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あえて今、650CCに乗る理由とは?
2024年時点の各排気量事情について考えていく内容です。
大型バイクで詳細な維持費を出すのは難しい。一般論でしか語れないので「選ぶバイク、環境、頻度、乗り方」でかなり個人差出ます。
600CCという、、たった二台しかいない世界。
サーキットバイクだから、維持費なんて気にしたら負けの世界です。
・600CCバイクの世界
・大型バイクの税金
・CBR600RR、ZX-6Rのコスト
600CCSSの維持費→リッタースポーツに近い
2024年だからこそ、ミドルクラススーパースポーツを選ぶ理由は増えたかもしれません。
笑えないくらいバイク関係も値上がりしてしまいました。
大型バイクは110万円くらいでも安い側という扱い
もしかしたら本体価格100万円くらいが、多くの人にとってボーダーラインかもしれません。
インフレに対して賃金が追いついてない2024年現在、600CCは丁度いい立ち位置かもしれません。
一時期は大型スポーツバイクと言えば「600CC、1000CCの二択」だった時代もありました。
存在感もある時代もありましたが、今はミドルクラススポーツが無数に選択肢があります。
ですが、もっともバランスのいいポジションは、やっぱり600CCかもしれません。
- 馬力が丁度いい
- 本体価格が比較的丁度いい
- 令和の時代は足回りが丁度いい
- サイズが丁度いい
- 重量が190㎏台
正直、ぱっと見中型バイクにも見えなくもない。
アイドリング時の荒々しい音で、大型バイクなのに気づきますが。
このクラスの足回りは、今が一番選択肢があるかもしれません。
・前後17インチタイヤ、フロント120mm、リア180mm
・ラジアルキャリパーのダブルディスク
今もっと幅広く採用されてるサイズ感です。おかげでどのメーカーも用意してくれてます。
リッターSSの大型タイヤ、大型パーツに憧れを持つかもしれません。
ですが、路面に食いつく分、ストリートでは大変な部分があります
600CCSSは「ハイオクエンジン」で燃費は悪い
一番ランニングコストに響く部分は「ハイオク仕様」。
そして4気筒超高回転型エンジン。下手すればリッターSSより回す必要がある排気量。
600CCはまだ発進時のトルクが弱い分、回す必要あり
・CBR600RR:ストリート18.5km/h、郊外25.5
・ZX-6R:ストリート16.2km/h、郊外19.3
リッターSSの回す楽しさを、多少維持費を抑えて得れるかもしれません。
このバイクを一言で言うと「CBR1000RR-Rを600CCエンジンにしただけ」。
IMU持ちで全身電子制御まみれ、電子制御ステアリングダンパー持ちで、ミドルクラスとしては贅沢を極めた車体を持ってます。
2024年にはモデルチェンジします。価格はキープ
サーキットバイクなのに、公式の説明が「いかにツーリング向き」なのかをアピールするSS。
・ETC標準装備
・636CCに排気量拡大。発進時のトルクを補う
・純正だとサーキット系パーツ控えめ?
かなり確信犯のコンセプトです。ちなみに、乗車姿勢はサーキットバイクらしいまま。
ZX-6Rと4Rの比較は「乗り換えたいカワサキSS(スーパースポーツ)「ZX-4RvsZX-6R(2024年式)」
維持費は周りの排気量以上
400CC、650CC、750CCとは本体価格、維持費ともに離れます。
イメージとしては、燃費の悪い900CCバイク
スーパースポーツの世界で維持費どうこう言うこと自体愚か。でも、ふんわりとでも知ることが大事です。
600CCバイクの税金、足回りの交換費用
・年間走行距離1万km
・ガソリン代120円換算
大型バイクの中で低い排気量ですが、400CC以上は税金面では大きな差はありません。
変わっていくのは「足回りの交換費用」。
この表は参考程度です。なぜなら全体的にインフレしてるから。600CCはリッタークラスを基準にしましょう。
車検があります。新車で買ったら3年、その後2年ごと。
中古バイクを買う場合、いきなり車検時期だったりするので注意
ユーザー車検のために自分で持ち込むなら、メンテ不要なら3万円前後。
バイクのユーザー車検とは、自分でバイクの整備や手続きを行って、陸運局に持ち込んで検査を受ける方法です。
陸運局は各都道府県に1、2か所。遠ければとことん遠い場所にあります。
お店に任せるならプラン次第。
車検の検査費用、書類作成代、2年分の税金を先払いした費用が車検代
2りんかんは数か月前に予約すると3000円安くなります。
250CCまでなら購入時だけ払う「重量税」。車検のたびに払う必要があります。
どれだけ道路にダメージを与えるかで金額決まります
長く保有すればするほど差が開く項目。ですが、誤差の範囲内ですね。
「買ってすぐ売る」をやると、実は250CCが一番高くつきます。
軽自動車の半分以下のサイズなのに「軽自動車税」。毎年払う必要があります。
ここは大きな差は開きません。
自賠責保険を車検ごとに払う必要があります。
バイク事故が減ってる、人口が減ってるから年々安くなってます。この10年で何度か値下げしてます。
250CC以下ならコンビニで10分
250CC以下は、最大5年分、コンビニで書類、ステッカー発行ができます。
「労力」は全然違いますね。税金支払いが車検時に縛られるのはすこしだるい。
必須ではありませんが、事故した時のリスクが高すぎる、必ず入るべき保険。
・事故が多い年齢は高め
・一般的に26歳以上から安くなる
・リターンライダーも少し高い
個人によって会社、プランが全然違います。この表は参考程度
各会社のプランを比較したいなら「インズウェブバイク保険見積りサービス」をどうぞ。入力すれば、まとめて比較できます。
強制ではないですが、バイクが高騰しまくってる今、最初の1.2年は入っておいてもいいかも。
後から入れる「ZuttoRideClub」をどうぞ。
愛着が消え始める2年目、3年目までは盗難保険入ってます
ちなみに、さっさと愛着を消す方法は「立ちごけ」。傷がつくと扱いが一気に雑になります。
上位互換はレンタルボックス
盗難保険の上位互換は「レンタルボックス」。ただし、家の近くにある可能性は低い。
そして、バイクブームの数年前から取り合い状態。
詳細は「バイク駐輪場がない全国のレンタルボックスを検討しよう【加瀬倉庫】」に書いてます。
なぜバイクだけ車検にスポットが当たるのか?
