ネオクラCB1000Fが登場!ビッグネイキッドCB-Fの系譜まだ途切らせない

ついにCB-Fの系譜が復活する、待ちに待った令和のビッグネイキッドCB1000F、SEが発売します。

これでCB1300が終わっても系譜は続く

そして、、ボリュームはたしかに少し見劣りする、
現代の解析技術を駆使した洗練された姿。

でもCB-Fの系譜は本来ホンダのスポーツバイクカテゴリー、
これからのビッグネイキッドはかなり扱いやすい。

そして、Z900とRSの関係に近いことしてます。
いや、思いっきりトルクに振ってる点で言えば突き抜けてる

馬力モンスターホーネット、鬼トルクモンスターZ1000化、
CB-F 「ビッグネイキッドは重い」という常識を覆す一台になって登場です。

ビッグネイキッドCB1000Fの系譜とは?

ホンダ、CB1000F、CB1000F SE 目指したのは時代を超えて愛されるデザイン。

CB400SF、CB1300SF、もう10年以上前、
きっとインジェクション化以降ずっと終わると言われ続けてたバイク。

今でも生きてる系譜ですが、他社は2008年辺りで終了、
大排気量もZRX1200Dの16年で終わったジャンル。

ホンダは人気の高さを反映して続けてくれます。

ちなみに復刻モデルというより、CBらしく常に最新のスポーツ性を追いかける、
公式の説明から読み取れます。

ある意味非効率、ここまでフレームが細くなっても剛性確保できる現代、
タンクがはみ出まくってます。

でもこのボリュームがいい。

Z900RSを絶対倒すバイク?

まずこのCB1000Fヤバいくらい強気設定です、年間台数5000台を目指すらしい。

これ完売した場合、Z900RSがついに陥落する台数になります。

直前のYZF-R9の300台を見た後だと、、すごすぎる。
やっぱり人気のまま終えた系譜なだけに、まだまだ需要があるってことなんでしょうね。

特徴1、大幅に値段が下がった新CB-F

約140万円に設定。上位の「CB1000F SE」でも160万円前後。

相当値下がりしたように見える、、
というのもCB1300ファイナルは200万円ですからね。

あちらはCB1300専用のブレンボオーリンズにゴールドチェーンついてますけど。

SEは約160万円、こっちは色々ツーリングを快適にする装備ついてます。

・フロントカウル、ビキニではない?どう呼ぶんだろうね。

・ラジエーターグリル

・クイックシフター

・グリップヒーター

・専用シート

防風効果高そうなデザインなので、最初から快適さを求めるならどうぞ。

10年前のスーフォア価格に逆戻り、これを可能にしてるのがCB1000ホーネットベース、
ストリートファイターらしく無駄をそぎ落としまくったコンセプトのおかげ。

特徴2、ビッグネイキッドCB最強の軽量ハイパワー、そして支えるIMUを採用

CB1000Fの重量は214キロ、CB1300から大幅に軽量版に仕上がってます。

ちなみにCB1300は266キロ

エンジン排気量もデカいけど足回りも特大、 一気に50キロ以上軽量化。

このバイク、足回りのサイズがミドルクラスサイズの1000CCです。

・ショーワの41ミリ倒立フォークSFF-BP

・ニッシンのラジアルマウントキャリパー

・180ミリサイズのラジアルタイヤ

フレーム細いけど、足回りもリッタークラスよりワンサイズ小さい。

ホーネットのレビュー見る限り、四気筒らしからぬ軽さを感じるバイク。
すぐ近くにいるCB1300より、CB400の方が操作感近いと思う。

スペックだけ見るならね

でも操る感を強めに打ち出したホーネットは「コーナー」は支えてくれない。

それだけ軽いと逆に怖い、
そう感じるライダーも多いはず。

大丈夫、CB1000Fは「6軸バランサーIMU」採用してます。

これにより、トラクションコントロールからABSまでコーナリングでもサポートしてくれます。
滑り出しや転倒リスクを大幅に軽減してくれます

これけっこう珍しいです。

というのも、逆にネオクラシック系の方が操る楽しさ残すために、電子制御減らすパターンが多かったから。

年齢層高めなのも関係してるのでしょう、コーナーで散っていく悲しい事故が毎年夏になると増える。
乗ってるバイクはリッタークラスの大排気量、悪いことは言わないから「IMU」という最強の安全装備に甘えよう

