
国内4メーカーの2021年新型バイクをさくっと紹介する記事
2020年冬の段階では、ニューモデルというより、マイナーチェンジ、モデルチェンジが中心
全体的にツーリングを快適にする装備が追加される印象
2022年バージョンも作りました

最近のバイクちょっとよくわからない、、って方はこんな本があります。
目次
ホンダ
PCX125

水冷単気筒 | 12.5PS/8750 | 11.8Nm/6500 |
シート764mm | 重量132kg | タンク8.1L |
燃費47.4km/L | ¥357000円 |
15.8PS/8500 | 15Nm/6500 | 132kg |
この10年間で3度目のモデルチェンジという驚異的なペース
125CCクラスで一歩も二歩も先を行くベストセラーモデル
2021年モデルで最も変わった点は、「トラクションコントロール」を搭載したこと
「雨、強風、大雨」でも関係なく乗る必要がある「シティーコミューター」には最も必要な装備が搭載された。
- トラクションコントロール
フロント、リアタイヤのバランスを管理。スリップしないようにする - 新設計「ESP+」エンジン
- タンク容量8L→8.1L
- リアタイヤが13インチ化。前後とも1サイズ大型化
- シート下スペースが2L増加で30.4Lに
- PCX150は排気量拡大「PCX160」に
グロム

102kg | 10PS/7250 | 1.1Nm/5500 |
シート761mm | タンク6.0L | 385000円 |
125CCの中でも人気のモデルグロムもモデルチェンジ
カスタムのお供として絶大な人気を誇るグロム。
2021年モデルで更に「カスタムしやすい形状」になった
サイドカバーなどが簡単に取り外せるようになり、最初からカスタム前提の仕様に
そしてエンジンも新設計。4速→5速になり高回転域のエンジンをキープしやすくなった
- サイドカバーなどが取り外ししやすくなった
- シフトインジケーター
- 4速から5速化
CRF250L


水冷単気筒 | 24PS/9000 | 23Nm/6500 |
シート830mm | 重量140kg | タンク7.4L |
燃費34.8㎞/L | ¥599500 |
初のモデルチェンジとなったCRF250L
「軽さが正義」のオフロードバイクらしく、フレームから設計の見直しで「4kg」の軽量化に成功
最大トルクの発生回転数が下がり、オフロードらしさは上がった。
フルLED化したフロントデザインはCRF450Lに近いデザイン
一気に装備を追加して「本気仕様」に。公道から林道までバランスの取れたバイクになった
2021年から前モデルまでローダウン仕様だった「シート高830mmモデルが標準仕様」になった
- 10mmストローク量拡大
- 公道、林道両方快適になる装備が追加
- シート高830mmで誰でも乗れるオフロードバイク
- 144kg→140kg
- ギアポジションインジケーター
- アシスト&スリッパークラッチ
クラッチが軽くなる。ギア下げた時のバックトルクを逃がす - 接地面積の広がったサイドスタンド
- プッシュ式ヘルメットホルダー
CRF250RALLY

水冷単気筒 | 24PS/9000 | 23Nm/6500 |
シート800mm | 重量152kg | タンク12L |
燃費34.8㎞/L | ¥741400 |
CRF250Lのアドベンチャーモデルは見た目以上に「中身がアップデート」
「タンク容量が10L→12Lに増加、それにも関わらず5kg軽量化」と大幅に使い勝手が向上。オンロードとオフロードのバランスが今まで以上に向上
アドベンチャーモデルとしては「超」が付く軽量バイクとなった
CRF250Lと同じく「ギアポジションインジケーター」、「アシスト&スリッパークラッチ」を搭載し更に快適な仕様に
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- タンク容量2L増加+5kg軽量化と大幅に進化
- 外観以上に中身は強化
- 250CCアドベンチャーで断トツの軽量バイク
- 単気筒バイクの中ではいい値段する
- ギアポジションインジケーター、アシスト&スリッパークラッチ追加
シート形状を変更
GB350

空冷単気筒 | 20PS/5500 | 29Nm/3000 |
シート800mm | 重量180kg | 燃費41.0km/L |
タンク15L | ¥550000 |
インドで発表されたハイネスCB350|日本名GB350
日本で近いモデルはSR400やW800。バーチカルエンジンなど昔ながらのクラシックを再現したモデル。エンジンも低回転重視のトコトコ系
価格が550000円と400CCクラス断トツ最安値
- 250CCより安い400CCクラス
- 燃費41㎞/L+タンク15Lの長距離に強い仕様
- コンセプト以上に、外観は今のバイク
- シフトインジケーター、トラクションコントロール
ヘルメットホルダー
スポーティーな派生モデル|GB350S

