの影響を最小限に抑えます。
さらに、不意の転倒時には、手をカバーから抜きやすくすることで、ライダーの安全を確保します。
C. 3層構造で寒さをシャットアウト
メイン生地はPVCターポリン(高い防風性・泥汚れに強い素材)、中間にウレタンシート、内側に起毛生地を使用した3層構造。「防風」「防寒」「保温」をバランス良く実現しています。
メンテナンス性とディテール

| 項目 | 特徴 | メリット |
| 素材 | メイン生地にPVCターポリン採用 | 泥汚れをウエスで簡単に拭き取り可能。水洗いもOKで、オフロード後のメンテが楽。 |
| 手首開口部 | 柔軟性のあるネオプレン生地 | 動きやすく、スタンディング時の操作の妨げにならない。 |
| スイッチ周り | 調整可能な開口部フラップ | スイッチ類(ウインカー、ホーンなど)を操作しやすいよう、スペースを広く確保可能。 |
| 価格 | 11,000円(税込) | 専用設計で高い機能性を持ちながら、比較的導入しやすい価格設定。 |
まとめ:冬も「攻める」オフロードライダーへ
ZETA ハンドガード専用「ハンドウォーマー」は、従来の「ダサいけど暖かい」ハンカバのイメージを一新し、「高性能・高操作性・高防御力」を実現した製品です。
冬でも林道を攻めたい、ツーリングシーズンを延長したいオフロードライダーにとって、このZETAハンドウォーマーは今シーズン導入すべき必須アイテムとなるでしょう。