なぜバイクばかり「車検」にスポットが当たるのか?
メンタル面に大きく左右されるから。
- ユーザー車検で済ませたら、250CCと差がない
- 2.3年に一度
ユーザー車検なら、税金面では大きく差が開かない。ですが、労力面では2年ごとに余計なことが増える。
そこを許容できるか。そこも個人個人によって、バイク費やせる「時間とコスト」が全然違います。
そもそも乗り換え、手放すのが当たり前の乗り物。
バイクブームも過ぎ、枯渇してた人気バイクも中古だらけになってきました。
「ユーザー車検通せば、大型バイクも中型バイクも変わらない」っていう人は、きっとバイクとの付き合いが長い人。
ですが、大半の人は「少し乗れば満足」します。長期保有向けは250CC以下が楽です。
250CC以下は放置してても、年間に必ずやることは「軽自動車税、任意保険」くらいです
CBR600RR・ZX-6Rの足回りの消耗品
どちらも共通の特徴を持っています。
・4気筒
・フロント120、リア180ミリラジアルタイヤ
・ラジアルマウントキャリパーのダブルディスク
600CC最強の強み「120、180ミリラジアルタイヤ」。2024年現在、600CCから1000CCあたりまでこのサイズです。
・ドライからウェット
・ツーリングから峠
・峠からサーキット
国内外問わず、色んなメーカーで選びたい放題。しかもサイズ小さい分、リッターSS(200ミリ)より5000円くらいは安い。
ドライツーリングタイヤの違和感ないくらいの硬さを選べば、長持ちすると思います。
リッターSSはサーキットタイヤ1択に近いです。5000㎞~8000㎞くらいで交換を覚悟しよう
もしかしたら4ポットキャリパーは独特?適合車種が生産終了車だらけ。
一つ言えるのは、リッターSSよりワングレード下がります。それがいいか悪いかはあなた次第。
ブレーキパットはシングルディスク、ダブルディスクの差が大きいです
もしかしたら一番頻度が高い部分。4気筒エンジンは大きいので、必要な容量増えます。
- CBR600RR:3.4L
- ZX-6R:3.6L
プレミアムオイル、レーシングオイルではなく、スタンダードオイルでも大丈夫です。
1万円くらいは覚悟した方がいい容量。
最後は自分のメンテナンス次第
後は日々のメンテナンス次第。定期的にタイヤに空気を注入し、チェーンオイルを吹きかけましょう。
チェーンはメンテするしないで1万㎞持ちが変わるとも言われています。
「バイクメンテナンスに必要な最低限の工具18選【2023年版】」
600CCSSの強みはパーツの選択肢の多さ
600CCの維持費のイメージ「900CCバイクに近い維持費+燃費悪いから+α」は必要。
MT-09辺りと維持費が近い、頭に入れておくと納得できる価格だと思います。
バイクを乗り回したいなら、600SSと1000SSは大きく差が開いていきそうです。
パーツの選択肢が多く、維持費を減らすための工夫ができる
インフレに対して賃金上昇が全く追いついてない2024年、丁度いい選択肢かもしれません。
まとめ
結論は、、
・サーキットバイクなんでコスパがいい訳がない
・足回りの選択肢の多さは間違いなく強み
・車体もコンパクト+重量も軽く扱いやすい
・想定外の出費が怖い人向けスーパースポーツ最大排気量
公道からサーキットまで行ける排気量らしい、守備範囲の広いSSです。
最大の壁は「600CCSSにリッタースポーツ並みの本体価格を出せるか」。1000CCツアラーと同じくらいの価格します。
600CCにステップダウンを考えてるならこちら
1000CCSSより600CCスーパースポーツが楽しい理由【ステップダウン候補】ちょっとだけ妥協しようと考えてるならこちら
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