
カワサキ Z900RSは、そのクラシカルなスタイリングと最新の高性能を兼ね備え、登場以来高い人気を誇っています。しかし、真のバイクファンが目指すのは、「Z1」「Z2」といった伝説の旧車が持つオーラと風格。
ここでは、Z900RSを「旧車スタイル」に昇華させるために欠かせない、品質・性能・デザインの三拍子が揃った高級カスタムパーツTOP10を厳選してご紹介します。
TOP10:珠玉の高級カスタムパーツ
Z900RSのカスタムで最も重要な「マフラー」と「外装」を中心に、足回りや機能パーツまで、憧れのラインナップをご覧ください。
マフラー(排気系)
| メーカー名 | 製品名 | 〃 | 特徴 | 価格帯(税込) |
|---|---|---|---|---|
| ヨシムラ | 手曲ストレートサイクロン Duplex Shooter | ![]() | 伝統の手曲げで職人がオールハンドメイドで仕上げた高級マフラー。アルミ鋳造製のエキゾーストフランジを採用し、ピークパワー向上と現代の騒音規制クリアを両立。純正から大幅に軽量化され、人気No.1の高い品質と性能を誇ります。 | 約25.4万円(政府認証モデル) |
| アールズギア | ワイバンクラシックR フルエキゾースト | ![]() | Z900RSのフォルムと相性の良いクラシカルなデザインの4-2-1フルエキゾースト。サブサイレンサーを廃したレーシーな構造ながら車検対応で、大幅な軽量化とトルク&パワーアップを実現します。「UPタイプ」など複数バリエーションがあり、跳ね上げ型のサイレンサーも選択可能です。 | 約26万円(チタンポリッシュ標準モデル) |
| BEET | NASSERT 3D UP フルエキゾースト | ![]() | φ100×350mmの細身チタン製サイレンサーを採用し、スポーティに跳ね上げたスタイルが特徴。独自のBLSS(Back Loaded Sub Silencer)機構により、政府認証品でありながら高出力を維持し、音量抑制も両立。ノーマルを上回る全域性能を実現しています。 | 約28.4万円(2023年時点) |
外装・シート
| メーカー名 | 製品名 | 〃 | 特徴 | 価格帯(税込) |
|---|---|---|---|---|
| ドレミコレクション | Z1スタイル テールカウル | ![]() | Z1を彷彿とさせる流線型のロングテールカウル。ノーマルより後端が長く、タンクからテールへの美しい流れを実現します。丈夫なABS製で、未塗装状態で出荷。純正と同じ7点でしっかり固定できます。 | 約1.98万円 |
| ドレミコレクション | Z1スタイル タンクカバー | ![]() | Z1タンクを思わせるフォルムに変更できるFRP製のタンクカバー。無塗装のFRPボディに専用ステーが付属し、純正タンクに被せるだけで装着可能。高品質な国産製です。 | 約3.08万円 |
| ARCHI(PMC) | ロングテールカウル | ![]() | 純正テールから約60mm延長し、リアが持ち上がる「Zらしい」クラシカルなデザイン。純正カラーに準拠した塗装済みモデルもあり、ハイブリッドカーボンコンポジット素材で耐久性・耐候性に優れます。 | 約4.36万円 |
| ARCHI(PMC) | シートASSY タックロール | ![]() | 70年代風の張り出したロール形状のタックロールシート。ロングテールカウルとの組み合わせに最適です。アンコ抜き(20mm)とライディング部へのゲル挿入により、足付き性と快適性を確保しています。 | 約3.85万円 |
その他パーツ(足回り・電装・エンジン)
| メーカー名 | 製品名 | 〃 | 特徴 | 価格帯(税込) |
|---|---|---|---|---|
| TRICKSTAR | モーターアーマーセット | ![]() | 高精度なアルミ削り出しで製作されたエンジンカバー3点セット(クラッチ・パルサー・ジェネレーター)。ブラックアルマイト処理が施され、高級感のあるデザインで剛性アップとドレスアップを両立します。 | 約4.24万円 |
| OHLINS | リアサスペンションキット | ![]() | 54径のシングルチューブ式高級リアショックアブソーバー。リバウンド減衰調整機構と全長調整式車高調機能を備え、上質なサスペンション性能で快適かつ安定した走行性を実現します。 | 約14.2万円 |
| POSH Faith | ルミナスLEDテールランプユニット | ![]() | 純正交換式のLEDテールライト。ポジション点灯時に円形リング状の光が浮かび上がり、クラシカルな高級感を演出します。純正テールランプベースにボルトオンで装着が容易です。 | 約1.9万円 |
リンク
旧車カスタムの魅力:なぜZ900RSを「Z」に近づけるのか?
Z900RSのカスタムは、単に性能を向上させるだけではありません。それは、「時間と技術を超越した美意識」を現代に呼び戻す行為です。
- 「音」へのこだわり: ヨシムラやアールズギア、BEETといった名門ブランドのマフラーは、単なる排気音ではなく、官能的で「杜撰(おろそか)なレーシングサウンド」を奏でます。この音質こそが、ライダーの魂を揺さぶる旧車の醍醐味です。
- 「フォルム」への追及: ドレミコレクションやARCHIのテールカウル・タンクカバーは、現代のZ900RSにZ1/Z2の流麗で伸びやかなボディラインを与えます。特にロングテールは、Z900RSのクラシックさを決定づける要素です。
- 「職人技と高級感」: 手曲げマフラーの職人技、アルミ削り出しのエンジンカバー、オーリンズの高性能サスペンションなど、ご紹介したパーツはすべて高い品質と技術に裏打ちされています。これこそが、愛車を唯一無二の「高級カスタムマシン」へと格上げしてくれるのです。
これらの高級パーツで仕上げられたZ900RSは、単なるレプリカではなく、伝説のZの魂を受け継いだ、現代のネオクラシックの最高峰となるでしょう。