178kg | 594000円 |
GB350の派生モデルも同時発表|GB350S
各部の外装を変え「よりスポーティーなデザイン」に。
ハンドルも少し低くなり、攻める姿勢になった
リアランプは丸型から長方形型に。特にリア周りが絞られたデザインになった
- ヘッドランプリングを装着
- リアタイヤ17インチ、ワイド化
- ハンドルが少し低く、少し前傾姿勢
- スポーティーなグラブバー
- リア周りが「ネオスポーツカフェCB系」
- 専用マフラーカバー
- タックロール調のシート
- フロントフォークブーツ
X-ADV

水冷直列2気筒 | 58PS/6750 | 69Nm/4750 |
シート790mm | 236kg | タンク13L |
燃費27.7㎞/L | 1320000円 |
アドベンチャースクーターもエンジンを改良、フレームも見直し
「電子制御スロットルバルブ+走行モード」を追加。環境に合わせた走行がやりやすくなった
通勤から遊びまで行けるバイクに更に磨きがかかった
二輪で初めてのデイタイムライト|ロービームを点灯させる必要がない。
真ん中の太いライトが常時点灯。夕方になるとロービームが自動点灯
- 独特のフロントデザイン+デイタイムライト
- 前後調節可能サスペンション+アフリカツインと同等のディスクブレーキで足回りも強化
- 電子制御スロットルバルブ+走行モード追加
- 電子制御、足回りも更にオフロードに対応
- トラクションコントロール
- シート下USB電源、スマートキー、ETC
グリップヒーター - 5段階調節ウィンドスクリーン
- DCT
- 走行モード5種
NC750X

水冷直列2気筒 | 58PS/6750 | 69Nm/4750 |
シート800mm | 214【DCT224】kg | タンク14L |
燃費28.6km/L | ¥924000 【DCT】990000 |
NC750Xはフレーム含めて見直しが図られ、大幅に軽量化
フロントデザインもシャープな印象になったが車体全体もスリム化
電子制御スロットルバルブ搭載で3つの走行モードを搭載
ラゲッジスペースは23Lに増量。「シート高は30mmダウン」と誰でも乗れるバイクになった
性能は上がったが、NC750Xはコスパに優れるバイクからは遠ざかった
- フロントデザイン変更
- 電子制御スロットル+走行モード追加
- 6キロ軽量化
- 誰でも乗れるシート高800mm
- ラゲッジスペース1L増加
- メーター変更
レブル1100

水冷直列2気筒 | 84PS/7000 | 98Nm/4750 |
シート700mm | 223【233】kg | タンク13L |
燃費18.7km/L | ¥1100000 【DCT】1210000 |
CRF1100Lアフリカツインの並列二気筒エンジンがベース
マスの集中化、低い重心、コンパクトと軽量化と取り回しを優先したスタイル「ボバースタイル」を継承
クルーズコントロールや走行モード、DCTも搭載と、旅をするバイクとしての完成度はかなり高い。
1100CCの超大排気量に対して「110万円~の価格は安すぎる価格」。
大型クルーザーの中で最軽量の車体。他のレブルと同じく間違いなく売れる
- 超大排気量としては安すぎる価格
- エンジン以外他のレブルシリーズと似てる
- ツーリングを快適にする電子制御
- 公式PV、公式の写真がコーナリング中の映像ばかり
コーナリングに強い自信を見せる
- スロットルバイワイヤー+4種の走行モード
- クルーズコントロール
アクセルを回さずとも一定速度で走ってくれる - ウィリーコントロール
加速でフロントが浮かないようにする - アシスト&スリッパークラッチ、グリップヒーター、ETC
シート下USB - DCT
ギアを自動で変速してくれる、もしくはハンドルのスイッチで手動でギアチェンジ出来る
DIO110→新フレーム、スマートキー
CB125R→エンジンDOHC化、SHOWA製サスペンションSFF-BP
CB1000R→フロントライト「ティアドロップ化」
CB1300SF、SB→アシスト&スリッパークラッチ+走行モード+クルコン
ゴールドウィング→オプション装備を標準装備化、トランク10LUP
カワサキ
メグロK3

