
バイク通勤・通学を避けて通れないライダーにとって、最大の敵は「雨」と「路面の悪さ」です。
趣味のツーリングなら「今日はやめておこう」ですみますが、日常の足として使うなら、どんな過酷な環境でも安心して走れる相棒が必要です。
今回は、舗装路の凹凸から急な大雨による路面変化まで、都会の悪条件を軽快に駆け抜ける「街中最強の4台」を紹介します!
1. 都会をサバイバルする注目の4台

① ホンダ ADV160
スクーターの利便性とアドベンチャーの走破性を融合。
- 強み: 26年モデルからはナビも標準採用。トラクションコントロール搭載で、雨のマンホールも怖くありません。
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② ホンダ CL250(スクランブラー)
ネイキッドながら悪路に強いスクランブラースタイル。
- 強み: アップマフラーにより浸水リスクに強く、新たに採用される「Eクラッチ(セミオートマ)」仕様で渋滞のストレスから解放されます。
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③ スズキ DR-Z4SM
400ccクラスに待望の復活を果たした最強モタード。
- 強み: 本格的な足回りと軽量ハイパワーな車体。オフロード由来の「いなし」とオンロードの「グリップ」を両立した、街中最強の機動力です。
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④ カワサキ KLX230SM / シェルパ
大都会の細い路地で真価を発揮するコンパクト派。
- 強み: 非常に軽量でサイズ感が絶妙。特にシェルパは、自転車と混じって駐輪しても気にならないタフなフレームガードが心強い味方です。
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2. なぜ「オフロード・モタード系」が通勤に最強なのか?

舗装された街中で、わざわざ車高の高いバイクに乗るメリットは意外と多いのです。
メリット1:渋滞・停止がラク(Eクラッチ & スクーター)
CL250やADV160のような「クラッチ操作がいらない、または省略できる」仕様は、朝晩のノロノロ渋滞で左手の疲労を劇的に減らしてくれます。
メリット2:視点が高く、先が読める
車高が高い=視点が高いということ。車の屋根越しに数台先の渋滞や事故を確認できるため、早めのルート変更が可能になります。
メリット3:衝撃吸収性と「滑り」への強さ
都市部の道路は、トラックによる轍(わだち)や凹凸、工事跡でボコボコです。
- ロングサスペンション: 段差の衝撃をいなし、乗り心地を確保。
- セミブロックタイヤ: 濡れた路面や砂利、落ち葉の上でも、雨の日特有の「ズルッ」とする怖さを軽減します。
メリット4:軽量・コンパクトな取り回し
疲れている仕事帰り、130〜150kg前後の軽い車体は最大の正義です。ガバっと手の力だけで旋回できる軽快さは、日々のストレスを大幅に削ってくれます。
3. 悩み→解決:雨の日の「あるある」を突破する!
| 悩み | この4台による解決 |
| 渋滞路で左手が死にそう… | Eクラッチ(CL250)やVベルト(ADV160)なら操作不要。 |
| 雨の日のマンホールが滑って怖い | セミブロックタイヤとトラコンの組み合わせで、グリップを確保。 |
| 冬の指先の冷えが辛い | アドベンチャー系はナックルガードやスクリーンが付けやすく防風性バツグン。 |
| 冠水気味の道路で止まったらどうしよう | アップマフラー(CL250/DR-Zなど)なら、排気口からの浸水リスクを低減。 |
4. ユーザーレビューから見る「モタード・オフ系」の本音
「モタードは知らない人から見れば『よくわからんバイク』。でも乗ってみれば…」
- 「重量135kgはモンキー125と30kgしか変わらない。軽すぎて無敵。」
- 「19馬力とは思えない走行性能。タイトコーナーが恐ろしく楽。」
- 「スニーカー感覚で乗れるのに、その気になれば峠も攻められる。」
- 「欠点はシートが固くてお尻が爆発することくらい(笑)」
5. まとめ:林道に行かなくても「オフ系」は正解
「林道なんて行かないし…」と思っていた方にこそ、この4台を検討してほしいです。
かつての舗装路一辺倒の考え方から、ゲリラ豪雨や路面悪化という「街の悪路化」が進む今、アドベンチャーやモタードという選択肢は非常に理にかなっています。
スニーカーを履くように気軽に、そしてタフに街を駆け抜けたいなら、この4台の中にあなたの正解があるはずです!

