
冬の大型バイク、特にネイキッドやツアラーで高速道路を走るライダーにとって、指先の冷えは深刻な問題です。電熱グローブでも追いつかない強烈な走行風に晒されます。
そこで最強の防寒アイテムとして候補に挙がるのがハンドルカバーですが、一般的なハンカバは原付や小型バイクサイズが多く、大型バイクのスイッチボックスや長いレバーにはサイズが合わないという問題がありました。
今回は、そんな大型ライダーの悩みを解決するYAMAMARUTO(ヤママルト)のHC-OB7800を解説します。
ヤママルト HC-OB7800の性能と「ビッグサイズ」のメリット

① 圧倒的な「大型対応サイズ」
HC-OB7800の最大の特長は、大型バイクの幅広なハンドルバーや、スイッチボックスを全て覆い隠せるビッグサイズ設計です。
- 操作性の確保: 特に重要なのが、クラッチレバーやブレーキレバーの握りしろを十分に確保している点です。サイズに余裕があるため、カバーがレバーに干渉するリスクを軽減し、安全な操作をサポートします。
- スイッチ類の視認性: スイッチボックス部分には透明のビニール窓が設けられており、ウインカーやホーン、セルスイッチなどの位置を迷うことなく確認できます。
② 極厚の保温・防風素材

外側は耐久性の高い厚手生地、内側には暖かいボア素材を採用。大型バイクの高速走行で受ける強い風圧を完全にシャットアウトし、カバー内を魔法瓶のように温かく保ちます。
③ ビッグスクーターにも最適

カウル付きのビッグスクーターは風防効果が高いですが、ハンドル部分は露出しています。HC-OB7800は、大きめのカウルやスクリーンと干渉しにくいよう設計されており、スクーターライダーにも人気があります。
他製品との比較:ヤママルトを選ぶ理由
ヤママルト HC-OB7800は、他のハンカバが不得手とする領域で強みを発揮します。
| 比較項目 | YAMAMARUTO HC-OB7800 | 一般的な汎用ハンカバ(コミネなど) | 高級・スタイリッシュ系(ラフ&ロードなど) |
| サイズ感 | ◎(大型バイク・ビッグスクーター対応) | △(原付・小型向けが多い) | 〇(車種専用設計が多い) |
| 操作性 | ◎(透明窓、レバー干渉防止設計) | 〇(スイッチが見えにくいことがある) | 〇(スマートだが余裕は少ない) |
| デザイン | △(実用性重視) | △ | ◎(スタイリッシュ) |
| 価格 | ◎(比較的安価) | ◎ | △(高価な傾向) |
コスパと実用性の最強選択
HC-OB7800は、デザインの面ではラフ&ロードの高級モデルに劣りますが、大型バイクにしっかり装着できる安心感と価格の安さが大きな魅力です。「見た目より、とにかく冬の寒さから手を守りたい」というライダーにとって、コスパ最強の選択肢です。
🔧 3. 大型バイクでの使用と取り付けのコツ

① グリップヒーターとの相性
大型バイクの多くに標準装備されているグリップヒーターとの相性は抜群です。HC-OB7800が熱を外に逃がさないため、熱効率が格段に向上し、手の甲まで温められます。
② バーエンドの処理
大型バイクはバーエンドが大きいため、取り付けの際はカバーの穴からバーエンドがしっかり出るか確認が必要です。HC-OB7800は大型を想定していますが、念のため取り付け時には緩衝がないか確認し、レバー操作が妨げられないかを徹底してください。
③ 構造の確認
HC-OB7800は「ボックス型」に近い形状です。風圧で変形しにくいよう、装着時にはステーやバンドをしっかりと固定し、高速走行時にカバーがめくれ上がったり、ブレーキレバー側に巻き込まれたりしないよう注意しましょう。
🏁 まとめ:大型バイクの冬の快適は、サイズ選びから
大型バイクを冬も安全に快適に走らせるためには、サイズが適した防寒対策が必須です。
ヤママルトのHC-OB7800は、「大型バイクの広いハンドル周りを、しっかりと覆い、操作性を確保しながら、冷気を完全にシャットアウトする」という、実用的なニーズを完璧に満たしたアイテムです。
「サイズが合わないから」とハンカバを諦めていた大型ライダーの皆様、ぜひこの冬、HC-OB7800で快適な高速ツーリングを実現してください。

