
バイクも物価高騰の波に飲み込まれどんどん価格が上がっています。
昔は「ちょっと頑張れば買える」存在だったのに、今では新車価格が軽く50万人気モデルは100万円を超えるのも珍しくありません。
それでも――やっぱりバイクが欲しい。
この気持ちを消すのは難しいですよね。
そこで提案したいのが 「リセール(売却時の価値)を意識して買う」 という考え方です。
1. 中古で安いバイクを買う
まずは王道の選択肢。
新車でいきなり100万円ポンと払うのは難しくても、中古なら手が届く車種はまだまだあります。
バイクは「乗り換え頻度が高い乗り物」です。
クルマと違って所有年数が短い人も多く、中古市場に豊富に出回っています。年式が少し古くても走行距離が少なければ十分狙えます。
もちろん状態の見極めは大事。でも「とにかくまずはバイクに乗りたい!」という人には中古は強い味方です。
2. 売る時のリセールを意識して買う
ここが一番のポイント。
多くの人は購入価格ばかりに目が行きがちですが、実は大事なのは 「手放すときにいくら戻ってくるか」 です。
例えば30万円で買ったバイクが10万円で売れれば、実質20万円の出費で済みます。
同じ30万円でも、売るときに2万円しか戻らなければ28万円の出費。大きな差ですよね。
バイクにも「リセールの強い車種」があります。代表例は
- Z900RS
- レブル250
- PCX
どれも新車・中古ともに人気が高く、市場での回転率も良いモデルです。
注意したいのは「高性能=買取価格高い」ではないこと。
スペックがいくら高くても知名度が低かったり、需要が限られていると買取価格は伸びません。
むしろ「誰でも知ってる人気車種」の方が高く売れます。これはロレックスなど高級時計の世界と同じで、ブランド力と知名度が価値を支えています。
3. ローンで支払いを分散する
最後はシンプルな方法ですが、ローンで支払いの時間軸を長くするのもアリです。
一括で大金を払うのが厳しくても、毎月の負担を小さくすれば「買えない」を「買える」に変えられます。
ただし、金利や支払い総額には注意。
どうせなら「リセールの良いバイクをローンで買って後で高く売る」くらいの発想を持つのが賢い選択です。
実体験:PCXは本当にリセールが強かった
ここで自分の体験談を少し話します。人気バイクだとイメージ以上に売れるって話
PCX
かなりハードな使い方をしていました。
- エンジンに負担をかけまくる乗り方→坂道しかない
- カーブで路面凍結に乗って転倒 → カウルはバキバキ
正直「これは値段つかないだろう」と思っていました。たしか6万円にはなりました。
けっこう粘ったけど10万円は届かず。
2代目PCX
こちらも走行距離3万km超え。かなり酷使していたので期待はしていませんでした。
でも結果は 12万円で売却。
購入価格は30万円ほど。
「ここまで戻ってくるのか」と正直驚いた記憶があります。
つまり、人気スクーターのPCXは「壊れかけでも、走行距離が伸びていても、意外と値がつく」という実例。リセールを意識する大切さを身をもって知った瞬間でした。
リセールを意識するデメリット
もちろんリセール狙いにも弱点はあります。
それは 「みんなが乗っているバイクを選ばないといけない」 ということ。
- 「ちょっと人と違う車種が欲しい」
- 「マニアックなモデルに乗りたい」
そんな気持ちとは真逆です。
でも考えてみれば時計や車も同じ。
ロレックスが高く売れるのは「みんなが欲しいから」。
マニアしか知らないブランドはリセールが弱い。
中古市場でみんなの目に入らない、というか知らないから。
「売ることまで考えるなら、人気車種に乗る」――これが鉄則。
バイクにもブランド力
全体的に高く売れるのは「カワサキ」、次に「ホンダ」。
一番リセール悪いのはスズキって感じになってます。
カワサキは値引きをしない、スポーツ系だけに絞るなどのこだわりがブランド力を底上げしてます。
定期的に現行モデルのリセールランキング出てますよ>>リセールプライスランキング | Bike Life Lab|バイク王
まとめ
お金が厳しい中でバイクを買うなら、リセールを意識しましょう。
- 中古で安いバイクを買う
- 人気車種を選んで売るときの価値を見据える
- ローンを使って支払いを分散する
特におすすめは②。
人気バイクは「乗って楽しむ」だけでなく「売るときに戻ってくる」から、実質的な負担をぐっと下げられます。
どうしても欲しい気持ちは抑えられない。ならば、賢く選んで長く楽しむしかありません。