で、たぶんIMUで常時介入させないといけない性能だと思う、理由はエンジン特性をかなりいじってきたから。

特徴3、CBR1000エンジンをまさかのトルク寄りに専用チューニング化

「どうせホーネットの上半身変えただけでしょ?」
正直、最初は誰もがそう思ったはずです。


ストファイからネオレトロって、基本的に上半身変えて終わりです。

ですが、、CB1000Fの心臓部には、あのCBR1000RR(2017年式)由来のエンジンを搭載しながら、
まさかの大幅にトルク寄りにエンジン特性変えてきてます。

サーキットエンジン(CBR)ってやろうと思えばトルク寄りにできるんだ、、

124馬力に下がり、最大回転数が9000まで下がってます。
どの回転域でも分厚い加速を楽しめる仕様。


Z900RSを意識した気がするけど、大幅に馬力下げてきました。

これ、もうすぐ出るZ1100と同じくトルクモンスターかもしれない。

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やったことは1,2速ローギア化、左右2気筒ごとに異なるバルブタイミングなど、
めちゃくちゃトルクを厚くして、市街地から高速まで楽にしてます。

低回転でも力強く、高回転ではホンダらしい伸びを残す。

で、可変バルブっぽいことやってることに加え、説明では鼓動感や排気音を重視したとか、
スーフォア要素をだいぶ意識したつくりになってるみたいです。

ホーネットは150馬力、前モデルCB1000Rも150馬力、CB1000Fはたぶんのんびり走れる、というかパンチ力かなりヤバいと思う。

まあホンダセレクタブルトルクコントロール入ってるので、ウィリーするとかはないと思うけど。

特徴4、シートが低いクラシックスタイルを継承

CB1000Fを一言で表すなら、
「リッタークラスなのに、誰でも乗れるバイク」。

誰もが知ってる教習所バイクをやってくれてます。

シート高795ミリです

これ大型バイクの中で、クルーザーのぞいて一番低いかも。
大型スポーツバイクは810~830ミリが標準です。

足つきで悩んでいた人にとって、この数センチの差がとにかく大きい。

そしてハンドル高くライダーに寄ってる。乗車姿勢はみんなよく知ってるオーソドックスを継承、シートもフラット気味で前傾要素なしってやつです。

メーターの情報量増えすぎてこれしか無理

コクピット感は普通の大型TFT液晶、
ナビ付き、メーター周りは個性が消えていく。でもカラーで見栄えはいい。

ちなみにここ1年で、シートのウレタン素材も新しく更新されていってます、
いい意味でお尻にやさしくなってると思う。

特徴5、こだわりを追加したカフェレーサーCB1000F

ビキニカウル付きで終わらないのが、今回のCB1000F SEです。

ただビキニカウルっぽいものつけただけでなく、ラジエーターグリル、クイックシフター、グリップヒーター、専用シートがついてます。

このスタイルけっこう選ぶ意味あります、なぜなら来年はCB400が復活すると思いますが、
派生モデルはCBRが確定してるから。

つまり、400ccではカフェスタイルの選択肢が出ない可能性が高い。

なら、、CB1000F SEです。

振り返ると、やっぱりネオレトロ系は排気量高いエリアが中心。
中型はストリートファイターと線引きされてますね。

重厚感、トルク、そして金属の質感。

所有感と性能が大事なジャンルです。

まとめ

こんな感じです。

CB1300が幕を下ろしても、CB-Fの魂はここにあります。

軽く、鋭く、扱いやすくなった令和のビッグネイキッド。
CB1000ホーネットの軽量ハイパワーに、Z1000のようなトルク寄りにチューニング、
これは選ぶ意味がかなり上がりました。

CBRエンジンだからパンチ力は元々定評ある、
すぐ危険を感じるのはCB1000Rから言われてた。

上手く走行モードを使い分けよう。ここは過信しすぎないように。

214キロ124馬力、ビッグネイキッドが消え、
超軽量でパワフルなストリートファイターがどんどん出てた、10年以上前を思い出す進化です。