「足つき」という大義名分で見た目を極める。エリミネーター専用ロール&ダイヤシート降臨!

街中で見かけない日はないほど売れているカワサキ・エリミネーター。 「他人と被りたくない」という、量産型バイクオーナーが必ず陥る病の処方箋が、この**カスタムシート(ロールタイプ)**です。

「足つき向上」という、全ライダーを虜にする甘い誘惑

このシート、ただ格好いいだけではありません。

  • 10mmダウンの魔力: 「あと少し、地面が近ければ……」という切実な願いを叶える10mmダウン。太もも部分の角を削るという、メーカーの「執念」すら感じる工夫が施されています。
  • 一体成型ウレタン: 「最適な硬度」と謳っていますが、純正のフカフカさに慣れたお尻には、ちょっとした試練かもしれません。でも大丈夫、ワイルドな男は痛みに強いはずですから。

「タンデム不可」という潔すぎる割り切り

ここがこの製品の最も皮肉なポイントです。

  • 「安全のため、タンデム走行はお控えください」: 商品説明にさらっと書かれたこの一文。タンデムベルトは付属しているのに、乗るなと言う。
  • 結論: つまりこれは、「後ろに誰も乗せない、孤独でクールな俺」を演出するための小道具です。もしデートで使うつもりなら、彼女には「ごめん、このシート、美術品なんだ」と説明する覚悟が必要です。

利便性を捨ててこそ「カスタム」の境地

  • キー操作の廃止: 純正のように鍵一本でお手軽脱着……なんて甘えは許されません。シートを外すには、いちいちネジを回す必要があります。
  • 防水性能: 「完全防水ではありません」という、雨の日の絶望を予感させる注釈。雨が降ったら、お尻がじわじわ湿っていくスリルを楽しめます。

「ダイヤ/ブラックステッチ」という、もう一つの誘惑

エリミネーターの雰囲気をガラリと変えるカスタムシートに、「ダイヤ/ブラックステッチ」タイプもラインナップ。ロールタイプが「硬派」なら、こちらは「都会的でラグジュアリー」な装いです。

  • デザインの二択: 「ロール(縦筋)」か「ダイヤ(ひし形)」か。これはもはや、きのこの山かたけのこの里かというレベルの、不毛で熱い宗教論争を巻き起こしそうです。
  • 「隠れた努力」は共通: 見た目は違えど、中身は同じ。10mmダウンと、内ももの肉を削ぎ落とした(ような)スリム形状で、短足……失礼、足つきに不安があるライダーを優しくエスコートしてくれます。
  • ブラックステッチの美学: グレーステッチのように目立たせず、あえて黒一色でまとめる。この「気づく奴だけ気づけばいい」という突き放した態度は、まさにエリミネーター乗りの好物でしょう。
高速道路はもう「修行」じゃない。エリミネーターを走る個室に変える3万円の透明な盾