空冷並列2気筒 | 52PS/6500 | 62Nm/4800 |
シート790mm | 227kg | タンク15L |
燃費21.1㎞/L | ¥1276000 |
日本最長の歴史を紡ぐモーターサイクルブランド“メグロ”。およそ一世紀も時代を遡る1924年より、「大排気量」で「高性能」、「高品質」を謳い、当時、日本のライダーたちから憧憬の念を集めた“メグロ”ブランドがいま甦ります
カワサキ公式サイトより
かつてあった企業「メグロブランド」を復刻させたモデル。W800をベースとすることで、ネオクラシックの中のクラシック的なバイク
各所にメグロのロゴマークを配置、艶ありブラックでクラシックさを強調。
ハンドルはアップライトスタイルで、ゆったりとした乗車姿勢
W800よりもレトロさが増したことで昔ながらのファッションが似合うオシャレバイクなのが魅力
- メグロマーク
- 古すぎるくらい古い企業の復刻モデル
- W800シリーズよりアップライトスタイル
- アシスト&スリッパークラッチ
- グリップヒーター、センタースタンド、ETC
ヘルメットロック
NINJA ZX-10R

水冷並列4気筒 | 203PS(213PS)/13200 | 115Nm/11400 |
シート835mm | 207kg | タンク17L |
燃費16.5km/L | ¥2299000 |
1000CCスーパースポーツZXシリーズがモデルチェンジ
カウルとウイングが一体化したことで更にダウンフォースを得られるように
今回のモデルは走りに磨きをかけるだけでなく快適性も重視。
「クルーズコントロール+走行モード」を追加で、ツーリングマシンとしても高い完成度を目指した
- カウリング効果を追求したデザイン
- 大幅にデザイン変更
- ツーリングも重視した電子制御を追加
電子制御+機器
- エコノミカルライディングインジケーター|ECOモード
燃費重視の運転 - 電子制御スロットルバルブ+走行モード
- 6軸センサー|IMU
車体全体のバランスを管理。最強の安全装備 - ホリゾンタルバックリンク|リアサスペンション
水平リンク式リアサスペンション - KIBS(カワサキインテリジェントアンチロックブレーキ)
- スマートフォン連動
スマホに色々なバイクの機能を表示させる - クルーズコントロール+クイックシフター
VERSYS1000SE→スカイフックテクノロジー採用。最強の衝撃吸収機能
Z H2SE→スカイフックテクノロジー
ヤマハ
YZF-R7

73.4PS/8750 | 67Nm/6500 | 188kg |
ヤマハが投入するミドルクラスのスーパースポーツ
YZFシリーズ譲りの外観だが、MT-07ベースとすることで軽量コンパクトな扱いやすさ重視の設計思想
MT-07の派生モデルは全てシンプルイズベスト。
YZF-R7も電子制御などなく車体構成はシンプルその物
ライバルNINJA650やCBR650Rより前傾姿勢強めの本格スーパースポーツ
- MT-07エンジンベースで扱いやすい
- 国内大型3位の軽量バイク
- シート高835mm+ハンドル位置低め
- 本当の毎日乗れるスーパースポーツ
- アシスト&スリッパークラッチ、クイックシフター(オプション)
MT-07

73.4PS/8750 | 67Nm/6500 | 184kg | 814000円 |
登場以来初のモデルチェンジ
フルLED化しフロントデザインもガラッと変わった。
電子制御などの追加はなく「シンプルな車体構成は継承」
シンプルイズベストなMT-07は今風のスタイルになった
- MTシリーズらしい攻撃的なデザイン、一方で中身のシンプルさは継承
- 最大馬力の発生回転数が減少
- 反転液晶
MT-09

119PS/10000 | 93Nm/7500 | 189kg | 通常1100000 GT 1265000 |
過激な3気筒エンジンを積んだMT-09もフルモデルチェンジ。フレームから変更
50CC上がった排気量をトルクに振ることで、87Nm/8500→93Nm/7500
「マスターオブトルク」の名にふさわしい性能に
車体も189kgと大幅に軽量化+エンジン性能アップと「更に過激な」になった
6軸センサーIMUを搭載し、車体全体のバランスを取ることで更に安定感のある走りを実現した
- フレームから見直しで軽量化
- デザインを大幅変更
- 片持ち式リアフェンダー廃止+マフラーほぼ消滅
- 排気量50CCアップで馬力、トルクアップ
- 6軸IMUで車体全体を管理する必要があるくらい過激バイク
- 大型最軽量に近い189kg
IMU
- 3モード|トラクションコントロール
- スライドコントロール
- フロントウィリーコントロール
- ブレーキコントロール
TRACER9


