PCXが「別物」に化ける?8g〜19gのウエイトローラーが生み出す、天国と地獄の境界線

「最近、信号待ちからの出足がモッサリするな……」 そう感じたら、それはPCXが衰えたのではなく、プーリーの中でウエイトローラーが「偏摩耗して四角くなっている」サインかもしれません。

1「どっち向きだっけ?」の悩み、これにて終了

通常のウエイトローラーには「ストッパーがある方をこっちに向けて……」という面倒な組付方向の指定があります。間違えればプーリーを攻撃し、あなたの財布も攻撃します。

  • 一体成型タイプの強み: このDWRは方向指定なし。どの向きで入れても正解です。メンテナンス初心者や、私のように「細かいことは気にしない」というズボラなライダーには最高の救済措置ですね。
  • レーザー刻印の親切心: 片面にサイズ、片面に重さが刻印されています。数年後にプーリーを開けた時、「これ何グラムだっけ?」と天秤を持ち出す必要もありません。

「19g」から「8g」まで。広すぎる選択肢という名の罠

デイトナさんは、親切にも1g刻みで膨大なラインナップを用意してくれました。

  • 純正リプレイス派: 純正と同じ重さを選べば、新車時のあのキビキビした走りが戻ってきます。
  • 加速重視派: 少し軽いグラム数を選べば、信号GPでライバルを置き去りにする鋭い加速が手に入ります(ただし、燃費と最高速を犠牲にする勇気があれば、ですが)。
  • 最高速重視派: 重くすれば、回転数を抑えてゆったり巡航……できますが、PCXの排気量でそれをやると、登り坂で後悔することになるでしょう。

【PCX/DWR】ウエイトローラー「重さ別」性格診断表

PCXの純正値(モデルによりますが、現行機なら概ね17g〜19g前後)を基準に、何を選ぶべきか。あなたの「欲望」に合わせて仕分けました。

重さグループ特徴とメリットこんなライダーにおすすめ
【激軽】8g ~ 10g圧倒的な加速力。エンジンが悲鳴をあげるほど回る。信号GPで1位を獲らなければ死ぬ病の人。
【加速重視】11g ~ 13gストップ&ゴーが楽に。坂道での失速を防げる。街乗りメイン。渋滞のすり抜けで瞬発力が欲しい。
【黄金バランス】14g ~ 16g純正より少し軽快。最高速を維持しつつ加速を改善。純正のモッサリ感を解消したい。一番「失敗」が少ない。
【純正・リプレイス】17g ~ 19g抜群の安定感と低燃費。高速巡航が静か。メーカーの設計を信じ抜く、従順なライダー。
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