原付二種といえば、今やホンダPCXが圧倒的な人気。でもちょっと前までは「アドレス」シリーズが最強の通勤バイクとして君臨していたのをご存知ですか?
今回は、スズキの【アドレス125】に焦点をあてて、その魅力と今の立ち位置をゆる〜く、でもしっかり紹介していきます!
そもそもアドレス125ってどんなバイク?

「アドレス125」は、スズキが2019年にインド向けに投入した「アクセス125」をベースにしたモデル。日本では「アドレスV100」から続く長い歴史のあるシリーズで、原付一種のサイズ感に125ccのエンジンを詰め込んだ、超コンパクトなスクーターです。
過去には「アドレスV125」が爆発的ヒット。通勤快速として20万台以上売れたこともある名機です。
なぜ人気だったの?昔のアドレスV125のスゴさ

- 乾燥重量わずか85kg!
- 小さな10インチタイヤで11.4馬力
- 見た目は原付なのに中身は125cc
このバイク、当時の規制がゆるかったこともあって、めちゃくちゃパワフル。小さな車体で街中をキビキビ走るには最高でした。
ただし…
郊外やスピードが出る道路では少し頼りない足回り。雨の日に滑りやすかったり、タイヤの小ささから安定感に欠ける面も。
今のアドレス125はどうなってる?
現在のモデルは、見た目がガラリと変わって「オシャレスクーター」路線に進化!インド生まれらしく、ちょっとクラシックで丸っこい可愛らしいデザインが特徴です。
デザイン重視で街乗り特化?
- 10インチタイヤはそのまま(小回り最強)
- 街中ではちょうどいいサイズ感
- オシャレでコンパクトな見た目
- タンク容量たったの5L(=遠出は想定してない)
つまり、通勤・近所の買い物に全振りしたバイクになってます!
エンジンはどう?SEPエンジン搭載!
現行アドレス125には「SEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)」エンジンを搭載。
- 燃費重視の設計
- 発進・加速もそこそこ良い
- 空冷で構造がシンプル=壊れにくい
最高速や長距離ツーリングは得意じゃないけど、街中のストップ&ゴーでは十分な性能を発揮してくれます。
積載性は?買い物に便利?
- シート下収納:21リットル(フルフェイスは厳しい)
- フラットボード+荷掛けフック
- USBソケットあり
- リアキャリア装備(ボックス追加で実用性アップ)
ちょっとした買い物や通勤にはバッチリ対応。リュックやトートバッグを足元に置けるのもフラットボードならでは!
アドレス125はこんな人におすすめ!
- 電車通勤から脱却したい人
- なるべく安く原付二種デビューしたい人
- 小さくて置き場所に困らないスクーターが欲しい人
- オシャレで気軽な通勤バイクを探してる人
まとめ|アドレス125は“都市専用”最適解
「原付二種=なんでもできる」と思われがちだけど、アドレス125はあえて割り切って“街乗り専用”に振り切ったスクーターです。
バイクに「快適さ」や「高速走行」を求めるならPCXやNMAXがおすすめ。でも、コンパクトでサクッと乗れてコスパも抜群なバイクが欲しいなら、アドレス125はアリです!