119PS/10000 | 93Nm/7000 | 213kg | 1452000円 |
トレーサー900がモデルチェンジ「名前もトレーサー9」に。
更にスポーティーな外観になりSSの様なスタイルに
50CC上がったことで馬力とトルクがアップ。
1キロ軽くなったのにもかかわらず、1Lタンク容量は増加。
IMUが入ったことで、車体全体のバランスは良くなり安全性は増した。
GTモデルは前後電子サスペンションをIMUで管理。更に車体全体を管理してくれる
「シート高が810mm~825mm」と一気に低くなり、誰でも乗れるアドベンチャーマシンとなった
日本にはGTモデルだけ導入
通常
- 50CCアップ|馬力、トルク増加
- 6軸センサーIMU
車体全体のバランスを電子的に管理。他の電子制御の土台 - 1キロ軽量化+タンク19Lと増加
- シート高810mm~825mmと大幅ダウン
- スクリーンがロング化
- 片持ち式リアフェンダー廃止
GT専用装備
- KYB製前後電子制御サスペンション
フロント、リアタイヤもIMUで管理。路面状況を電子的に管理 - 上下クイックシフター+クルーズコントロール
- コーナリングライト
車体の傾きに合わせてコーナーの先を照らす機能 - 専用サイドケース
スズキ
GSX-S1000

水冷4気筒 | 152PS/11000 | 106Nm/9250 |
シート高810mm | 214kg | タンク19L |
価格未発表 |
GSX-S1000が久しぶりにモデルチェンジ
外観をガラッと変更。機械的なデザインになりどこか「ヤマハのMTシリーズの1台」みたいな外観になった
階段状のフロントライトはS1000だけの独特な形状
電子制御を走行モードで一括管理しているので「ハンドル周りはシンプル」
- 普通のネイキッドから攻撃的なデザインに
- エンジン性能アップ
- タンク容量17L→19L
- 液晶が大型化
- 乗車姿勢が多少楽になった
電子制御|走行モードで管理
- トラクションコントロール5種類
- 上下クイックシフター+アシスト&スリッパークラッチ
- ローRPMアシスト
エンジン回転数が低い時に、少しだけ回転数を上げてくれる。発進時などのエンストを防ぐ - 電子制御スロットル
- スズキイージースタート
隼(Hayabusa)

水冷直列4気筒 | 190PS/9700 | 150Nm/7000 |
シート800mm | 264kg | タンク20L |
燃費15.4km/L | ¥2156000~ |
伝説のメガスポーツがモデルチェンジ
時速300km制限が出来た後役割を終えた「メガスポーツ」というカテゴリーの中でまだまだ存在感を発揮する
2021年モデルはわずかに馬力とトルクが落ちたがほぼ据え置き。
重量は2kg軽量になった
最大の変更点は「大量の電子制御が搭載されたこと」。かなりの数が入ったので2020年までのモデルとは別物化
走行モードでほとんど一括管理しているので、意外とハンドル周りのボタンは少ない
- デザイン変更
- エンジン性能の数値は下がったが、低中速トルクは多少上がった
- メガスポーツを「人間の技術で操るバイクから電子制御に助けてもらうバイクに」
走行モードで一括管理
- SDMS-α|スズキドライブモードセレクトアルファ
トラクションコントロール
パワーモード|出力特性
アクセル開度に対する出力を調節
上下クイックシフター
ウィリーコントロール
エンジンブレーキコントロールをカスタム設定可能 - ローンチコントロール
発進時のフロント浮きあがりを管理 - スピードリミッター
速度にリミッターをかけて、それ以上の速度が出ないようになる - クルーズコントロール
- コンビネーションブレーキ|前後連動ブレーキ
リアだけのブレーキで、フロントにもブレーキが効く。リアがロックしにくくなる - コーナリングABS
車体のバンク角に合わせたABS - ヒルホールドコントロールシステム
坂道発進時後退しないようにする - エマージェンシーストップシグナル
急ブレーキ時、リアランプが高速点滅。航続車に知らせる - スズキイージースタートシステム
ワンタッチでエンジン始動 - ローRPMアシストクラッチ
半クラ時など、回転数を少しだけ上げる。エンストしにくくなる




