「積載ゼロ」の美学はどこへ?タナックス新作シートバッグが誘う『増築』の罠

2026年2月20日、サイドバッグの発売(1月31日)から一息つく暇もなく投入されるこの4兄弟。どれもこれも「バイクのデザインを邪魔しない」と殊勝なことを言いつつ、しっかり自己主張してくるセミハード仕様です。

1. 「財布とスマホ、あと見栄だけ」なら『シェルシートバッグS』

容量わずか3.5L。もはやバッグというより「ちょっと豪華な小物入れ」です。

  • 皮肉ポイント: 取り付けベルトが外に見えない仕様。「バッグを付けてる感」を出したくない、でもポケットに物を入れるのは嫌だという、最高に面倒なこだわりを持つライダーに最適です。車載工具をこれに入れるくらいなら、最初から故障しないバイクに乗ればいいのに、なんて言っちゃダメですよ。

2. 万能すぎて語ることがない『シェルシートバッグM』

容量10~14L。拡張機能付きの「優等生」です。

  • 特徴: テールに合わせて傾斜をつけたスラント形状。後ろ上がりのシートに載せても「おっとっと」とならない設計です。
  • 便利機能: PALSテープが付いたので、ポーチを追加して「俺のバッグ、カスタムしてるぜ」感を演出できます。

3. 「帰りのお土産は諦めない」執念の『シェルシートバッグL』

容量14~18L。もはやリアシートの主(ぬし)です。

  • 注目点: 天面が「えぐれた」形状をしています。なぜかって? この上にさらに別のバッグを載せやすくするためです。タナックスは、あなたがいつかバイクを「荷物のタワー」にすることを予見しているようです。

4. 究極の合体形態を目指すなら『ツアーシェルシートバッグM』

最大容量25L。A4サイズが入るボックス型です。

  • ここが本性: 先日紹介した『ツアーシェルケースM』と形状が同じです。つまり、これら3つを揃えれば、専用ステーなしで「なんちゃってフルパニア仕様」が完成します。
  • あえてのレインカバー: 他のモデルが防水インナーで済ませる中、これだけはレインカバー。上に載せた荷物ごと守るためという、過保護なまでの優しさです。

まとめ

2月14日にZ1100を買って、その6日後の2月20日にこのバッグを買う……。カワサキとタナックスに貯金を吸い取られる、完璧なスケジュールですね。

さて、サイドバッグとシートバッグ、どちらからポチる(予約する)予定ですか? それとも、両方セットで「動く物置」を目指しますか?

パニア派も唸る?タナックス2026新作、もはや「バイクに寄生する外装」の域