国内4メーカー29台|セロー250が競ってきたオフロードバイク達【1985年~2020年】

1985年
エンジン馬力トルクシート高
4ストローク空冷単気筒20馬力/7500回転20N.m /6000回転830mm
重量タンク容量価格
133kg9.3L588500円

ヤマハ セロー250(2020モデル)が遂にFINAL EDITIONになって長い歴史に幕を閉じる。マウンテントレールバイクとして山をトコトコ走れる乗りやすいバイク

燃費が良く9.3Lのタンク容量がロングツーリング向き。ツーリング性能特化のツーリングセローもある

古いバイクは推測が入ります

ホンダ

XLR250R(1985)

エンジン馬力重量タンク容量
4ストローク空冷単気筒2812310

ホンダXLシリーズの後継機。派生モデルバハシリーズと共に1994年モデルまで生産。その後XRシリーズが引き継ぐ

途切れずに続くホンダオフロードバイクシリーズの一つ

1993年にはXLR200Rも発売した

AX-1(1987)

エンジン馬力重量タンク容量
4ストローク水冷単気筒291269.0

空冷が当たり前の時代に水冷エンジンを採用、フロント19インチ、リア16インチとオンロードを意識したモデル

デュアルパーパス系の初代とも言えるモデル

XLRバハ(1987)

エンジン馬力重量タンク容量
4ストローク空冷単気筒281249.0

XLR250Rの派生モデル。オフロードレース「バハ1000マイルレース」が名前の由来のバハ

大型二眼ヘッドライトは後に多くのバイクに採用される先進的なデザインだった。

XLRバハは1994年モデルで生産終了。XRバハに引き継がれる

XLR250バハ(1987)

エンジン馬力重量シート高
4ストローク水冷単気筒25馬力129790

ホンダが出したセロー対抗モデル。水冷エンジンは25馬力とセロー以上のパワーを持つ

フルサイズながらシート高790mmと誰にでも乗れる高さに、タンク容量9.3Lと強化版セローの様なスペック。本気仕様のオフロードバイクが多く、セローの様な誰でも扱えるモデルが望まれていた時期

カワサキ、スーパーシェルパと共に挑んだが、最後まで生き残ったのは言わずもがな…1995年モデルが最後

CRM250R(1994)

エンジン馬力重量シート高
2ストローク水冷単気筒40127895

ホンダ作る本気のオフロードバイク。1990年前半は2ストロークオフ車の全盛期

いわゆるエンデューロレース用マシンを公道走行可能にしたモデル。オフロードガチ系とセロー系とことこモデル両方で競争が激化していた時代

2ストロークは2000年の規制で消えてしまった。40馬力発揮するエンジンは魅力出来だが、20年以上経つので流石に入手するのも難しいし、保安部品の確保も難しい

XR250(1995)

エンジン馬力重量シート高
4ストローク空冷単気筒28128880

XLRシリーズの後継機、XRシリーズ。2008年のインジェクション化で生産終了するまで10年以上販売されたロングセラーモデル

派手さはないけど、欠点らしい欠点もない優等生モデル。2003年にはXR230という兄弟車も登場

更にモタードブームに伴って、2003年XR250モタードも発売した

平成仮面ライダーのバイクのベース車のほとんどがXR230と250だったりする

SL230(1997年)

エンジン馬力重量シート高
4ストローク空冷単気筒20115810

フルサイズオフロードよりワンサイズ細めのオフロードバイク

このエンジンは後にFTR、XL230、XR230、CB223Sに使われる。ラインナップの通りストリート系と呼ばれるネイキッドにブロックタイヤを履いたモデルに採用される。今でいうスクランブラー系

このSL230も市街地走行を軽快に走ることを意識したモデルらしい。00年代ホンダ250CCネイキッドの元祖みたいな存在

XR250モタード(2003)

