バイク初心者がいきなり大型バイクはありか?【結論:あり。ただし2026年はハードル高め】

「バイク免許すらないけど、いきなり大型に乗るのは無謀?」

「まずは中型(400cc以下)で練習してからステップアップすべき?」

これからバイクライフを始めようとする方が必ずぶつかるこの壁。SNSや知恵袋でも意見が分かれるテーマですが、多くのベテランや業界の結論はひとつです。

「一番欲しいバイクに乗れ。以上!」

今回は、なぜ「いきなり大型」が正解なのか、そして2025年現在、知っておくべき「現実的な壁」について解説します。

1. 結論:いきなり大型は「大あり」な3つの理由

① 「妥協」しても物欲は消えない

中型で妥協しても、街中で憧れの大型バイクを見かけるたびに「やっぱりあっちが良かったな…」と後悔します。バイクは趣味の乗り物。心が躍らないマシンに乗っても、結局すぐに乗り換えることになり、余計にお金がかかります。

② バイクは「替えが効かない」キャラクターの宝庫

車と違い、バイクは排気量やエンジン形式が変わると、乗り味も性格も「別物」になります。

  • 海外メーカーは大型がメイン: ハーレーやドゥカティなど、そもそも大型免許がないと選べないブランドが多い。
  • ステータス極振り: 大型バイクは「加速」「デザイン」「所有感」のどれかに特化したモデルが多く、その代わりは中型には務まりません。

③ 教習所で「大型の重さ」は体感できる

今の大型教習車(NC750Xなど)は、実際の大型バイクの中でも重い部類です。教習中に「この重さ、意外といけるな」と思えば、そのまま大型へ進んでOK。「重すぎて無理!」と思えば、その時に中型に切り替えればいいのです。

2. 【悩み→解決】いきなり大型への不安を解消!

いきなり大型に乗る際によくある不安を、現実的な視点で解決します。

不安・悩み解決策・考え方
「重すぎて支えきれないのでは?」大型は確かに重い(平均200kg超)。解決策は「足つきの良いモデル」「ミドルクラス(MT-07など)」を選ぶこと。250cc並みに軽い大型も存在します。
「パワーがありすぎて暴走しそう」現代のバイクには「電子制御(拘束具)」があります。モード設定でパワーを抑えれば、初心者でも穏やかに扱えます。
「扱いきれないのは恥ずかしい」そもそも、ベテランでも大型の性能を100%引き出せる人は稀です。「扱いきる」のではなく「余裕を楽しむ」のが大型の醍醐味です。

3. 2026年、最大の壁は「お金」である

かつては「とりあえず大型」と言えましたが、今は少し状況が違います。物価高騰の影響で、大型バイクに乗るハードルは物理的に上がっています。

  • 免許費用: 普通二輪から大型まで一気に取ると、20万円近く(あるいはそれ以上)かかる場合も。
  • 車体・維持費: 車体価格、ガソリン代、ハイオク指定、タイヤ代…。中型に比べて維持費の桁が変わります。

【アドバイス】

少しでも費用を抑えるなら、「合宿免許」でセット割を狙うのが賢い選択です。浮いたお金をヘルメットやプロテクターに回しましょう。

>>こちら

4. 「いきなり大型」に最適な“ちょうどいい”モデルたち

「リッターバイクは怖いけど、大型免許を活かしたい」という方には、以下のモデルがおすすめです。

  • ホンダ レブル500 / CL500: 250ccの車体に大型エンジンを積んだ「中身だけ大型」仕様。取り回しは中型そのものです。
  • ヤマハ MT-07 / XSR700: 車重180kg台。250ccクラス(ZX-25Rなど)と同等の軽さで、大型の加速を楽しめます。
  • カワサキ Z650RS: コンパクトで足つき抜群。大型であることを忘れるほど扱いやすい名車です。

5. まとめ:憧れと現実は違う、でも乗らなきゃわからない

筆者もかつてCBRに憧れて乗り換えましたが、実際に乗ってみて「自分は前傾姿勢より、景色を楽しめるアップハンドルが好きだ」と気づきました。

でも、その気づきは「憧れのマシンに乗ったから」得られたものです。

教習所で「がっくんがっくん」と発進に苦労するレベルでなければ、迷わず大型へ行きましょう。もし合わなければ、売って中型に戻ればいいだけです。人気車種ならリセールバリューも高いので、致命傷にはなりません。

まずは合宿免許の空き状況をチェックすることから、あなたの「大型ライフ」をスタートさせましょう!

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