
都会に住んでいると、意外な悩みにぶつかる?らしい。
それは「車の話をできる相手がいない」 ということ。
地方だと移動手段として当たり前にクルマを持っている人が多いし
「次なに買おう」と車の話は人気トピックになりやすい。
でも都会だと駐車場代は高いし公共交通機関は便利だし、そもそも「車を持たない」という選択が一般的。
興味がそもそもないらしい。
そんな都会生まれ都会育ち、車好き店員さんが担当になったらコペン熱が再燃しそうになった話です。
美容院を変えたら、出会ったのは「スズキ感染者」
きっかけは去年美容院を変えたことでした。
前の店の担当者が人気すぎてまったく予約が取れなくなり仕方なく新しい店に。
そこで出会った担当の方が車とバイク好き。
しかも「バイクはスズキしか買わない」というこだわりっぷり。
軽く話を振ったらそこからはずーっと車やバイクの話が止まらない。
僕自身もバイクに関してはエンドレスで語れるタイプなので、毎回最初から最後まで話してしまう。
その方にとっても都会で車やバイクの話を詳しくできる相手は珍しいらしい。
ちなみにバイクの知識は車に応用がききます。気筒数によるエンジンの特性や足回りのメーカーとかも共通してますから。
コペンの話題で一気に心が動いた

そんな会話の中で出てきたのが「コペン」の話。
「中古のコペンを探しているんですよ」って聞いた瞬間、なんか懐かしさを感じる、、。
「そうだ。社会人になった頃コペンめちゃくちゃ欲しかったんだった」って
当時、僕の中で候補にあったのは コペン と ホンダS660。
今でこそS660は高騰しまくってるけど、発売当初はそこまで評価が高くなく、むしろ「軽に200万出すならロードスター買えば?」なんて声もありました。
でもそういうことじゃないんです。
軽自動車のコペンだからこそ成立する可愛さ、丸目ライトの愛嬌、小さなサイズ感。
興味なかったのに、なんか唯一無二感にひかれました。
「いかつい車ばかり」の時代に輝いて見えた丸目
ここ10年、車のデザインはどんどんシャープでいかつくなりました。
そんな中で コペンの丸目デザイン はまさに異端児。
やさしくて、可愛くて、でもしっかりスポーティ。
「街に溶け込むスポーツカー」って今思えばすごく貴重な存在なんですよね。
だからS660と最後まで迷いましたが、心の奥ではコペンに気持ちが傾いていました。
実際はバイクに出会ってしまった
ただコペンを買うことはありませんでした。
なぜなら、そのすぐ後 バイクに出会ってしまったから。
最初に乗ったのは PCX。ではないけどPCXの万能性にビックリ。
「お金もほとんどかからないのに車と同じ速度で走れる」という事実に完全にハマってしまったんです。
「これだけで十分じゃん」
そう思ってしまった瞬間、コペン熱は一旦どこかに消えていきました。
そこからバイクにハマり、チェックするのはいつもバイクに、、。
でも、やっぱり「次に車を買うならコペン」
それからかなり年数が経ちすっかり忘れてた存在、、。
美容院でコペンの話を聞いた瞬間またあの気持ちが戻ってきたんです。
「次に車を買うとしたらやっぱりコペンだよな」って。
もちろん実用性で言えばファミリカーやNBOX。
でも僕にとって車は「効率の道具」じゃなくて「気持ちを高めてくれる存在」であってほしい。
その意味でコペンはまさに理想なんです。
昔から思ったんですよね、デカい買い物は通販でいいじゃんって。
だから荷物があんまり置けないことは気にならない。
軽スポーツカーの楽しさは「合理性を超える」
冷静に考えれば軽スポーツはコスパがいいわけではありません。
狭いし、燃費良いわけじゃないし、維持費だって軽だからめっちゃ安いというほどでもない。
でもサイズ感がいい、しかもやっぱりかわいい。
「可愛いから欲しい」「丸目」なんて理由で買うことが許されるのが軽スポーツの良さだと思うんです。
排気量高ければいいってものじゃない日常に溶け込む小さな贅沢。
それを思い出させてくれたのが美容院での何気ない会話でした。
まとめ
という日常の中のなにげない話です。ちなみに車のスペックは全然詳しくない。
でも日常で触れるのは圧倒的に車の話、なんか久しぶりにコペンの話を聞いて車にも興味を持ちました。
車なんて乗れればなんでもじゃんくらいの気持ちだったのに、
やっぱりまだどこに熱があるのかな、面白い会話でした。