エンジン馬力重量シート高
4ストローク空冷単気筒28134855

90年後半から始まったモタードブーム。D-TRACKERとスズキの250SBの二強に続いて発売

スペック的には特に変わらないが、前後17インチオンロードタイヤを履くことによってキビキビな走行が可能に

CRF250L(2012)

エンジン馬力/トルク(2020)重量シート高
4ストローク水冷単気筒24馬力/23N.m 144875(830)

XR250が生産終了した後、数年ぶりに登場。水冷化、及びABS化

林道走行だけでなく、公道走行も想定したエンジン。24馬力はセロー250と比べても高速走行に有利。一方で林道で走るには重すぎるとも…

通常モデルとローダウン仕様(830mm)を揃えている

セローが生産終了して、フルサイズ250CCオフロードバイクはこれが唯一となってしまった。CRF250Mというモタード版もある(現在は生産終了)

CRF250 RALLY

エンジン馬力/トルク重量シート高
4ストローク水冷単気筒24馬力/23N.m157895(830)

CRF250Lの派生モデルのアドベンチャーモデル。250CCとは思えない大柄な車体

ダカールラリーのレース用マシンをイメージした外観。ロングスクリーン、デュアルヘッドライトLED、ハンドルガード、10Lタンク容量など快適装備を追加した

CRF250Lと同じく通常モデルとローダウン仕様二つがある

157kgはオフロードバイクとしてみると重いが、アドベンチャーモデルとしてみると超軽量

国内オフロードの二台の内の一台

セロー250の生産が終了し、オフロードバイクはCRF250LとKLX230だけになってしまった。レブル250やCB250Rと共通のエンジンを使っているので、規制で消えることはしばらくなさそう

そしてグローバルモデルでもあるのでそう簡単に消えるとは思う…というか思いたい。モタード版のCRF250Mは生産終了してしまったので消えないとは断言できないのが辛い所

スズキ

RMX250S(1992)

エンジン馬力重量シート高
2ストローク水冷単気筒40133kg895mm

ホンダやカワサキのエンデューロレース用マシンの対抗モデル。40馬力の高い性能のエンジン

レース用をほぼそのまま公道用にしたので「公道エンデューロレーサー」とも言えるバイク

仮面ライダーアナザーアギトが乗るダークホッパーのベース車だったりする

1990年代はレース用ベースのガチオフ車とセロー系トコトコバイクの両方で競争が起きていた

ジェベル200(1993)

エンジン馬力重量タンク容量
4ストローク油冷単気筒20124kg13L

125、200、250CCジェベルシリーズの一台。デュアルパーパスモデル

1993年から2005年まで販売が続いたロングセラーモデル。いわゆるセロー系の乗りやすく扱いやすいバイク。タンク容量13Lとロングツーリング向き

追加装備を装備したDF200E(1997)という派生車種も発売したが、鳴かず飛ばずで数年で生産終了

DR250R(1995)

エンジン馬力重量タンク容量
4ストローク油冷単気筒31126kg10L

空冷エンジンから油冷エンジンにシフトしたバイク。スズキお得意の油冷エンジンは現在のジクサー250にも採用されて話題に

31馬力とハイパワーだが、いまいち人気が出ず。2000年に生産終了

ジェベル250XC(1996)

エンジン馬力重量タンク容量
4ストローク空冷単気筒31137kg17L

スズキが提案するデュアルパーパスモデル。今でいうアドベンチャー

大容量17Lのタンクはロングツーリング向き、10L以下が普通のオフロードバイクにおいてとてつもない容量。大型ヘッドライトと特徴な見た目から復活を望む声も少なくない

スズキのオフロードバイクの中ではロングセラーモデルとなり、2008年の生産終了まで実に10年以上販売が続いた

世界初のGPS機能を搭載したジェベル250GPS(1998)が追加されたり息の長いモデル

250SB(2002)

エンジン馬力/トルク重量シート高
4ストローク水冷単気筒29馬力/25Nm134kg865mm

90年後半から00年前半のモタードブームの中から生まれた一台

カワサキKLX250をベースとしたエンジン。つまりOEM。スズキ版D-TRACKERとなっている。ちなみにスズキ唯一の250CCモタードモデルらしい

4年間の販売と短命なモデルだけど、ある意味希少性の高いモデル

カワサキがスズキOEMのビッグスクーターを発売したり、何種類か互いのバイクのOEMが発売した

2010年代以降オフロードバイクなし

現在スズキはオフロードバイクを販売していない、というか2010年代に入って新型オフロードバイクを発売していない状態

もう完全にアドベンチャーモデルV-STROMシリーズに移行してしまったという印象。ジェベルの大容量タンクのオフ車というコンセプトはアドベンチャー向きなので仕方ないのかもしれない

カワサキ

KDX200SR(1989)

エンジン馬力重量シート高
2スト水冷単気筒35124885

エンデューロレース用モデルKDX200シリーズを公道走行可能にしたモデル。1989年に発売、水冷化。翌年にモデルチェンジで倒立フロントフォーク採用

1993年モデルまで販売、その後はボアアップしたKDX220SRが引き継ぐ

KDX250SR(1991)

エンジン馬力重量シート高
2スト水冷単気筒39136895

KDX200SRと同じく、エンデューロレース用モデルを公道走行可能にしたモデル

KDX200SRと併用販売されてる兄弟機。翌年にはフルモデルチェンジ、外観変更、軽量化。しかし、KDX220SRが登場、KLX250シリーズが登場などの勢いに押され、わずか数年で生産終了

KLX250SR(1993)

エンジン馬力重量シート高
4スト水冷単気筒30109885

「戦う4スト」の名を持つ…前のモデル

現在まで続くKLXシリーズ第一弾。他のカワサキオフロードと同じく、レース用を公道用にしたモデル

レースでも2ストが強い時代に4ストで勝負をするモデル。30馬力は2ストロークモデルより劣るが、高回転の伸びがよく、決して引けを取らない性能を発揮

現在のKLX230は空冷エンジン

KLE250アローネ(1993)

エンジン馬力乾燥重量タンク容量
4スト水冷二気筒3516012L

デュアルパーパスモデル、今でいうアドベンチャーモデル

並列二気筒エンジンはZZR250がベース、より低中速寄りに。シート高も805mmと良心的な高さ

2020年現在、だいぶ死語化してるデュアルパーパス。言葉の通り2つの目的を楽しめるモデル。オンオフ行ける万能型。ただし2000年代とは違い、あくまでオフロードバイクの延長

スーパーシェルパ(1997)

エンジン馬力乾燥重量シート高
4スト空冷単気筒26107810

カワサキが作ったトレールバイク、セロー対抗モデル

KLX250のエンジンベース、空冷化することで軽量に。26馬力はハイパワーセローという立ち位置

1990年代は高性能化するオフロードに対して、セローの様な乗りやすいモデルを各社出していた。結局生き残ったのは言わずもがな…

現在でもたまに見るくらい隠れファンが多い印象。2008年の規制強化のタイミングで生産終了

D-TRACKER(1998)

エンジン馬力重量シート高
4スト水冷単気筒30133865

KLX250の派生モデル

90年後半のオンオフ混合レースの中で生まれた一台。オンロードタイヤを履くことで、軽量な車体とハンドルキレ角と相まってキビキビと走れるスタイルに

2016年にFINAL EDITIONが発売され、国内モタードはラインナップから消えてしまった

KLX230

エンジン馬力/トルク重量シート高
230CC空冷単気筒19馬力/19Nm134885

現行KLXシリーズ。KLX250から数年ぶりの発売

水冷エンジンから空冷エンジンに。250CCから230CCに。性能的には低下したけど軽量な車体は維持。CRF250L(144kg)より10kg軽い

セロー250やCRF250Lと比較して、一番林道を本気で走れるバイクという評価。価格も495000円とリーズナブル

欠点は他社と比べると高い足つき。やたらデカいヘッドライトのデザインは好みが分かれる

最も新しいオフロードバイク

2019年にKLX230が発売されて、現状最も新しいオフロードバイクとなっている。そしてセロー250の生産が終了することになり、販売されてる2台の内の一台になった

ヤマハ

SEROW225

エンジン馬力/トルク重量シート高
空冷4スト空冷単気筒20馬力/18.6Nm111810

初代セロー。最初は225CCモデルとして登場。レーサーレプリカブームの中に平凡過ぎるくらい平凡なスペック

でも、日常から林道までの扱いやすさは既に初代から支持されていた

TW200

エンジン馬力/トルク重量シート高
空冷4スト単気筒16馬力/15.7Nm126790

TW200は1987年に発売した「元はオフロードバイク」。というのも後にモデルチェンジしてTW225になるが、ジャンルとしてはストリートバイクと呼ばれているから

大き目のブロックタイヤを履いてオンオフ行ける性能は、今でいうスクランブラー系

TDR250(1988)

エンジン馬力乾燥重量シート高
2スト水冷直列エンジン45133820

2ストエンジンのデュアルパーパスモデルという異色のモデル。45馬力発揮するエンジンはどちらかというとオンロード向け

1世代だけで生産終了したのは、オンオフどっちつかずだからなのか、フルカウル全盛期だからなのか…

TT250Rレイド(1993)

エンジン馬力乾燥重量シート高
4スト空冷単気筒30113895

XT250T(1983)から長い沈黙経て登場した4ストロークエンジンのオフ車

再始動が容易なセルフスターター、ケーブルレス液晶メーター、高い性能とオフロード性能を有した足回り

それに反して大きなモデルチェンジもせず、2000年に生産終了

DT230ランツァ(1997)

エンジン馬力重量シート高
2スト水冷単気筒40130865

もう最近のバイクのデザインって感じ。こう見るとオフロードバイクのデザインは大昔に既に完成されてる

230CC2ストロークエンジン、CRM250AR(ホンダ)と共に最後の公道走行可能な2ストロークオフロードバイクとなった

他社の過激な2ストのイメージと真逆の乗りやすいオフロードバイク。多少低いシート高、液晶デジタル、セルフスターターなどの快適装備を持つ

2スト版セローとも呼ばれたが、排ガス規制の為に2年で生産終了

トリッカー(2004)

エンジン馬力/トルク重量シート高
4スト空冷単気筒21馬力/21Nm120790

セローと同じく現行バイクがFINAL EDITIONになったバイク。いわゆるトライアルバイク。コンセプトは「フリーライドプレイバイク」

超軽量な重量、超細身の車体、低い足つき性でオンオフ場所を選ばない万能バイク。ぱっと見125CCのバイクにしか見えない

欠点は6Lしかないタンク容量。現在では7Lになってるが、それでも心もとない容量

WR250R(2007)

エンジン馬力/トルク重量シート高
4スト水冷単気筒31馬力/24Nm135895

最早伝説のバイク。「オフロード版YZF-R1」を目指したバイク

31馬力は当時の二気筒NINJA250Rと同等の性能。軽量な車体と馬力で、クラスを超えた加速性能を発揮する

アルミフレーム、チタン製吸気バルブ、Φ46mmサスとモノショックリアサスなど、贅沢すぎる装備。ちなみに250CCの中では珍しくハイオクエンジン指定

このバイクを林道で扱うには高い技術力が試される。2017年モデルで生産終了

本当に生産終了

フルLED化したばかりのセロー250、排ガス規制に対応して復活を期待したい所だけど…

ヤマハ社長曰く、今の売り上げで日本専売モデルを続けるのは難しいらしい

グローバルモデルの新型を期待するなら、250CCアドベンチャーモデルになると予想。これでまた一つオフロードバイクが消え、CRF250LとKLX230だけになってしまった…

セローの魅力が詰まった本が出ました